【クリスマスシーズンのヨーロッパ】アルザス・リボーヴィレのとてもユニークなクリスマスマーケット
ヨーロッパのクリスマスマーケットって、国や地域によって本当にカラーがさまざまだなと思います。
似たような店舗を出して、似たような商品を扱っていても、見比べてみるとそれぞれ個性があるんですよね。
今回はそんなヨーロッパのクリスマスマーケットの中でも、とびきり個性的でユニークなマーケットを紹介したいと思います。
それはなんと、中世クリスマスマーケット!
文字通り中世世界を再現したクリスマスマーケットで、中世風の店舗を出し、スタッフもみな中世のコスプレをしています。
そんなクリスマスマーケットを物色しながら歩いていると、気分はまるでRPG世界の冒険者です。
アルザスの村リボーヴィレ
そんな世にも珍しいクリスマスマーケットが見られるのは、アルザス州の小さな村「リボーヴィレ」。
前回記事でお話した、コルマールの近郊の村の一つです。
コルマールからは#106,#109のバス、またはクリスマスシーズン限定のシャトルバス「NAVETTE DE NOEL」で行くことができます。
クリスマスシャトルについて
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クリスマスマーケット開催日にリボーヴィレを訪れると、小さな村はすごい人だかりです。
リボーヴィレの中世クリスマスマーケット
そんな人の間を掻き分けてクリスマスマーケットを覗いてみると、一風変わった店舗が軒を並べています。
村に入った途端、そのユニークなマーケットの数々と、人の多さに圧倒されました。
リボーヴィレのアトラクションの数々
リボーヴィレの村は、アルザスらしい木組みの家が並ぶかわいらしい村です。
日が暮れ始めた頃、メイン通りに突然奇妙な行列が現われました。
なんと、ガチョウの群れを連れた中世衣装の男です!
この行列に、何の意味があったのかはわかりません……。
クリスマスマーケットと同時に、村ではアトラクションも出ています。
圧巻だったのは、中世のものを再現した巨大圧搾機です。
その機械でリンゴを絞り、アップルジュースを作って売っていました。
気が付くと辺りはすっかり日が暮れ、村が幻想的にライトアップされていました。
そして、クリスマスマーケットも佳境に入ったころでしょうか?
村の一角にたくさんの人だかりができていて、軽快な音楽が流れていました。
人だかりの中心で、何か催しが行われているようです。
人込みを掻き分けながら近づいてみると……
しかもちゃんと中世の衣装を身に着け、中世風の音楽に合わせてのスペクタクルダンス!
観衆の歓声を受けながら、その踊りはますますヒートアップします!
炎のパフォーマンスが終了し、観衆が解散すると、いよいよクリスマスマーケットもお開きということのようです。
もともとのリボーヴィレの中世風の町並みも手伝って、本当にしばし中世の世界にタイムスリップしたかのような気分を味わえました。
こんなにワクワクするイベントなら、小さな村に溢れんばかりの観光客が集まるのも納得できます。
ただ、このリボーヴィレの中世クリスマスマーケット、開催日は非常に限定的で、毎年12月のそれぞれ第1、第2の土日のみです。
つまり2023年は、12/2、12/3、12/9、12/10の開催ということになります。
この時期にアルザスを訪れたら、ぜひリボーヴィレに立ち寄って、中世気分を堪能してみてください。
……そしてこの中世クリスマスマーケットですが、お隣ドイツのある街でも開催されています。
次回は、それについて取り上げたいと思います。
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