大切に使い継がれてきたヴィンテージアイテムは、何気ない日常にそっと心地よさを添えてくれる。1950年代から60年代を中心に生み出され、時の流れのなかで無二の美しさをまとったアイテムを選りすぐり、想いを寄せながら。ヴィンテージの北欧家具を中心とした、琴線にふれるインテリアピースとコーディネートを提案するセレクトストアです。デザイナーや造り手の想いを、そのアイテムの背景にあるストーリーとともに現代へ。𝐟𝐥𝐨𝐨𝐫 -- nordic vintage and more --store810-0073福岡県福岡市中央区舞鶴3-6-17 第三コーポ舞鶴102(地下鉄空港線 赤坂駅より徒歩6分)open13:00 - 18:00( 最終入店 )close火・水・木mailfloor2020.f@gmail.comtel090-5415-7204※本サイト上における画像およびテキストの著作権は弊店に帰属しており、転載、複製、改変等を固く禁じます。違反または接触が疑われる場合には、法的に処罰の対象となる場合がございます。

  • Karin Mobring / ‘Stabil’ ダイニングチェア

    一脚でも、並べても生真面目でよき仕事をコツコツと重ねていた頃のIKEAが残した良心。Karin Mobringによりデザインされたこちらは、どこか山小屋的な素朴さと隠しきれないモダンさが絶妙にマッチングしたダイニングチェア。簡素かつ牧歌的でありながら、こまかなディティーリングで緻密に攻めているこの感じは、イルマリ タピオヴァーラの世界観や、どこかフレンチモダンとも通ずるもの。傾斜をつけられたスリット構造の座面は、板座ながら望外の座り心地に驚かされる。2脚以上をぴったり並べるとベンチのように使うことができ、また、座面の張替を考えなくても良いため、飲食店の什器としても優秀この上なし。(これでもかと丈夫な造りも○)良質な日用品は庶民にも間口を開いている、そう感じさせてくれる一脚です。maker : IKEAdesign : Karin Mobringmaterial : pinefrom : Swedenyear : 1970'ssize : W460 H460 H760 SH460maintenance : 締め直しおよびクリーニングno : 2209DK091ex : 3脚ストック(掲載価格は1脚あたり)

    ¥27,500

  • Hans J. Wegner / RY series スタッキングシェルフ

    Wegner's basicウェグナーの家具の中でも質の高いキャビネット類を多く手がけたRY moblerによるブックシェルフ。RY17などとセットされ上箱として出回ることの多いRY5を床置き仕様へ仕立てたものにブックケースをセットされた今回の個体。どちらかといえば台輪に近い側面からの印象ながら、前面と後面を塞がずに視界の抜け感を残すことで、軽やかな印象と台輪がもつ安定感、そして、ユニット家具を並べた時のまとまりを絶妙に成立させているのだ。ダメージを負い易い脚部には、無垢材をあしらうことでさらりと解決。そこで得た強度を生かしつつ、一部分をほんのり欠き込むことでより軽やかに。なにせ、嫉妬するくらいに隙がない。収納し易さは言わずもがなで、思い出の絵本をぎゅぎゅっと詰め込んでも、大ぶりな洋書たちさえもすんなりと受け入れてくる。この安心感。ごくごくベーシックに見えるスタイルも、やっぱりウェグナー。普通という基準が違うなぁと、つくづく感じさせられる良品です。maker : RY moblerdesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960〜70'ssize : W1000 D335 H1780(H1130+H650)maintenance : oil finishno : 2312DK074

    ¥286,000

  • Hans J. Wegner / AT15 コーヒーテーブル

    ベーシックハイウェグナーの考えるベーシックって、こういうことだろう。このAT15というモデルに触れると、あらためてそう考えさせられる。デザインにおける彼の‘らしさ’は、そのやわらかな丸みをまとったフォルムから強く感じられるもので、盟友モーエンセンにおいては角をのこした骨太さから強く感じられる。それらを簡潔かつ丈夫に仕上げるため、意匠面の手入れをやりすぎず、なるべく加工工程を増やさない。それがベーシックさ、普及へとつながる大きなところで、このテーブルからは、らしさを纏わせつつ普及を前提としたハイレベルなコントロールの力量が見てとれる。実物をあらためて観察してみると驚かされる、木部は天板・貫・脚部×2の部材4点という潔さ。じつに少ない要素のなかでウェグナーがデザインポイントにしたのは脚部を天板よりわずか外側へとオフセットさせたところで、彼のデザインしたベンチや一部のテーブルでも見られるこの手法をスパイス程度に取り入れたことで立体感と豊かな表情をこのテーブルに与えることに成功しているのだ。構造面でも少ない部材の一点一点にしっかりと仕事をしてもらえるよう部材の厚みや接合に配慮をしており、大衆が日常道具として‘長く’使うという観点を決して疎かにしない。その匙加減たるや、さすがとしか言いようがないもの。このAT15はウェグナーのデザインしたテーブル類の多くを担ったAndreas Tuckによるものだが、ソファ類の多くを担ったGETAMAによるGE290やGE236シリーズとの親和性を強く意識したデザインとなっており、共通要素の多いデザインとともにサイズバランスも当然ながらシンデレラフィット。(Andreas Tuckの衰退後、このテーブルは突板仕様でGETAMAが製造を引き継いだのも自然な流れでしょう)工房の垣根を越えたインテリアシーンの創造でありつつ、大衆の生活レベルを向上させるという一役を担ったに違いない良作の一つです。maker : Andreas Tuckdesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : W1500 D600 H560 maintenance : oil finishno : 2312DK005

