マルタのおすすめホテル・一斉レビュー
前回、マルタのリゾート地ブジッバについての記事を書き、その中で私が滞在したリゾートホテルを紹介させていただきました。
4つ星のいいホテルだったけど、シーズンオフの冬に滞在したら、破格の料金で宿泊することができたという話です。
マルタにはこのようなリゾートホテルから安宿、歴史的家屋をリノベーションした宿泊施設まで、あらゆるカテゴリーのホテルが充実しています。
小さな国ながら、さすが観光大国です(笑)
今回は、私が実際に宿泊してみてよかったマルタ各地のホテルを紹介したいと思います。
マルタへのバカンスを考えている人にとって、参考になればと思います。
ザ・ストランドホテル(スリーマ)
海に面した、マルタ随一の繁華街スリーマ。
多くの旅行者が、一度は足を運ぶエリアかと思います。
そんなスリーマのベイエリア、賑やかな通りに建つホテルが、「ザ・ストランドホテル(115 The Strand Hotel by NEU Collective)」です。
比較的新しいホテルのようで、フロントも客室もとても清潔。
朝食は最上階のダイニングでいただきますが、ここのバルコニーからの眺めが最高。
眼下にベイエリアが見下ろせます。
感心したのは、ホテルのセキュリティが最新システムを取り入れ、とてもしっかりしていることです。
チェックアウト後にフロントで荷物を預かってもらうことができますが、その際もちゃんと施錠された部屋に保管してくれました。
ちなみに、1階にイタリアンレストランが入っていますが、チェックイン時にレストランの割引クーポンをもらえます。
ホテル・カスティーユ(バレッタ)
首都バレッタには、歴史ある建物を利用した由緒あるホテルが点在しています。
そんな中、旅人を魅了するクラシカルなオーベルジュ風ホテルが城壁の外に建っています。
「ホテル・カスティーユ」です。
ホテル・カスティーユは、バレッタ・メインゲートを右手側に迂回し、徒歩5分くらいで到着します。
重厚な石造りのフロントは、中世貴族の邸宅のようです。
こういうホテルに泊まっていると、中世の街に来たんだなと感慨深くなります。
ホテルの朝食会場は屋上になりますが、ここからの眺めがまた素晴らしい。
バレッタ旧市街とグランドハーバーの大パノラマが見渡せます。
ホテルからはバレッタ散策はもちろん、バスターミナルも至近なので、ちょっと遠出をするにも便利な立地です。
ザ・バロウ・ゲストハウス(タルシーン)
都市部やリゾートホテルではなく、静かな街の落ち着いた宿に滞在したいという人におすすめしたいホテルがあります。
しかも、15世紀のファームハウスを改装した宿なので、ムードも満点。
宿の名は「ザ・バロウ・ゲストハウス」
所在地はタルシーン。
巨石神殿群の一つ、「タルシーン神殿」がある町です。
歴史を感じる重厚な館で、全体が落ち着いたトーンです。
中世にタイムスリップしたかのような、現世と隔たれた世界に来たかのような気分にさせられます。
なお、タルシーンまではバレッタからバス#81~85、88で20分程度です。
タルシーンは閑静な住宅地です。
タルシーン神殿がある以外は、地元の人が行き来するだけで何もありません。
都会の喧騒を離れてゆっくりしたい人にはぴったりです。
難点は、近くには飲食店もほとんどないということです。
私は夕食時は、隣町のパオラまで出掛けて行きました。
コルヌコピアホテル(ゴゾ島・シャーラ)
最後は、姉妹島ゴゾの素敵なホテル。
ゴゾのカントリーサイド・シャーラの村の由緒あるホテル「コルヌコピア」です。
私の大好きなホテルで、ゴゾへ行くときはほぼこのホテルと決めています(笑)
コルヌコピアも、古いファームハウスを改装したホテルです。
あちこちに、元農家だった名残が見てとれます。
ホテル全域の敷地が広く、大きな農家だったことが伺えます。
シャーラの村ののどかな雰囲気も相まって、開放的で居心地のいいホテルです。
シャーラまでのアクセスは、ゴゾ・州都ビクトリアからバス#307で10分くらいです。
マルタではあちこちのエリアに滞在し、多くのホテルを訪れて来ましたが、以前宿泊したホテルの中には、既に閉館してしまったところもありました。
時の流れを感じるとともに、ホテル業界の浮き沈みの激しさを痛感します。
閉館に追い込まれたホテルの中には、コロナが痛手となったところもあったでしょう。
一方で、新たにオープンしたり、経営者を変えてリニューアルしたホテルもあるはずです。
今この瞬間にも、素敵な新ホテルが誕生しているかもしれません。
マルタのホテルは多種多様でどこも個性的。
ぜひ自分だけのお気に入りを見つけてみてください。