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収入と所得の違いって知ってますか?
こんばんは、元市役所税務課職員のじゅんです。
久しぶりの投稿ですが、今回は給与収入と給与所得の違いについて簡単に解説をしていきます。
テレビやYouTubeまた、私の身の周りでもよく給与収入と給与所得の違いを理解せずに混同して使用している方が多くいます。
始めに言いますが、給与収入と給与所得は全くの別の概念です。
まず、給与収入について説明します。
給与収入とは、勤務先から給与として支払われた総額、いわゆる月収や年収のことです。
これは、私個人の住民税の決定通知です。
赤枠の部分が給与収入、会社から1年間に支給された給与の総額、つまり年収です。
次に、給与所得についてです。
給与所得とは、所得税や住民税の計算をするために給与収入を式に当てはめて算出した金額になります。
税金の計算をする際には、給与収入ではなく、この給与所得から税額を求めます。
給与収入の下の赤枠には、給与所得1,592,400円と書かれています。
給与収入から給与所得を算出するには式に当てはめて計算する必要があります。
この給与収入から給与所得を求める計算式は各自治体のホームページに載っているので気になる方は確認してください。
ちなみに給与所得は、税金の計算をするために算出された金額なので、日常的にあまり使うことはなく、給与明細にも記載されていません。
記載されているのは、住民税の決定通知や源泉徴収票、確定申告書などです。
以上、簡単ではありますが給与収入と給与所得の違いについて解説をしました。
私のYouTubeチャンネルでも収入と所得、手取りの違いについて動画で説明しているので興味のある方はぜひご視聴ください。
▶税務課時代に参考資料として使っていた本はこちらです↓↓↓
『要説住民税』 市町村税務研究会
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。