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育児で大切にしていること、愛情

私が育児で何よりも大切にしていることは、愛情。
愛情は心の栄養だから。
親が常に愛情たっぷりでいたら、子供の心は健やかに育ってくれるだろうと思っている。

自己肯定感を育てる

自己肯定感って、「自分はできる存在だ」と、能力や考え方に関して使われることも多いけれど、その前に、「自分は周りから喜ばれる存在だ」、と思えることが何よりの自己肯定感。

幼少期は特に、周りから、というより、親から愛される存在だと知っていることがとても大事。

これは、以前「子どもの心のコーチング」という本で読み、感銘を受けた。

自己肯定感とは、自分の存在を肯定する感覚です。自分はここにいるべき人間であり、まわりの人は自分の存在を喜んでいる。自分の存在が家族に幸せをもたらしていて、そんな自分でいることがうれしい。「私は自分が好きだ」という感覚です。この感覚は、私たちが自分として生きていくうえでもっとも基本となるもの。存在することへの自信です。

子どもの心のコーチング 著者 菅原裕子

自分は愛される存在だ、と認識したうえで、能力についての自己肯定感も育ってくると人生が楽しくなるらしい。激しく同意。

親のもっとも重要な使命は、子どもに自己肯定感を与えることです。それは「愛すること」を教える行為です。「愛すること」を教えられた子は、一生幸せに生きることができます。自分を愛し肯定しているので、苦しいことがあっても強くいられるのです。

子どもの心のコーチング 良本です!

「愛すること」を教えるのが親の使命。
本当にそうだなと思う。

能力に関する自己肯定感は、息子自身が小さな成功体験を積み重ねることで育てていってほしいと思っていて、そのためのサポートはしていきたい。

子供は親の愛に敏感

だいぶ前のことだが、私の古き友人が、
母親との辛い記憶を涙ながらに語ってくれたことがあった。

幼い頃、道で転んでしまい、痛がって母親を呼んだけど、母親はチラッと見ただけで、そのままスタスタと行ってしまったというのだ。

真実は分からないが、その経験は彼女にとって「母親から愛してもらえなかった」ことの一つのエピソードとして心に残り、大人になっても彼女を苦しめていた。

子供はストレスフリーなように見えてとても繊細な心の持ち主。

特に親からの愛情に関しては、とても敏感なセンサーを持っているように思う。

そのセンサーはネガティブに反応してしてしまうことも多いため(人間の生存本能と関係しているのだろう)、子供への愛情は大袈裟なくらい分かりやすく、たっぷり注いであげたいと思っている。

親の気分によって揺らぐのではなく、どんなときも愛情をベースに接していたい。

私の愛情表現

私はしょっちゅう、息子に愛を伝えている。
毎日のように「大好き」と伝えるし、スキンシップもとても大事にしている。

態度や言動でも示すようにしていて、息子の歌を聞いたり、お話しを聞くとき、作品を見せてもらうとき、とにかく喜ぶ!
興味を示す。

お出かけの約束をしているときは、「楽しみだね」と何度も言う。
保育参観や運動会などのイベント前も、楽しみにしていることを何度も伝える。
すると息子もとっても嬉しそうにしてくれる。

保育園のお迎えのときも、「あなたに会えて嬉しい!」ということを顔と体で表現する。

家で「道路では走らないでほしい」ということを真剣に伝えるときにも、体をなでながら伝える。

ハグは毎日何度でもしたいが、コツがいる。
普通に「ぎゅーしよう」と言ってもしてくれないことがあるので、「ママとぎゅーする人ー?」と聞くとなぜか毎回「はーい!」と言って、ハグしてくれる。裏技です(笑)

私にとっての育児の成功

私はたまに息子に、「ママが○○くん好きなのを知ってる?」と聞くことがある。
(何か大切なことを伝えたいときなどの文脈で)
するといつでも、「うん」と即答してくれる。

子供が親の愛を微塵も疑っていない。
大袈裟だけど現時点では、これこそが私にとって育児の成功だ。

先日、息子が好きな人の名前を挙げていたとき、「○○くん、○○くんのことも好きだよ」と、自分の名前も挙げていた。
それを聞けて、心から嬉しかった。

「自分が好きだ」という気持ちは、もしかしたらこの先、生きていく上で揺らいでしまうことがあるかもしれない。
だからこそ、親として、あなたは愛される存在である、ということを伝え続けていきたい。

それと同時に気をつけているのは、どんなに子供を愛していても、子供の人生に自分の人生を重ねないこと。

息子の人生は息子のもの。私には私の人生がある。
私の人生の目標は、「息子の成功」ではない。

息子にだって「失敗」という経験が必要なこともあって、
親が先回りしてその経験を奪うことは、許されない。

ただ、どんなときも、いつだって息子の味方でいて、応援している、ということは知っておいてほしいと願っている。


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