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160字意見文4 ミミズは益虫にも害虫にもなり得る


#思い込みが変わったこと

 こんにちは.今日のテーマはミミズです.
 ミミズに対してどのようなイメージを持つでしょうか.土の中にいるあの細長いやつ.農業に欠かせないというイメージでしょうか.悪いイメージを抱く方は少ないと思います.一方で昨日ナショナルジオグラフィックに面白い話題が載っていました.下にそのサイトのURLを添付します.というのもミミズが北米で昆虫に大きな被害を与えていると.ほー、なんで?
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/22/040100149/
 
 なぜミミズが日本で良いイメージを持たれるか.ここから追求をしましょう.
なぜミミズはいいイメージを持たれるか.それはミミズが土壌の有機物(落ち葉や死骸など)を食べ植物が肥料成分を吸収しやすい形にするからです.植物は栄養分を根から吸収するのですが、その吸収をする際に栄養分の分子が大きすぎると吸収ができません.なのでミミズのような動物が栄養分を消化し分子を小さくして、植物が吸収しやすくしているのです.いわばミミズは人の体で言うと胃や小腸の消化酵素、植物を小腸で栄養分を吸収しようとしていると言えると思います.またミミズには下のURLに記載されている通り植物の成長を促進するフミン酸類が含まれていて植物の成長には好都合です.

https://www.hotoku-co.jp/mimizutarou/qa/#:~:text=%E3%81%BF%E3%81%BF%E3%81%9A%E3%81%B5%E3%82%93%E5%9C%9F%E3%81%AB%E3%81%AF,%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

 ここまでの話を聞くとミミズは悪い存在には見えないでしょう.しかし先程までの良いと思われていたミミズの行動が逆効果になることがあります.それが土の栄養成分を分解してほしくないときです.有機物を餌にして生きている他の生物にとってミミズは食べ物を食べてしまう悪者として見られるでしょう.先程取り上げた北米というのは気候的な問題からミミズは生息していませんでした.そのためミミズが餌とする有機物、栄養分は分解されず他の生物の餌になっていました.またその有機物は堆積をしてふかふかな土壌を形成していてミミズがいない生態系が完成をしていました.だからミミズは外来種となり生態系を乱す悪者となってしまうのです.


 というわけで今日の160字意見文行きます.前置きが長くなってしまってすみませんでした.ミミズに関しては興味のある分野で熱が入ってしまいました.

ミミズは土壌の有機物を分解し植物が吸収しやすい形にする点で益虫を見られやすい.一方で世界にはミミズ抜きでも成り立っている場所があり、ミミズがどこでも歓迎されるわけでもない.それぞれの生物が持つ影響や働きを理解してその場所で成り立っている生態系を尊重し安易に環境をいじらない慎重さを持つようにするべきである.(153文字)


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