否定しないで受け入れる
一人暮らしをしている90歳を過ぎた義父が、やっぱり腰が痛いので病院に入院すると言いだしました。
入院出来るかどうかはわからないけれど、とりあえず、訪問診療の先生にお願いして、前回入院した病院と違う大学病院の整形外科の予約を取って頂きました。
たぶん腰が痛いだけでは手術にでもならない限り大学病院には入院は出来ないだろうなと思いつつ、義父の気持ちを汲んで、診察当日、義父が自分で準備した入院セットの荷物を預かりました。
それから、腰が痛いので今日は車椅子で病院に行くけれど、車椅子をずっと使うと歩けなくなるから、入院中に使うため愛用のシルバーカーも持って行くという。
入院するかもわからないのに大荷物になってしまうなと思いましたが、とりあえず義父のいう通りにしてあげました。
予約していた、デイサービスでお世話になっている送迎車が到着🚐
顔馴染みの送迎の方が、
「車椅子を押しながらシルバーカーを病院の中で持って歩くのはお嫁さんが大変だから、とりあえず車の中で預かって置きましょうか?入院することになったら後から届けたり出来ますし」と言ってくださり、有り難くお願いすることにしました。
義父の不安を取り除くために、ここまでは義父の言うことを全て受け入れ、自分の考えを入れずに動くことが出来ました。
私も成長したなぁ、昔の私ならイライラしていたけれどと悦に入っていました。
ところが、そこからトイレ地獄が始まるのです。
整形外科の診察を待っている間に、緊張してるのか30分に一回ぐらい「ちょっとトイレに行きたいんですが、、」と言いだすのです。
(義父はもともと頻尿です)
そろそろ診察で名前呼ばれそうなのになと思いながら、自然現象なので仕方なくトイレの前まで車椅子を押して行く。
案の定、トイレに入った瞬間、診察番号と名前が声高々にアナウンスされたのでした。
マズイ。。仕方なく、私だけ診察室に駆け込み、事情を話すと、
「じゃあ、順番をこの次に変えますね」と先生は言って下さったのですが、その後、待てど暮らせど名前は呼ばれない😔
そして、また義父に「あ、あのト、トイレにちょっと」
と言われてしまい、完全なるトイレ地獄に陥り、成長したはずの私は、またイライラし始めるのでした。
大学病院は患者さんが多く、ただでさえ待ち時間が長いのに。。
もしかして、一番最後に回されちゃったかも、、朝イチで病院に来たのに診察待つだけでお昼過ぎになってしまう、、と思い、もう待てないと実力行使に出ました。
前の患者さんが診察室から出てきたところをスライディングして入り込み、「あ、あのすみません、先ほどトイレに行っていた○○○番の者ですが、次、診て頂けますでしょうか🙏💦」とお願いしたら、先生も思い出したようで
「あ〜、じゃあ次どうぞ」と言われ、やっと診察室の中に入ることが出来ました(汗)
その後、CTを取る前に一回、レントゲンを取る前に1回、トイレに行きたいというので連れて行きました。
そして、再度診察室に呼ばれると、先生に
「背骨(胸椎と腰椎)が圧迫骨折してます。手術しますか?それともコルセットしますか?」
と無駄のない説明を受けました。
あ〜やっぱり骨折してるから痛かったのよね😰義父は何回か圧迫骨折してるのです。骨粗鬆症なので骨がもうボロボロになっているようです。
(皆さんも、今のうちにカルシウムをたくさん取って丈夫な骨を作っておきましょう🦴✨)
手術はしたくないということで、コルセットを作るため石膏による身体形状の型取りを行いました。
型取りが終わるや否や技師さんの説明も聞かず、またトイレへ行きたいと言って駆け込む🧑🦽
長〜い1日を終えて、私も悟りの境地に達し、薬局と会計を済ませた後、「トイレ行きますか?」と私から義父に聞いたら、「今は大丈夫」と言われました。
次の義父の診察日の付き添いは、夫に仕事を休んでもらって行ってもらいます😜
私の心の修行はまだまだ続きそう🚃
最後まで読んでくださりありがとうございました😊
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