まるで空島?!メキシコのマヤ遺跡「チチェン・イツァ」
世界遺産の中には、古代都市の姿をそのまま留めたような、壮大な遺跡がいくつか存在しています。
日本人にも人気の高い、アンコール・ワットがその一例ですね。
このような遺跡は、中南米に多く存在しているようです。
マヤ、アステカ、インカと中南米には高度な文明が発達しましたが、これらの遺跡はミステリアスで保存状態もよく、現代人を強く惹き付けるものがあります。
今回は私が以前に訪れた、メキシコのマヤ遺跡「チチェン・イツァ」についてお話したいと思います。
チチェン・イツァの都市一帯は、ワンピースの「空島」を思わせるような広大かつ不思議なパワーを感じる空間で、見学するだけでとてもワクワクします。
遠くでもいいから冒険気分の旅行がしたいという人にもおすすめしたい遺跡です(笑)
チチェン・イツァへのアクセス
チチェン・イツァの所在地は、カリブ海側のユカタン半島です。
ユカタン半島のジャングルの中で発見されたマヤ遺跡の一つになります。
ユカタンのリゾート地・カンクンから、バスで4時間半で訪れることができます。
私も、カンクン旅行の際にチチェン・イツァまで足を伸ばしました。
カンクンからは、直通バスADOが運行しています。
ちなみに、メキシコで長距離バスに乗るときは、安全のため1等または特等バスを利用することをおすすめします。
安全と効率を重視する場合は、カンクンからオプショナルツアーを利用するのも手です。
古代都市チチェン・イツァ
チチェン・イツァは、6世紀のマヤ古典期に発展した「旧チチェン・イツァ」と、10世紀のトルテカ文化と融合した「新チチェン・イツァ」とに分類されます。
北部が新チチェン、南部が旧チチェンとなりますが、遺跡を見てもどう新と旧なのか区別がつきません(笑)
エルカスティージョ、戦士の神殿、球戯場等が新チチェン、天文台等が旧チチェンに属するようです。
では、チチェン・イツァの遺跡を写真で見ていきましょう。
壮大な遺跡の敷地を歩いていると、湧き上がるような古代のパワーを感じました。
ククルカン神殿ことエルカスティージョは、マヤの暦を象徴していると言われています。
球戯場、戦士の神殿など多くの遺跡は、儀式のために造られたものだったことがわかります。
マヤ文明が、いかに高度で神秘的だったかが窺い知ることができる場所です。
遺跡見学に最適!マヤランドホテル
チチェン・イツァに1泊するなら、おすすめなのが遺跡に隣接する高級ホテル「マヤランドホテル」です。
広大なホテルの敷地には、レストラン、プール、スパ等が完備され、遺跡見学のあとは存分にホテルステイを楽しむことができます。
アールデコ調のホテルの建物はとても開放的で、ジャングルの中を吹き抜ける爽やかな風を感じられます。
特筆すべきはその距離感で、敷地からは遺跡の天文台が臨めます。
古代のパワースポットに滞在できるようなホテルは、世界中探しても希少な宿泊施設ではないでしょうか。
ちなみに、以前はホテルの敷地から遺跡に入れる直通のゲートがありましたが、コロナ以降閉鎖されたようです。
……この時のメキシコ旅行は、カンクンを拠点に近郊のチチェン・イツァと、人気のプチリゾート・プラヤデルカルメンを1週間ほどかけて周遊しました。
メキシコの貴重な文化遺産と美しい景色が堪能でき、とても楽しく充実した旅行となりました。
そう、ある一つの残念な事件を除いては……
そしてその事件とは、ここチチェン・イツァの地で起こった可能性が高いのです。
次回は、その「事件」について詳しくお話していきたいと思います。