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Anly@EX THEATER ROPPONGI
2022年12月1日(木)
六本木EXシアターで、Anly。”Loop Around the World”~Track4/QUARTER TOUR~ 第11公演。
ひとりでEX シアターの大きなステージに立ち、ループペダルを操りながらギターを弾き、叩き、バンドがいるような厚みある音をそこで作り、歌い、ラップもするAnly。そのミュージャンシップの高さといったら!
しかもパッションで突き進むのではなく、抑制を効かせ、声と音の強弱を冷静にコントロールしながら観客たちを曲の世界にグッと入り込ませる。ひとりきりのライブでは過去最大のステージでありながら、余裕すら感じさせるのも凄い。正真正銘のライブアーティストだなと観る度に思うけど、昨夜もまた強く思った。
伸びやかで透明感のあるヴォーカル始め彼女の魅力はいろいろあるけど、まずはギターの弾き姿がシュッとしていてカッコイイっていうのは大きいよな。そう、Anlyはカッコイイ(KAKKOII)のだ。
その「カッコイイ」の理由を自分なりに考えてみるに…。沖縄の離島・伊江島出身故の純粋さ・あたたかみ・親しみが根底にありながらも、混沌の街・東京を拠点に、ひたすらツアーを重ねることによって歌を伝えていく、そのインディー・アーティスト的というか、どこか孤高とも感じられる凛とした姿勢が彼女のかっこよさに繋がっているんじゃないかと。
今回のライブもEXシアターというそれなりの大ステージだというのに過去の代表曲を散りばめて盛り上げるということをせず、ニューアルバム『QUARTER』の曲を次々に、1曲1曲に集中して演奏し続ける。観客の聴きたがろう曲よりも、今の自分の思いを込めた新アルバム曲でライブを構成するという、その意思の貫きにも孤高的なかっこよさがうかがえた。
ひとりのステージの作り方に加え、ラップも彼女の攻め要素に加わり、それ自体もスキルアップ。進化の速度著しいAnly、まだ25歳。そろそろまたじっくり話を聞いてみたいものだ。
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