    ¥249,700

  • Hans J. Wegner / GE19 デイベッド

    にじむウェグナーらしさウェグナーがデザインしたミニマルなデイベッド、GE19。ポピュラーかつシンプルなGE258と比べても圧倒的にシンプルなモデルで、基本的な構造はベッドにより近いもの。座枠と脚部、そして背と座のクッション。アームやサイドパネルもなく、シンプルであるがゆえにデザイナー‘らしさ’を表現するのが難しい中にあって、ふわりと柔らかな隅々のフォルムと仕上がりへの抜かりない配慮から生まれる柔和なシルエットからは、他の誰でもないウェグナーのかおりを感じさせてくれる。どこからそれを感じ取っているのだろうかと紐解いてゆくと、目につきやすいところでゆけば穏やかにテーパードされた脚部。他のデザイナーと比較してみると、そのテーパーする具合はとても緩やか。通称‘丸脚’と呼ばれるウェグナーのデイベッド GE6 と共通するそれは、長きにわたる使用でも音を上げない耐久性をもたらす確りとした太さがありながら、絶妙なバランスで脚先まで細くすることで、野暮ったさとは縁のない無二の可愛らしさを生んでいる。そしてやはり、うっすらと角を落とされた座枠も、クッションフレームのやわらかな丸みも、このデイベッドの隅々まで散りばめられたウェグナーの美学が彼らしさを多分に感じさせてくれている事に気付かされる。では座り心地はというと、そこも抜かりなし。座面はもちろん、背の構造もGETAMA社お得意の内包スプリング構造で、程よく沈んだところからスプリングならではの張り感で身体を支えてくれるその心地よさは、ソファと言っても過言ではないレベル。座らず、広々ごろごろ寝転がりたいときには、背のクッションを床にぽんと置いて。寝ても座っても眺めても、可愛らしく気持ちの良い一台です。maker : GETAMAdesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W1900 D750 H830maintenance : oil finishno : 2312DK079ex : 張地選定可能(張替前の状態で掲載しております)※選定する張地により価格の変動がございます

    ¥484,000

  • Hans J. Wegner / W1 ダイニングチェア

    こちらの詳細についてはお問い合わせくださいませ。少量生産だからこそとてもシンプルながら、スマートな立ち姿からじわじわと滲み出る力強さを感じずにはいられない。素材の使い方にとても贅を尽くされたこのモデルは、Johannes Hansen で製作された名作 The chair と共通するディティールをもった特別な一脚、W1。C. M. Madsen により製作されたこのモデルは、のちにデザインされるW2と共通する笠木のフォルムを持ちつつ、座面をフレームの内側に落とし込む複雑な構造を採用することで、座面まわりのスマートさだけでなく、よりチェアの塊感を強く感じさせる仕上がりとなっている。(製作面での苦労とコストが増えるのは言わずもがな)W1がJH503(PP503)と共通する座面ディティールW2がJH505(PP505)と共通する座面ディティールウェグナーが頻繁に取り組んだ、自身のデザインをリデザインするスタイルが現れており、また、この手間のかかるディティールを採用する時点で大量生産をあまり見込んでいなかった様子が合わせて受け取れる。いわば、C. M. Madsen の手がけたウェグナーデザインのなかのフラッグシップ。背を支えてくれるオーガニックシェイプの笠木は、コストダウンよりも質感とデザインを重んじた無垢材からの削り出し。まるでオークの大木に腰掛けているような包容力と安心感を味わえる、すばらしいチェアです。maker : C.M. Madsendesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : W550 D470 H750 SH430maintenance : oil finishno : 2312DK041ex : 張替工賃を含んだ金額にて掲載

    ¥242,000

  • Borge Mogensen / model.6284 ダイニングテーブル

    意匠と構造と実用とじつに使いやすくて丈夫、そして美しい。モーエンセンの巧みさがぎゅっと詰まったダイニングテーブルの一台、6284。このテーブルには、近しい時期に彼がデザインした232 チャイナキャビネットや153・154・155 ブックシェルフ、291 ウォールシェルフなどに用いた斜めの貫のデザインをより立体的に再解釈したものが取り入れられており、それをキャビネット類とは異なりテーブルの中心部分に落とし込むことで長手方向の幕板を無くすことに成功し、チェアの収まりと着席時の膝まわりスペースを豊かにするという素晴らしい相乗効果を成し遂げることに成功している。そして、その立ち姿の様式美的な美しさ、じつに見事なものである。同時にデザインされた3236 ダイニングチェアと3171 ベンチを合わせたダイニングセットとしてのパッケージコーディネートをベースとしつつ、彼の自邸では大ぶりなワークテーブルとしても使われていたよう。頑強で揺れの生じづらいこのテーブルの剛性感を考えると大いに納得させられる。豊かなサイズゆえ、大人4人での使用はもちろんのこと奥行き方向の900という寸法にチェアをそれぞれ合わせることで常時6人での使用も何のその。当たり前の位置に幕板が無いため、モデルによってはアームチェアをそのまま収めることができる場合もあり、地味に嬉しいポイントだったりもする。シェーカーテーブルのバリアレスさを残しつつ新しいデザイン提案を高い次元で形にするモーエンセンのデザイン力をまざまざと見せつけられる一台です。maker : Fredericia stolefabrikdesign : Borge Mogensenmaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W1800 D900 H720maintenance : oil finishno : 2312DK008

