【13.水曜映画れびゅ~】"Julie & Julia"~継続は力なり~
"Julie & Julia" は、2009年公開のアメリカ映画。
2月27日放送の「王様のブランチ」にて、ミニシアター映画特集の1つとして紹介されていました。
あらすじ
ジュリア・チャイルド
ジュリア・チャイルドは、全米でその名を知らない人がいないほど超有名な料理研究家。1961年に出版された”Mastering the Art of French Cooking”で、初めてアメリカの一般家庭向けにフランス料理を紹介した方なんですね。その収録レシピ数は、なんと524!
また1960年代に放映されたアメリカの料理番組”The French Chef”にも出演し、その大胆な料理スタイルで人気を集めました。日本で言う平野レミみたいなキャラクターの方です。
そんなジュリアを本作で演じたのは、大女優メリル・ストリープ。全米驚愕のそっくり演技で、ゴールデングローブ主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)受賞、またアカデミー主演女優賞にもノミネートされました。
ジュリー・パウエル
一方ジュリー・パウエルは、働きながら2002年に「ジュリア&ジュリープロジェクト」と題し、前出の"”Mastering the Art of ~"で紹介された全524のレシピを1年間365日で作り上げる日々をブログで発信した方です。そのブログは大人気となり、のちに”Julie and Julia: 365 Days, 524 Recipes, 1 Tiny Apartment Kitchen”として出版されました。
そんなジュリーを本作にて演じたのは、こちらも今や大女優のエイミー・アダムスです。
二人に共通するもの
時代は違いながら、料理によって繋がり合った2人の人生を描いた本作。2人には、料理以外にも共通点がありました。
それは…
諦めないこと
ジュリアは1からフランス料理を学び、周りとの衝突などを経ながら料理本完成まで数十年の時間を費やします。一方ジュリーも自らが課した目標のために毎日ジュリアの料理を再現しようとしますが、仕事やプライベートと自らのプロジェクトの両立に苦悩します。
2人はどんなつらいことがあっても、どんなに周りから反対されても、ひたむきに自分が掲げたの信念を曲げませんでした。そんな2人の”真摯で芯のある姿”に勇気をもらえる作品として、皆さんにおススメさせてもらいます。
そして私も、2人みたいにひたむきにnoteを書いてこれからもいろんな人に興味を持って読んでもらいたい、とかなんか思っちゃいました(笑)。
前回記事と、次回記事
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次回の記事では、サシャ・バロン・コーエンが作り出した衝撃的モキュメンタリー『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』(原題 “Borat Subsequent Moviefilm: Delivery of Prodigious Bribe to American Regime for Make Benefit Once Glorious Nation of Kazakhstan”)について語っています。