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【年末年始の旅行プラン】航空料金高騰のご時世にヨーロッパへ安く行く方法を検証する
私はクリスマスシーズンのヨーロッパが大好きです。
ここ数年はコロナや円安の影響で行けないことが多かったですが、今年こそ年末のヨーロッパへ行くべく、計画を練っているところです。
その際ネックになるのが航空券。
ご存知の通り、近年燃油高のせいもあって、航空券は高騰を続けています。
特に長距離便となるヨーロッパ路線は、燃油代がバカにならない。
ちなみに12月以降燃油代は少し値下がりする予定ですが、年末の旅行のチケットとなると、もうちょっと早く購入したいところです。
そこで今回は、ヨーロッパ行き航空券を安く購入する方法について検証したいと思います。
安い航空券なら中国系キャリア?
一般的にヨーロッパ路線の航空券において、日系または欧州系キャリアのそれは高額です。
一昔前は中東系キャリアが安かったのですが、コロナ以降はそうでもありません。
日系・欧州系よりは多少安いですが、時間がかかることを考えると、そこまでのメリットはもうないかもしれません。
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中東系はサービスもよく、一昔前まではヨーロッパ便を安く飛ばしていたのだが…
では、今安いチケットが取れるキャリアはどこか?
それはズバリ、中国系です。
現在日本に乗り入れている主な中国系キャリアは次の通りです。
中国国際航空(ハブ空港:北京・成都・上海)
中国東方航空(ハブ空港:上海)
中国南方航空(ハブ空港:広州・北京・上海)
これらのキャリアは、アジア、欧州方面に多くの路線を持っています。
場合によってはLCCより安いので、日本人でも多くの乗客が利用しています。
では、具体的にどのくらい安いのか?
そこで試しに、検索サイトで東京~パリ行きのチケットを検索し、キャリアによる値段を比較してみました。
Skyscanner使用、12月の最安値の日付を拾って検索すると、下記の通りとなりました(検索日:11/17)。
日程は12/6ー12/10。
料金は全て燃油・諸税込です。
中国東方航空 ¥97,743~
中国国際航空 ¥114,238~
エティハド航空 ¥11,8370~
エミレーツ航空 ¥138,940~
エールフランス ¥150,390~(直行便)
ルフトハンザドイツ航空 ¥186,474~
全日空 ¥189,918~(直行便)
日本航空 ¥208,140~(直行便)
このように、直行便というメリットはあるものの、やはり日系・欧州系は高額です。
最安の中国東方航空と比べると、6~11万程の差額になります。
中間が中東系といったところでしょうか?
フライトに10万も余計にかかるなら、その差額はグルメやお土産代に回したいというのが正直なところですよね。
中国系キャリアのメリット・デメリット
そうは言っても中国系はなんか不安…
フライトの失敗で、大事な旅行が台無しになったらどうしよう😱💧
実は私も中国系キャリアには乗ったことがないのでレポートはできないのですが、今回ネットのレビューや搭乗記等を洗い出し、それらの評判について探ってみました。
するとそれぞれ上記中国系3社に関する評判は、良い点も悪い点も共通している感がありました。
では、それらのネットに溢れていた中国系キャリアに対する評判を、良い点・悪い点に分けてまとめてみたいと思います。
《良い点》
とにかくコスパが良い
機内食が美味しい
CAは愛想が良い
コロナ以降サービスが良くなった
ロシア上空を飛べる
《悪い点》
遅延が多い
(遅延に伴ってか)乗り継ぎ損ないやロスバケがよくある
チェックインカウンターはめちゃくちゃ混んでいて待たされる
機内エンタメが日本語対応してない
路線によっては機材が古い
あくまでネットの声を拾った上での感想ですが、個人的には思ったほど悪くないなというのが率直な印象です。
特にロシア上空を飛べるというのは、中国系ならではのメリットです。
それにより、飛行時間の短縮にも繋がります。
最も気になるのは、遅延が多いことでしょうか。
利用者の声によると、2時間くらい遅れることも珍しくないとのこと。
こればかりは、安さと引き換えにできません。
中国系キャリアを利用する場合は、チェックインの際は早めに空港に到着し、乗り継ぎ時間に充分余裕がある便を選んだ方がよさそうです。
韓国発着便を活用しよう
前からある長距離便チケットを安く購入する裏技で、韓国・ソウル発着便を取るというのがあります。
以前ほどのお得感はなくなったかなという感じですが、この燃油高にも関わらず、ヨーロッパ路線は日本発着よりだいぶ安く取ることができます。
上記と同じ12/6ー12/10のパリ行き航空券を、ソウル発着で検索してみます。
同じくSkyscanner調べ、検索日は11/17です。
中国東方航空 ¥75,887~
中国国際航空 ¥100,104~
エティハド航空 ¥86,384~
エミレーツ航空 ¥117,571~
エールフランス ¥90,415~(直行便)
ルフトハンザドイツ航空 ¥96,400~
大韓航空 ¥112,391~(直行便)
ご覧の通り、どのキャリアも日本発着より安くなっていることがわかります。
最安の中国東方航空で2万円、直行便のエールフランスで6万円、日本航空と大韓航空では10万円近くもの差があります。
もちろん日本からソウルまでの航空券を別途手配しなくてはなりませんが、日本~ソウル間はLCCを利用すれば2万台~です。
キャリアによっては、日本からの航空券を差し引いても、ソウル発着の方がお得ということになります。
時間のある人、ついでにソウル観光を楽しみたい人には、検討する価値のあるプランです。
韓国のLCCは使えるぞ!
LCCといえば、韓国ではLCCの長距離を開拓中です。
現在韓国系LCCのTway航空が、パリ・ローマ・バルセロナ・フランクフルトの欧州4都市に就航しています。
Tway航空は日本にも就航しているので、日本からソウルを経由してLCCで欧州に飛ぶことができるのです。
でも、LCCって預け荷物有料でしょ?
ヨーロッパ旅行じゃ荷物も結構嵩むし……
実はそこが韓国系LCCの利点です!
Tway航空を含む韓国系LCCのほとんどは、15kgまで受託手荷物が無料です。
フラッグキャリアに比べると(エコノミークラスで概ね23~30kgまで無料)重量制限は厳しくなりますが、機内持ち込み荷物にまとめなくていいだけ、気が楽ではないでしょうか。
……以上が現段階で検証したヨーロッパ行き航空券を安く取る方法です。
ヨーロッパ旅行を検討している人の参考になれば幸いです。
もしかしたら、もっと斬新な裏技的手段があるかもしれません。
こんな方法でヨーロッパ行き航空券を安く取れました!という人がいたら、ぜひ教えてください。