    ¥594,000

  • 【HOLD】Borge Mogensen / model.3171 ベンチ

    具現化された包容力言わずと知れた名作J39を生み出したあと、そのスタイルを受け継ぐモデルをいくつかデザインしたモーエンセン。この3171 ベンチは、J39の座張りモデル的な立ち位置である3236 ダイニングチェア、そして6284 ダイニングテーブルとセットでデザインされたモデルで、コンパクトな3シートソファ並のゆとりある幅が座れて寝られる抜群の包容力ををもった一台に仕上げられています。maker : FREDERICIA stolefabrikdesign : Borge Mogensenmaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1980'ssize : maintenance : oil finishex : 座面の張替工賃を含んだ価格で掲載しております

    ¥341,000

  • Alfred Christensen / No.371 ダイニングテーブル

    妖艶な曲線美どこまでも柔らかく、そして、どこまでも少ない線で構成されたフォルム。アルフレッド クリステンセンによりデザインされたブーメランチェア。あまり多くのプロダクトを残した軌跡がなく、それゆえ彼のデザイン史におけるアイコニックなこの一脚は、笠木から座面まで続く流麗なラインからブーメランチェアという愛称で呼ばれており、その美しさは数あるデンマークの名作たちの中でも際立って脳裏に焼き付く存在。そのチェアとセットでデザインされたダイニングテーブルがあることは、その流通量の少なさも手伝ってあまり知られていない。ぱっと目に飛び込んできた瞬間から、明らかに他とは一線を画すことがわかるその造形美。リズミカルに緩急のついた幕板から脚先にかけてのフォルムと、エクステンション板を差し込み式とすることで厚みを排した天板のバランスは秀逸で、その美しさの実現のため入念に設計がなされたことがひしひしと伝わってくる。チェアと共通する斜め下方へと伸びる脚部のフォルムは、その意匠美だけでなくチェアの間口を広げてくれる効果があり、使い手への配慮も抜かりなし。人の骨格にも通ずるような、自然で美しいフォルム。デザイナーが描いた理想のダイニングシーンを、現代へ。maker : Slagelse mobelvaerkdesign : Alfred Christensenmaterial : teakfrom : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : W1500-2000-2500 D900 H730maintenance : oil finishno : 0000JN003ex : エクステンション板2枚付属

    ¥264,000

  • Danish artist / オブジェ

    家具の買付よりも、圧倒的に自由な直感でセレクトをしているアートやオブジェ。この削り出しのオブジェは、数年前より懇意にさせてもらっている現地パートナーが収集しているコレクションの中から譲ってもらった一つで、何をモチーフにしたのか、誰がつくったものなのか、一切合財が不明。ただただ圧倒的な量感そして佇まいの美しさに惹かれ、気付いたときには買付品のリストに載っていた。そんなアート。サイドボードの上に、テーブルのセンターに。道具ではなく、インテリアと心を充たしてくれるアートとの出合いは一期一会ですね。maker : danish artistdesign : anonymousmaterial : stonefrom : Denmarkyear : 1960's ?size : W280 D170 H200maintenance : cleaningno : 2312DK082

    ¥49,500

  • Hans J. Wegner / CH23 ダイニングチェア(teak / oak)

    じわりとくる良ささまざまな国のさまざまなデザインスタイルからインスピレーションを受けてリデザインされた多くの北欧家具たち。ウェグナーがデザインしたCH24 Yチェアは中国の明時代のチェアをリデザインしたものだけれど、このCH23はどうだろうか。YチェアやCH29 ソーバックチェアとは異なり、基本的なフォルムはCH30と同様にとてもベーシックなもの。だけれども、ディティールがやはり凄い。ほんのりとエッジを残しつつ、クロス状の木栓をデザインアクセントとして施された笠木。丸脚ではなく角脚をベースとしながら、ウェグナーらしいバランスで角を落とされた自然なフォルムの脚部。鹿の子編みのペーパーコードを座枠と別離した貫まで巻き込むことで生まれる工芸品のような横姿。そして、この時期のウェグナー作品に多く感じられるコンパクトな座と、笠木および後ろ脚でコントロールする奥行きの緻密に設計されたバランスが生む座り心地。(復刻された現行品はそのサイズバランスが見直されてしまっているのが惜しいところ)今回の個体はデザインされた初期に製造されたもの。ヴィンテージらしさを感じられる艶やかなチークの笠木と深い色をたたえたオーク材の穏やかなコントラストも見逃せないところ。ベーシックだけれど、なんだか美しい。座ってみると、なんとも心地よい。普通なのに滋味深い、玄人好みの一脚です。maker : Carl Hansen & Sondesign : Hans J. Wegnermaterial : teak / oakfrom : Denmarkyear : 1950'ssize : W530 D500 H770 SH420maintenance : oil finishno : 2312DK024ex : ペーパーコード新規張替済

