24歳、鬱病になる。ー(203)頑張らないことに、頑張る
私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。
鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。
自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。
前回の記事では、高校時代の先生や友人からnoteを読んだ反響があったことを書きました。今回は、そのように色々な繋がりができている中で、別れもあったことを書きました。
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8月下旬のことでした。アルバイト同僚の1人の女の子がバイトを辞めることになりました。彼女もフリーターで、私とちょっと似た経緯で映画館のバイトをしていたようでした。
その子は仕事も良くできたので、色々と教えてもらいました。そして時間がある時は、他愛のない話もして、仲良くしてもらっていました。飲み会に誘ってくれたのも、彼女でした。
新しく正社員として働くことが決まったわけで、退職するとのことでした。彼女の就職を嬉しく思う反面、寂しさもありました。
彼女の退職の日、シフトの入れ替わりのタイミングで、ちょっとだけ会うことができました。
「いやいや、寂しくなりますね」
しおらしく、そう言ってみると、
「そんな気を遣って、ウソ言わなくてもいいですよ」と笑って返されました。
「まあ、でも、これからお仕事大変だと思いますけど、ご無理だけはなさらずにね」
あらたまってそう告げると、「ああ、ありがとうございます」と、また笑って返されました。
私は続けました。
「色々と私もありましたが、最近のモットーは『頑張らないことに、頑張る』なんです。そういう気持ちが、一番楽ですからね」
「『頑張らないことに、頑張る』ですか…」彼女はその言葉を聞いて一呼吸した後、ニヤッと笑って言いました。「いい言葉ですね」
その後彼女は、私のモットーを胸に秘め…ているかどうかわかりませんが、今も仕事を続けています。退職後もたまに会います。色々と大変ではあるそうですが、元気そうです。
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