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あらすじ〜 親友3人による夏休みに起こる出来事・・ 「わたし達 親友だよね?」魔法の一カ月の扉が開く 小説の"中の人"マイ、レイカ、里美
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夏休みは怖いやつだ...9

振り返りながら誰かが叫んだ

誰かがこっちを見てるよ

マイ「え、何。。あーアレお寺の住職だよ」

レイカ「熊寺?」

マイ「小熊寺」

マイ「確かに不気味 笑ってるし」

みんな下り坂なので地区予選の
レコードタイム並みに足が速い

里美「あっ 痛いっ 足が」

マイ「どうした?」

里美「何これ nのマークがonになってる
  履いてるスニーカーの色も一気に変わっ

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夏休みは怖いやつだ...8

みんなは願い事と"爪"を封筒に入れた

みんなは、それとなく 目が合った

マイはふっと息をはくと 
レイカが笑ったような気がした

里美は忙しそうにスマホと格闘していた

里美「ねぇ ほんとにここの寺さあ」
  「占い当たるんでしょうね?」
マイ「マジ当たるらしいよ」

里美「ほんとに?じゃいいー」
レイカ「それより 下山ダルいんだけど」
   「アプリでタクシー呼

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夏休みは怖いやつだ...7

マイ「どうしよかなーアレにあれと」

レイカ「なんかやだな」

里美「ふーん」

みんなには言ってあった 願い事はひとつだけ
それだけがここの守り事だってことを

マイ「みんなさー 雲行きも怪しいし
  早く書いて下山しよ わたしは書き終えた
   さー」
レイカ「さー。て何よ?わたしはまだ」
里美「わたしも書き終えた さー」
レイカ「2対1?」

そんないつものやり

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夏休みは怖いやつだ...6

マイ「里美は何でも知ってるー」 
里美「さぁーお寺に着いたよ」

レイカ「あつーい」
マイ「さあ 早くしないと雨降りそうだから」
  「願い事 書こうよ」

みんなは マイの言うことは聞いてなかった
願い事より 水分を欲しがっていた

マイ「みんな聞いてる?ここのお寺は変わってて」
  「願い事を紙に書いて この封筒に入れるの」

レイカ「普通」
里美「うーん」

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夏休みは怖いやつだ...5

レイカ「こんな感じ どう?」
と レイカはヘビを首に巻き みんなに訪ねた

マイ「辞めてよ ヘビと目が合った」
里美「ヘビがこっち見て舌出して笑ったー」

レイカ「ハハハはーー」
   「この子と別れるのは名残惜しいー」

里美「早く ぶん投げなさいよー」
マイ「ほんとだよ」 

レイカ「ほんと みんなうるさいんだから」
レイカはそう言うと 草むらの中にすたすた
入っ

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夏休みは怖いやつだ...4

遭難しないでよ!
レイカの声がした

里美「するわけないし」
マイ「したらどうする?笑」

里美「マジで言ってんの?」
マイ「冗談だよ でもあの人はわからなーい笑」

レイカ「何か言った?上り坂キツーい」
マイ「暑いー ふー  」
マイ「うっ!?なんか動いた」

里美「何?なに?」
マイ「物体が 得体のしれない・・」

レイカ「何 あーアレ 」

レイカは冷静だった 

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夏休みは怖いやつだ...3

休みって言ったって 夏期講習もあるし
田舎に帰ったりで なーんかあっというま
遊べないなー

レイカは夏休みの予定表を見て 
げんなりしていた

そんな時 マイからLINEが飛んできた
「明日 午前中みんな部活だよね」
「終わったら 集まろ」

丁度よかった 休みになると集まる事も
少なくなるし 「あっそうだ 明日クッキー持っていこう みんなで食べよ」
レイカの準備は

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夏休みは怖いやつだ ...2

ふと思った

友達と親友の違いって なんだろう?
それは 信頼の度合いとか許しあえるとか

ふかーい事 語り合えたとか
いろいろあるんだろうけど

もう一つ あるとすれば
"秘密" さえも 相談できるかどうかかな。と

マイは活発な人で 何でも自分で解決できちゃうし しようとする人 羨ましい

里美は逆 慎重なんだけど大人 自分の意見も言えるし時には叱ってくれる う

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夏休みは怖いやつだ...1

おばけは大概 夏に生き生きしやがる

虫。。。きらい

おばけ。。。きらい

失恋。。。きらい

花火。。。すき

今んとこ 1対3   できらい優勢

冒頭書き〜 より