    ¥189,200

  • Hans J. Wegner / CH36 ダイニングチェア

    ザ・ダイニングチェアそんな表現が似合う一脚、CH36。多くのデザインポイントにおいてYチェアとの親近感を感じさせつつ、東洋的な曲線美をまとったYチェアと比較して圧倒的に静かなフォルムは、ペーパーコードを合わせることでより静謐さを深めているよう。そして、そんな中にもウェグナーらしい遊び心を感じられる、後脚から背へと伸びたフレーム。ダイニングテーブルと合わせたときにそれが天板より上に覗くさまは、何とも愛らしい。着座感は、座面の奥行を浅めに設定することで得られる納まりの良さと、それにより生まれてしまう窮屈な印象を、背に奥行を持たせることで長時間の快適性へ誘うという絶妙なバランス設計になっており、設計に変更が加えられた現行のものでは得られないもの。ウェグナーのデザインセンスがぎゅっと詰まった、ダイニングチェアのお手本のような一脚です。maker : Carl Hansen & Sondesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W520 D420 H785 SH420maintenance : oil finishno : 2312DK031ex : ペーパーコード新規張替済ex : 計4脚ストック

    ¥132,000

  • Borge Mogensen / BM1 ダイニングチェア

    モーエンセンの妙技代表作である J39をはじめ、幾多の素晴らしいチェアを残しているモーエンセン。このBM1はウェグナーの家具も多く手がけた名工房 C. M. Madsenにより製作された一脚で、J39にも通ずる太くてころんとしたシルエットをベースとしながら、低く抑えられた全高と絶妙に計算され削り込まれた美しい背の笠木、それにクラフト的要素を感じさせるペーパーコードのキャラクターが相まって、無二の表情をもった一脚に仕上げられている。そのデザインは勿論、このチェアの大きな魅力は至高のフィット感。座り手に姿勢を強要させることなく、背骨の自然なS字フォルムにすっと吸い付くようになじみ支えてくれるこの感じはモーエンセンマジックとでも言いたくなる心地よさで、絶妙という言葉がじつに似合う。上下二本の笠木に意識を向けて座ってみてほしい。姿勢を正して座っても、ずるずると姿勢を崩して座っても、二本の笠木が役割分担をして心地よくサポートをしてくれるのだ。また、構造面での耐久性は、やはり言わずともモーエンセンの家具。構造面での無理をせず、しっかりとした骨格設計。それに見合う良質なオーク材。確かな技術の工房でそれらを抜かりなく融合されたこのチェアからは、誰しもの日常へ永く心地よさを供することに尽力したモーエンセンの熱量が、静かに熱く伝わってくる一脚です。maker : C.M. Madsendesign : Borge Mogensenmaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W510 D440 H750 SH440maintenance : oil finishno : 2312DK046-A

    ¥126,500

  • Borge Mogensen / BM1 ダイニングチェア

    モーエンセンの妙技代表作である J39をはじめ、幾多の素晴らしいチェアを残しているモーエンセン。このBM1はウェグナーの家具も多く手がけた名工房 C. M. Madsenにより製作された一脚で、J39にも通ずる太くてころんとしたシルエットをベースとしながら、低く抑えられた全高と絶妙に計算され削り込まれた美しい背の笠木、それにクラフト的要素を感じさせるペーパーコードのキャラクターが相まって、無二の表情をもった一脚に仕上げられている。そのデザインは勿論、このチェアの大きな魅力は至高のフィット感。座り手に姿勢を強要させることなく、背骨の自然なS字フォルムにすっと吸い付くようになじみ支えてくれるこの感じはモーエンセンマジックとでも言いたくなる心地よさで、絶妙という言葉がじつに似合う。上下二本の笠木に意識を向けて座ってみてほしい。姿勢を正して座っても、ずるずると姿勢を崩して座っても、二本の笠木が役割分担をして心地よくサポートをしてくれるのだ。また、構造面での耐久性は、やはり言わずともモーエンセンの家具。構造面での無理をせず、しっかりとした骨格設計。それに見合う良質なオーク材。確かな技術の工房でそれらを抜かりなく融合されたこのチェアからは、誰しもの日常へ永く心地よさを供することに尽力したモーエンセンの熱量が、静かに熱く伝わってくる一脚です。maker : C.M. Madsendesign : Borge Mogensenmaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W510 D440 H750 SH440maintenance : oil finishno : 2312DK046-B

    ¥126,500

  • Danish factory / ウールラグ

    比較的近年のものと思わしきモダンデザインのウールラグ。スリムなサイズ感はキッチンマットにもいいし、玄関から居室までの廊下にしつらえれば手軽にさらりと空気感を変えてくれる。厚手の上質なラグは耐久性が高く、永きにわたって心地よいインテリアシーンを支えてくれます。maker : anonymousdesign : danish designermaterial : woolfrom : Denmarkyear : 1990〜2000'ssize : L3000 D800maintenance : cleaningno : 2312DK040

    ¥48,600

  • Arne Jacobsen for Stelton / Cylinda-line アイスバケット & アイストング

    アルネ ヤコブセンによりデザインされた、Steltonのシリンダラインシリーズ。Steltonの社長であった義理の息子からの依頼に渋々応える形でレストランのナプキンにラフスケッチを残し、、という逸話が残るこのシリーズはその名の通り、真円柱を継ぎ目なくステンレスで形にするという途方もない苦労と美への追求により生み出されたもの。中でもこのアイスバケットは保温性への配慮からダブルウォール構造で仕立てられており、より製造面で難儀したに違いありません。機能面にもしっかりと配慮がなされているのは、完璧主義者であるヤコブセンらしさ。あわせてデザインされたトングはただ穴が開けられているだけでなく、その穴の内側にのみ凹凸を施されており、それにより氷を滑らずにホールドできる仕上げ。ビジュアルだけでなく、機能性まで美しい逸品です。ウイスキーやジンの傍ら、リラックスタイムにそっと。maker : Steltondesign : Arne Jacobsenmaterial : stainless steelfrom : Denmarkyear : 1980〜90'ssize : Φ140 H110(1L size)/ L175(トング全長)maintenance : cleaningno : 2209DK056

