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美術館で見た絵画の景色が目の前にある

元小学校教師、2020年4月から教育系YouTuber &freelance teacherのじゅんじゅんです。
(2024年4月から一旦現場を離れ、🇯🇵🇩🇪の2拠点生活してます)

12月初旬から今年度2度目のドイツ入りをして、はや2ヶ月以上経ちました。

まるで絵画のような、辺り一面ぶどう畑の中にポツンと教会が


日本とはまたひと味違う、吸い込まれるような夏の空の色、冬のグレー一色の景色を毎日眺めながら感じることは、「この景色、どこかで見たことある」という思いでした。

これまで日本の美術館で、海外の古今東西のアーティストの作品を見るチャンスが
ありました。
なぜか私はそれなりの値段を払っているにも関わらず、しばらく館内を見ているうちに、副交感神経がやたらと優位になり、中盤で眠気がピークになり、空いてるベンチで一度睡魔が通り過ぎるのを待つ・・・という時間が必要でした。

眠気と闘いながら「ボーッ」と眺める、日本ではない西洋のどこかの自然を描いた絵画が、
私は特に好きでした。

作者も、歴史的背景もあまり・・・というかハッキリ言って興味がなく、ただ、自分にとって心地良い絵を探すのが楽しみでした。

こんな副交感神経絶好調👍、丸腰、無防備状態で眺めていた絵画の数々が、きっと私の心の深いところに入り込んでいたのでしょう。

今回、ここドイツに来て、縁もゆかりもないこの国の景色の中にいるだけで、それこそ冷たい空気を鼻からグイグイ吸い込む👃だけで、とてもとても幸せな気持ちになれるのです。

日本で当たり前に見ていた太陽は、冬のドイツでは貴重そのもの。
天気予報では「曇り」だったのに、偶然見せてくれた青空に思わず笑顔になってしまうのも、
これまでの自分にはなかった出来事でした。

副交感神経優位の油断しまくっていたあの瞬間に、私の脳に入り込んでいた絵画の舞台が、目の前にある幸せを大切に味わいながら残りの🇩🇪生活を過ごしていきます。

毎日の散歩道


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