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Furui Riho@ビルボードライブ東京

2024年10月19日(土)

ビルボードライブ東京で、Furui Riho(2ndショー)。

6月のEX THEATER ROPPONGI公演で開催が発表された初めてのビルボードライブ公演。場所柄、いつものライブよりも観客の年齢層が高く、始まる前から落ち着いた雰囲気が漂っていた。この会場でFurui Rihoはどんなショーを見せるのか。

バンドはいつものメンバーたちで、まあちゃんと呼ばれている妹もコーラス参加。いつもと違うのは、今回は全編プリセット音なしの完全生演奏ということだ。リーダーでもあるハナブサユウキはPC類を持ち込まず、グランドピアノを優雅に弾く。男性メンバーたちはみんな黒のジャケットで揃え、そのようにルックの面でも大人の雰囲気を醸し出していた。

1階の正面に寄った席だったこともあるだろうが、音の響きが非常によかった。わけてもグランドピアノの音が美しく聞こえた。けっこう長い期間一緒にやってきただけのことはあるメンバーたちの息の合い方、そのアンサンブルも素晴らしく、よってFurui Rihoの豊かな歌唱表現力がいつにも増して際立っていた。パワフルさが求められる場面ではパワフルに、繊細な表現をすべきところでは繊細に。その抑揚がいつも以上に効いているように感じられた。

ビルボードライブでの全編生演奏ライブ。ということで、大半の曲のアレンジが大きく変わり、「大人の」ライブ感が前面に。Furui Rihoの衣装も、椅子を多く活用しての動きも、この日ならではのものだった。

特別な公演ということもあって、インコグニートのカヴァーをやったりもし、それがまた極上のグルーブだった(1stショーでは別の曲を選んだと言っていたが、何をカヴァーしたのだろうか)。

MCでは、自然な感じで観客に話しかけたり、ソロをプレイするメンバーを選ばせたり。歌唱表現の進化のみならず、そうした滑らかなステージ運びにも大きな成長が感じとれた。

いやほんと、彼女がこんなにもビルボードライブ映えするシンガーだったとは!    恐らくこの公演がこれからの彼女自身にもたらすものは相当大きいはず。この日発表された来年のゼップ公演も今から楽しみだ。

↑ 過去に観たFurui Rihoのワンマンライブの感想はこちらに。

↑ 新曲「言えないわ」MV

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