    ¥22,000

  • Herbert Krenchel for Orskov / ‘KRENIT’ ボウル

    復刻版とは一線を画すオリジナルのクレニットボウル。ずっしりと重みがあり、カラフルでありつつも、ほんのり落ち着いたエメラルドグリーンのつややかな琺瑯の表情が生み出す替えの効かない愛らしさをもったアートピース。何も入れずにサイドボードの上へ飾るのもいいし、来客時にはお茶菓子を入れたりしても。maker : Torben Orskov & Comaterial : enamelfrom : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : Φ250 H110maintenance : cleaningno : 2312DK032

    ¥44,000

  • Borge Mogensen / ‘Øresund’ ブックシェルフ

    隣国を繋ぐFREDERICIA FurnitureやC.M. Madsenをはじめ、多くのデンマークメーカーとのマッチアップで良作を生み出したモーエンセン。そんな彼は、隣国スウェーデンのKarl Andersson &Sonnerとの仕事においても、デンマークメーカーに勝るとも劣らない多くの家具を残している。Øresundと名付けられたこのシリーズもその中のひとつで、ダイニングテーブルとチェア、そして、上下段の組み合わせをユーザーが選ぶことの出来る壁面収納ユニットが用意され、その組み合わせ次第で都市部のコンパクトな一室から邸宅の壁一面にいたるまでを網羅できる、ユーザビリティに溢れた仕上がりとなっている。FDBからリリースした1m幅を軸としたシリーズに対し、こちらは1.35mがユニットの軸幅となされており、こちらはそのベーシックサイズのもの。チェスト、キャビネット、ビューローにシェルフと豊かなバリエーションが展開されていたØresundシリーズだが、今回のものはシンプルなオープンスタイルのブックシェルフ。日本の住宅事情にもありがたい浅めの奥行で設計されており、綿密に練られた設計寸法のおかげで豊かな収納力を日々の暮らしで享受することができる。実用性を徹底的に求めるモーエンセンの仕事ぶり、まさしくここにありである。そして、そのシリーズ名になっているØresund(ウーレスン)は、デンマークとスウェーデンの間にある海峡の名前。デンマーク人デザイナーと、スウェーデンのファクトリーが生み出した家具のシリーズが、その両国を繋ぐ海峡名。なんだかグッと掴まれるものがあるのです。maker : Karl Andersson & Sonerdesign : Borge Mogensenmaterial : oakfrom : Swedenyear : 1970〜80'ssize : W1350 D260 H1275maintenance : urethane finishno : 2312DK073

    ¥198,000

  • Poul M. Volther / J53 イージーチェア

    絶妙なバランスFDB Moblerの家具デザインを統括する二代目としてモーエンセンの仕事を継いだヴォルザー。やわらかなフォルムを得意とし、多くの愛らしい木製家具をデザインしつつも新しいスタイルへの積極的な取り組みを行い、のちに代表作ともなったコロナチェアを遺した名デザイナーである。そんな彼がFDBのためにデザインした一脚であるこのJ53は、ブーメラン型の骨格にクロスする脚部と、木の葉のようなシルエットのハーフアームが組み合わせにより得られる無二の可愛らしさをもっており、その各部材の角度設計が実に絶妙見事なところで成り立っている。背座面の傾斜をすこし大きくとっており、着座時の低いアイポイントが特徴でもあり、その角度はGE290にも近いながら少し浅く、あまり沈み込みのないクッション構造の恩恵もあり、傾斜の深いチェアにありがちな、立つときのストレスはなく、とても程よくいい具合に仕上げられている。このチェアの愛らしさを確りと感じてもらえるよう、デンマークの老舗メーカーであるケアロップ社のHestedaekkenという伝統的なチェック柄の張地をセットアップ。見た目の美しさと、着座の快適性、そして耐久性。すべてを犠牲にすることなく、かつ、FDBの家具らしさ=庶民の暮らしへ寄り添うコストバランスをもおろそかにしない。あまり出合える機会の少ない良作です。maker : FDB moblerdesign : Poul M. Volthermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W660 D780 H820 SH410maintenance : oil finishfabric : Kjellerup Væveri Hestedaekkenno : 2312DK072

    ¥297,000

  • Hans J. Wegner / RY100 システムシェルフ

    自立するシステム家具ウェグナーデザインの箱物担当ともいえるパートナー、RY mobler で製作されたRY100。横方向への展開性を備えるシステム家具としてデザインされたこのモデルは、シェルフ、キャビネット、デスク、チェスト、TVボードと多彩なパーツを暮らしと好みに合わせてセレクトできたもので、内寸1mのスパンは二連、三連…とセレクトでき、金属製の脚部を上手にセットアップされたことで自立構造成しているのが大きな特徴。ルームディバイダー、つまり間仕切りとしての役割を果たせるのも魅力で、そんなRY100は二連〜三連仕様で出てくるものが自ずと多い。今回の個体は珍しく単体のもので、コンパクトなスペースで設置できるのが嬉しいところ。上部はオープンシェルフスタイル、下部は無垢の引戸でととのえられたキャビネットが備わっており、見せたいもの、仕舞いたいものを一台で上手に振り分けることができる嬉しい一台。あめ色へと経年したオークの質感がなんとも嬉しい、軽やかで慎ましやかな一台です。maker : RY moblerdesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : W1050 D540 H2060maintenance : oil finishno : 2312DK063ex : 家財便 Fランク扱い(組立状態で搬入が可能な場合)こちらは大型家具のため、事前に搬入経路の確認をお願いいたします。分解状態での搬入と組立設置も別途費用にてお承りが可能です。

