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何のために、人の期待に応えるの?
今日はデートの日。
マッチングアプリで知り合った人と会ってみた。
今朝、体が重くて起きるのしんどいなーって感じた。
昨日の夜、お向かいの部屋の子がずっと歌を歌っていて、気になって眠れなかった。
最近夜になっても頭が覚めて眠れないから、歌声のせいだけでもないけれど。
うるさいなあってイライラしていた。
でも、「静かにしてください」って言えなかった。
「自分もうるさい時あるだろうしなぁ」「でも、深夜はやめて欲しい・・・」
ぐるぐる、ぐるぐる。
言えない自分にイライラ。
耳栓して、静かに音楽かけた。
気持ちが落ち着いてきてやっと眠れた。
今度会ったとき、それとなくお願いしてみよう・・・。
朝になって目が覚めると、大雨ざあざあ。
この中を駅まで歩いて行ったらずぶ濡れだなぁ。
てか、体が重い。
まだ起きたくない。
ギャラリーに行くのはパスして、遅れて行こう・・・。
お相手に連絡する。
「1時間遅れるから、先にギャラリー行っといてください」
ドタキャンしてもいいよって言ってくれるような人で、
わたしの気持ちも大きくなってる。
ゆっくりペースで準備して出た。
ギャラリーの出口で合流して、本来行く予定だった小さな美術館に行った。
できるだけ相手のことは気にしないで、
自分のペースに集中する。
わたしは安心できているかな?
楽しめてるかな?
我ながら最低だなって時々過る。
最低でいいんだよって自分に言う。
普段開放されていない建物が見学できるようになっていたので、
そちらも見て、
お昼ご飯食べようかってなった。
わたしは自分に聞いてみる。
「どうする?行ってもいいし、帰ってもいいよ。どちらでもご自由に。」
「ご飯食べたら帰るにする。」
「おっけーい」
相手の都合気にしない。
ざわざわしながら、自分と決める。
お昼ご飯代、お相手さんが出してくれた。
アプリのプロフィールで、初回のデート費用の欄に「男性持ち」を選択していたのはわたしなんだけれども。
ご馳走されたい願望があったもので。
「あなたにはその価値がある」
って言われているような感じするなって。
でもいざご馳走してもらうと、すごいざわざわしたな。
思わず「出しますよ!」って言いそうになった。
ご飯食べて、駅で別れた。
2時間半くらいだったんだけれど、家に帰るとバタンきう。
つーかーれーたー。
自分のペースで居るようにしたけれど、
やっぱりそれなりに緊張するし。
罪悪感が出てきて、自分でしんどくなったりする。
待ち合わせ遅らせたり、
おごってもらったり、
ほんまに良かったんかなーって思うとぐるぐるしてくる。
「わたしは相手の期待に応えられたのかなぁ」
そればかり考えている。
わたしの癖、出てきている。
自分を優先したことで、相手に失礼したんじゃないか。
不愉快な思いさせたんじゃないか。
傷つけたんじゃ無いだろうか。
どんどん、どんどん、嫌な気持ちになって来る。
自分が嫌いになってくる。
ふと、相手からのメッセージを読むと、相手が怒っているような気がしてきた。
「わたし、なんかやっちゃったかなあ?」
ぼーーーっとしながら、
自分がどうしたいのかを確認する。
「怒ってるのか聞いてみたら」
ということになって、聞いてみた。
返事は・・・
「全く怒ってないですよ」
ふおー。
わたしの妄想だったんだな。
この瞬間、今までわたしは妄想で決めつけてきたこと沢山あったんだろうなぁと確信した。
「あーあ、ばかだなぁ。」
「わたしは今まで、どれだけ独り相撲やってきたんやろう。」
今まで自分から相手の気持ちをストレートに確認することって無かったなぁ。
勝手に相手の感情決めて、そうだと思い込んで拗ねることが多かった。
ネガティブな感情に触れることが怖いと思っていた。
でも、怒りも、悲しみも、悔しさも、
触れて味わって、知っていけばいいじゃないか。
慣れていけばいいじゃないか。
「まーた独り相撲とっちゃった。」
ガビン。ってなったけど。
率直に聞いてみたのは良かったんじゃないでしょか。
自分を優先することの罪悪感。
相手の期待に応えようとする癖。
自分の中から炙り出される。
本当にしたいことと、それを拒もうとする自分。
わたしは何のために、人の期待に応えなくてはと思うんだろう。
悪い子だって言われたくない。
良い子だねって言われたい。
誉めて欲しい、認めて欲しい。
100パーセント受け入れられたい。
その欲求を他人に向けているんだよね。
子どもの頃は親に対して。
それも当然。
自分の存在価値を認めて欲しい。
本当は、自分自身にしか求めてない。
今のわたしはそれに応えることができるはず。
だから、ここは声を大にして。
自分を優先したわたしに100点。
自分の気持ちに素直になったわたしに100点。
自分の気持ちを言葉に出来たわたしに100点。
人の期待に応える必要は1mmも無い。
自分の期待に応えることだけ、それだけでいい。