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怒ること、躾(しつけ)について

「母親(私)が甘すぎる。もっと怒った方がいい。おやつを抜きにするとか、罰も与えた方がいいんじゃない?」と親戚の方から意見を頂いた。

怒ることについては苦手意識があり、心当たりもあったので、
反省して前よりは厳しくしている今日この頃。

3歳くらいまでは、親が怒っても、「怒られた」ということだけが子供の記憶に残り、怒られた内容はあまり頭に残らない。

そう保育園の先生から聞いて、じゃあまだ怒らなくていいよね、と安心していた時期もあったけど、4歳くらいからは躾がちゃんとできているのか、不安に思うことが増えた。

「怒る」について

実験的に「怒ってみる」というのを度々試してはいる。
こんなに怒鳴っているのに、ちっとも言うことを聞いてくれない、となると本当に怒りが湧いてくることが度々あった。
(怒って怒鳴るのではなく、怒鳴っていたら怒りの感情が湧いてくる!)

怒るってものすごくエネルギーを消耗することだから、なるべくならしたくない。
半年前までは会社員だったので、忙しい朝は怒鳴りまくっていたけれど ^^;

人を叩いたり、物を投げたりなど、ダメなことは「ダメ」と短く、目を見てきっぱり、繰り返し伝えるようにしている。

怒って子供を萎縮させて従わせる、ということはしたくない。

私は子供時代、父から頭ごなしに叱られて、怖くて震え、自分の意見を言えずに悔しい思いをして育ったので、恐怖で統制する育児はしたくないと考えている。

意見をフラットに言い合える親子関係を築きたいと願っている。

息子は、夫にひどく叱られると必ず泣きながら私の方にくるので、そんな時は思わず「よし、よし」と抱きしめてしまう。

幼い子供は感情表現が豊かだ(尊い)。
顔面いっぱいの泣き顔がすごくて(笑)、それを見たら抱きしめて受け止めてあげたくなる。
だから甘いと言われる ^^;

でも絶対に父親を悪者にはせず、「パパはこう言っているんだよ」と優しく伝えるようにしている。

「罰」について

罰についても難しい。
私は昔からロジックタイプなので、全然関係ないことを罰として持ち出されると、げんなりする。

たとえば、息子が散らかしたものを片づけないことに夫が怒り、ぐずる息子に「もう明日の公園は連れて行かないよ!!」と言う。

そう言いたくなるのもわかるが、片づけないことと、公園に行くことは別問題だ。

次のお休みに公園に行くことは既に約束していたことだから、それは守る。
それとは関係なく、散らかしたものは片づけてね、ということをシンプルに伝えたい。

愛情に条件をつけないことも心がけているので、
「良い子じゃないと公園に連れて行ってもらえないんだ」、
「パパは自分と公園に行きたくないんだ」
とは思わせたくない。

これは何度か夫に話し、理解してもらった(ありがとう!)。

「じゃあ、叩いたら次のお小遣い無し、は良い?」

と聞かれ、それなら、愛情を餌や罰に使っていることにはならないかな?
と思い、夫がそう言うことには同意した。

正解は分からないけれど、夫婦間で擦り合わせたり、歩み寄るのは大事なことだと思う。

夫が「叩いたらお小遣い無し」を息子に伝えてから、1週間くらいは効果があった。

でも、やっぱり私は叩かれたとき、その場でお小遣いのことを持ち出すのではなく、
「叩くのはやめて!」
「叩かれたら痛いよ、悲しいよ。○○くんだったら叩かれてどう思う?」
などと話すか、息子が叩く原因となったことに対して話すことが多い。

罰を導入すると、親の方も守るのが難しく、一貫性が問われかねない。

お小遣い制について

我が家では、4歳9ヶ月から、お小遣い制を導入した。
私の想定よりだいぶ早かったが、夫の提案で、導入してよかったと思っている。
あくまでもうちの息子の場合。

我が家は近所に商店街があり、様々な誘惑があるので息子はしょっちゅう買って買ってとおねだりをする子だった。

しかもわざと値段の高いものを選んでくるときもあった(怒)
そんなわがままの対策として導入したのが、月々300円のお小遣い制。

これにより、おねだりが減った!!

不必要なときに、どうしても買うと言ってくるときには、「じゃあ自分のお金で買って」と伝えるようになった。

すると、「これとこれで何円?」と聞いてきたり、息子なりに、価格と価値をじっくり吟味しているようだ。

時間をかけて買ったお菓子は、以前のように買ったら速攻食べるのではなく、しばらく大事にして、ここぞという時に食べていたりする。

そんな思考力が育ってきたので、
「いつ食べていい?」と聞かれたら、「いつ食べたい?」と聞き返したり、「いつがいいかな?○○くんが考えてみて」と返し、自分で考えるようにしてもらっている。
(3時のおやつのときにしようよ、と提案することもある。)

結論

たしかに私の育児は甘いと言われても仕方のない部分は多々あると思う。
自覚しているし、もっと上手い方法があるなら知りたい。

でも、甘いからと言って、大切なことを伝えない、ということではない。

伝え方については常にトライ&エラーで、これからも試行錯誤していくしかないと思っている。

私は私なりに、複数の育児本から学んだり、コーチングや心理学を学ぶ中で、育児について考えている。

考えて接すること自体が、愛だと思う。
次回、私が育児で最も大切にしている「愛情」について。


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