    ¥440,000

  • Hans J. Wegner for Andreas Tuck / AT9A コーヒーテーブル

    魅せる構造美潮流の変化か、はたまたウェグナー自身の探究心からくるものなのか。ウェグナーがデザインした多くのテーブル製作を担った Andreas Tuck の作品としてポピュラーなコーヒーテーブル、AT10やAT11、そしてAT15に共通する丸みを帯びたフォルムから、モーエンセンの家具のようなスクエア型のフォルムへと移行するさまは、GE290やGE236から時を経てデザインされたGE370やGE375、GE40など彼のデザインにおける中期〜後期のソファとリンクするものを感じられ、時代の変革をはじめとした様々を想像させられる。このデザインは、同じ基本構造を持ちつつ幾つかのサイズバリエーションがあり、Andreas Tuckが閉業したのちPP Moblerへ引き継がれ、PP7やPP11(いずれもサイズ違い)として展開されたよう。今回の個体はレイアウト性と使い勝手に優れる1300幅のもので、柱と梁の構造美、木造建築の様式を家具デザインに落とし込んだと思われ、インセットする部分とオフセットする部分に仕込まれた巧みな遊び心がスクエアフォルムのデザイン=重厚さに浮遊感を添えている。特に幕板と天板縁が織りなすそこには、ウェグナー上手いな〜と声を出して唸らされてしまうほど。すべて無垢材で構成されており、量感の充実ぶりも見逃せないところ。スクエアデザインをウェグナーが上手く昇華したお手本とも言える一台です。maker : Andreas Tuckdesign : Hans J. Wegnermaterial : solid oakfrom : Denmarkyear : 1970'ssize : W1300 D620 H487maintenance : oil finishno : 2312DK062

    ¥253,000

  • Hans J. Wegner / CH30 ダイニングチェア(teak / oak)

    ベーシックハイさまざまな国のさまざまなデザインスタイルからインスピレーションを受けてリデザインされた多くの北欧家具たち。ウェグナーがデザインしたCH24 Yチェアは中国の明時代のチェアをリデザインしたものだけれど、CH30はどうだろうか。おそらく、このチェアがデザインされた50年代に広く流通していたアノニマスの普遍的なチェアを元として、ウェグナーのフィルターを通しリデザインしたものなのではと思う。Yチェアのような強いデザイン要素を持たず、それでもなお支持をされるこのモデルの良さは、デザインディティールとしてさりげなく細部に散りばめられた可愛らしいフォルムと、緻密に設計されたサイズバランスが生む座り心地に起因するところが大きい。クロス状の木栓がデザインアクセントとして施された笠木は背あたりがよく、すこしふっくらとしたフォルムの座面は奥行きを浅めにしつつ、後脚を強めに湾曲させることで座のおさまりと背あたりのゆとりが何とも上手にコーディネートされている。(復刻された現行品はそのサイズバランスが見直されてしまっているのが惜しいところ)ヴィンテージらしさを感じられる艶やかなチークの笠木と深い色をたたえたオーク材の穏やかなコントラストも見逃せないところ。ベーシックだけれど、なんだか可愛い。座ってみると、なんとも心地よい。普通なのに滋味深い、玄人好みの一脚です。maker : Carl Hansen & Sondesign : Hans J. Wegnermaterial : teak / oakfrom : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : W520 D480 H760 SH425maintenance : oil finishex : 座面張替前の状態で掲載no : 2312DK010ベースグレードファブリック張替費用を含んでおります。詳細についてはお問い合わせくださいませ。

    ¥0

  • Niels Otto Moller for J. L. Moller / model.75 ダイニングチェア

    今もなお変わらぬスタイルで幾多の名作を造り続ける工房 J.L.Moller。そんな彼らのラインナップの中でも、良質な無垢材の量感をまといつつグラマラスな色気を帯びた造形が美しい一脚、model.75。太さと細さのコントラスト、そして、やわらかなオーガニックシェイプを機長としつつ程よく残されたエッジの具合がじつに上手にコントロールされたフレームデザインとなっており、数十年の歴史を経てなお造り続けられている事実がこのチェアの完成度を静かに雄弁に物語っている。また、Mollerお得意の座面構造はペーパーコードとファブリック張りのいずれにも対応できるデザインとなっており、板張りの仕様と比べて着座時の底突きがなく長時間を快適に過ごすことができるのも嬉しいところ。ダイニングチェアとして使用するならば、このチェアに座るため笠木に手をかけテーブルから引いたとき、なめらかに手へ伝わる無垢材の質感に思わず顔がほころぶはず。掲載写真のファブリックは買付時の状態。ベースグレードの張替費用を含んだ価格にて掲載しておりますので、張替詳細についてはお気軽にお問い合わせくださいませ。(ペーパーコードによる張替も可・別途お見積もりにて)maker : J.L.Mollerdesign : Niels Otto Mollermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W490 D460 H760 SH430maintenance : oil finishno : 2312DK009ex : ベースグレードの張替費用込ex : 3脚ストック有

