24歳、鬱病になる。ー【117】馬鹿話
私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。
鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。
自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。
前回の記事では、忘年会の3次会への道のりを書きました。今回は、その3次会の様子を書き記していきたいと思います。
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私たちは鳥貴族に辿りつきました。私たちは総勢10人弱で、1つの机に全員が座ることができませんでした。
なので、私はみんなとは別のテーブルに座ることにしました。しかしそれはもちろん、”ゴッドねーちゃん”と一緒に、でした。それとプラス、もう1人の仲のいい男の先輩も一緒で、私にとって心地いい3人の世界がそこには作り出されました。
「あたしね、この前ちょっと忙しくて、『戦場のメリークリスマス』を倍速で観てみたんだよね。そしたらさ、英語のセリフは字幕があるからいいんだけど、たけしだけはマジで何言っているかわかんなかったよ」と言いながら、"ゴッドねーちゃん"は高速で喋るビートたけしのモノマネをしました。
「それ、おまえ藤波じゃねぇか!」と言いながら、男の先輩はプロレスラーの藤波辰爾のモノマネを被せてきました。
それで私はすかさず「たけしが藤波辰爾なら、映画の途中でデヴィッド・ボウイが『俺は噛ませ犬じゃねぇ!』って言いだしますよ」
という、超ニッチな馬鹿話で終始私たちは盛り上がりました。
私たちのテーブルは、他のみんなが集まっているテーブルよりも数倍もわちゃわちゃしており、そのバカ騒ぎに魅せられて、何人かが引き寄せられるように私たちの輪に加わりました。
そうやって夜は更けていき、何人か帰る方もいて、最終的に私たちのテーブルは、私と"ゴッドねーちゃん"と、男の先輩、そしてもう1人、"ゴッドねーちゃん"と男の先輩と仲のいい女の先輩の4人で落ち着きました。ちなみに、そのもう1人の女の先輩と私との面識は皆無でした。
そして時刻は午前2時を回り、次第に私は疲れを感じ始めました。
記事のバックナンバーなどは、こちらのマガジンでまとめていきます。