    ¥126,500

  • Grete Jalk with Fearnley France / model.168 ‘Grand Danois’ イージーチェア

    稀有な誕生背景グレーテ ヤルクの代表作であり、柔らかく伸びやかなアームデザインが美しいイージーチェア model.128を元に、製造を請け負っていたFrance & Son社のFearnley Franceがアーム部をリデザインして発表されたmodel.168。高いレベルで完成されたデザインに手を加えるという難しい作業ながら、素晴らしく綺麗にまとめられたこのモデルの佇まいは、長らくグレーテ ヤルクのデザインとして出回っていた(現在も)のも納得の優美さ。女流デザイナーである彼女が手がけた木部はスリムな部位と量感を全面に出した部位の緩急がおりなす美しい色気を帯びており、穏やかな丸みのあるフォルムは実に魅力的。デザイナーはもとよりFrance & Son が得意としたノックダウン=分解可能な構造とするため各部へ配されたボルトが全体の印象を引き締める役割も同時に担っており、分解輸送を前提とすることで小国デンマークの家具が幾数十年も前より海を渡り、世界各地で良質な日用品として各家庭に普及できたコアポイントのひとつともいえよう。座り心地もあわせて素晴らしいもので、クッション内包のセットスプリングとフレーム下部のスプリングの相乗効果で長時間の着座も何のそのといった仕上がり。さて、相応しい張地は…と一考の上で張地にセレクトしたのは、デンマークの老舗ファブリックメーカー、Danish Art WeavingのHighland。羽のように美しいアームのフォルムを崩さない生地厚に、やわらかなウールの質感と深い色味は、この一脚の魅力と心地よさを静かに引き立ててくれる。‘Grand Danois ’という通称で呼ばれるこのモデル。それは、大きな(偉大な?)デンマークという意味なのか、はたまたグレートデンという大型犬の垂れた耳にアームデザインのインスピレーションを重ねたことに起因するのか。椅子張りの技量とセンスが問われるアームの仕上がりは見どころの一つです。maker : France & Francedesign : Grete Jalk , Fearnley Francematerial : teakfrom : Denmarkyear : 1960'ssize : W830 D750 H810 SH440maintenance : oil finishfabric : Danish Art Weaving Highland 9no : 2312DK025

    ¥379,500

  • Borge Mogensen for Soborg mobler / model.121 ラウンドダイニングテーブル

    ラウンドテーブルの包容力どうしても直線的で硬くなりがちな印象の室内に、ラウンドテーブルがつくりだす柔らかな弧のライン。角がないことで得られる、ごく自然な導線。デッドスペースが生じない、円という機能美。ただ可愛らしいだけではない魅力がラウンドテーブルには確かにあって、その上に個々のデザインや素材、質感が加わりそれぞれの魅力になる。このラウンドテーブルは、そんな中でも巨匠ボーエ モーエンセンの感性を通してデザインされたもの。多くのシーンにおいてモーエンセンとタッグを組んだSoborg moblerにより製作されており、ぽってりとしながらもモダンな印象は、天板の厚み、幕板の造形、脚部のテーパードするバランス…と細かなディティールの集積による賜物。奇をてらわないのに何か沁みる良さを感じさせる、モーエンセンデザインの世界観がぎゅっと詰まった仕上がりとなっている。良質なチーク材・オーク材のコンビが生み出す落ち着きと軽やかさは、同じ工房で製作されたmodel.157との組み合わせで一層の輝きに。角がないことでデッドスペースが生まれず隅々まで使えるラウンドテーブルは、付属のエクステンション板を加えることで、より大きくゲストを迎えられるゆとりに。センターにおおきなオーバルプレートを置いて、取り分けのプレートを6人分並べたって、まだまだ余裕。こういうところ、じつに嬉しいポイントだったりする。食卓を囲むという言葉がなんともしっくりくるラウンドテーブルにより一層の質感を求める方へ、モーエンセンが遺してくれた用の美です。maker : Soborg moblerdesign : Borge Mogensenmaterial : teak / oak( ex : birch )from : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : W1200-1795-2095 D1200 H730maintenance : oil finishno : 2312DK017ex : エクステンション板2枚付属ex : セカンドのエクステンション板は簡素な造りのため補助扱い

    ¥561,000

  • Danish metal factory / ドアハンドル

    経年によりしっとりと古美色をまとい、風合いをただよわせる真鍮製のドアハンドル。クラシカルなデザイン要素を残しつつ、過度な装飾を排した具合が絶妙。ファサードの印象だけでなく、お店という世界への入口である正面ドアに、また、タオルハンガーとしても活躍してくれそうです。maker : danish metal factorydesign : anonymousmaterial : brassfrom : Denmarkyear : 1930〜40's ?size : L730 D75(□パイプ径 25)maintenance : cleaningno : 2209DK096ex : ビス6本による固定

    ¥27,500

  • Danish metal factory / ミラー

    この上なく満ち満ちた量感に、おそろしく重厚でボリュームのある真鍮製のフレーム。おそらく船舶用として造られたのではと思われるこのミラー。無垢材ゆえに極めて重く、一般家庭での使用を考えるならば施工をしっかりと考えなければならないけれど、これがサニタリーにあったら、、店舗ならば、特別なレストルームづくりにおあつらえ。その場の空気感を変えてくれるミラーです。maker : Danish metal factorydesign : anonymousmaterial : brassfrom : Denmarkyear : 1930〜40's ?size : ---maintenance : cleaningno : 2209DK082

    ¥55,000

  • Borge Mogensen / model.3236 ダイニングチェア

    J39のあとに言わずと知れた名作J39を生み出したあと、その系譜を強く感じられるモデルをデザインしたモーエンセン。Karl Andersson & Sonerのためにデザインしたmodel.537がおなじペーパーコード座面の兄弟モデルのような立ち位置で、537を座張り仕様にリデザインしたものが543、そして、J39を座張り仕様にリデザインしたものがこの3236と言える。J39よりも四角く幅広にリフォルムされた笠木はゆったりと座れるよう幅広に構成された座面へデザインのリズムを合わせたもので、ふっくらと背を包んでくれる。また、同時にデザインされたmodel.3171 ベンチとの相互関係を感じさせる大きな要素ともなっており、貫の構成やフォルムも見直すことにより低められた重心はJ39とは異なる魅力となり、このモデルの個性となっている。ほんのり低めの座面は靴を室内で靴を履かない日本人に相性がよく、また、ころんとした座面フォルムはフレームデザインと相まって可愛らしいファブリックとの相性がじつに良く、そんな個性に合わせたのはCASAMANCEのチェック柄。深みのある落ち着いたネイビーに程よいピッチでリズムを刻むペンシルチェックのセレクトは、自らもチェック柄のファブリックをデザインし、自身の家具に多用したモーエンセンへのオマージュも。(すでに廃番となったデッドストック生地)露出の増えたJ39より一捻りしたチェアを選びたい、そんな気持ちにもすっと寄り添ってくれる、静かな良き一脚です。maker : FREDERICIA stolefabrikdesign : Borge Mogensenmaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960〜70'ssize : W530 D440 H735 SH450maintenance : oil finishfabric : Casamance Edinburgh Calton Hill(dead stock)no : 2312DK058

    ¥104,500

  • Borge Mogensen / J39 ダイニングチェア

    終の一脚People’s chair とも呼ばれる、J39。丈夫で・美しく・快適な・庶民の手に届く家具 というテーマは、言わずもがな、使い手に優しくも作り手には厳しいハードルで、非凡なモーエンセンにとっても難しい課題として時間を費やさざるを得ませんでした。彼の師であるコーア クリントが提唱したリデザインの教えにならい、アメリカの東海岸で生まれたシェーカー家具にデザインの核を見出したモーエンセンは、もともと簡素なシェーカーデザインをさらに削ぎ落とすという大胆かつ繊細な作業にエネルギーを費やし、1947年にJ39の完成へと至ったのだけれども、そんな背景をひとまず置いておき、じっと向き合うことで見えてくるこのチェアの魅力。それは、数多ある同時代の良作たちの中にあると、最初は埋もれて目につかないほど控えめで静かな佇まい。それに尽きる。まずもって、コンパクト。背を支えてくれる笠木は低い位置に備わっており、テーブルにセットすると隠れるくらいの高さ。(余談だけれど、この笠木の位置が背骨の窪みにすっと寄り添い、絶妙なサポートをしてくれる)その小ささは高さだけでなく幅や奥行も同様で、幅が1200程度のコンパクトな(日本の都市部においてはベーシックとも言える4人掛けの)テーブルにもすんなりと並び収まってくれる。そして、浅い座面の奥行は、欧州の人びとよりもひざ上の長さが短い、僕も含めた日本人の多くに優しくフィットしてくれる。どんな座り方でも満遍なく座れるというYチェアのような特性とは異なり、着座ポイントが明確なJ39は、そこへ座ると背骨が伸び、すうっと気持ちがよい。四本の脚は一定の太さでフロアへと伸び、強度を保つための貫は、無駄な負荷を脚へ掛けぬよう穏やかにテーパードされており、一定にととのえられた各部材の美しくリズミカルなフォルムは、バッハのゴルトベルク変奏曲のように穏やかな空気をもたらしてくれる。そんなフレームに手編みのペーパーコードがもつ柔らかな表情が合わさり、無二の静かな佇まいに。最初にこのチェアへ出合ったとしても、あまりに静かなその存在ゆえ、ほかの色やかなチェアたちへ気持ちがなびくかもしれない。でも、多くを見て経験したあとにきっと、戻ってきたくなる。快適で質実な日常道具を求める人が選んだならば、それは今生の出合いとなるでしょう。maker : FREDERICIA FURNITUREdesign : Borge Mogensenmaterial : oakfrom : Denmarkyear : 2000'ssize : W490 D440 H750 SH440maintenance : oil finishno : 2312DK023-Aペーパーコード新規張替後のお渡し → 132,000円

    ¥121,000

  • Michael Bang for Le Klint / model.321 フロアランプ

    ずっと、らしい佇まい1943年の誕生からずっと、デンマークをはじめとした諸国に心地よさを届け続けるLe Klint。独自のプリーツワークで構成された美しいシェードが最大の特徴であり、それを普及品として形にしたTage Klint(ターエ クリント)の功績は言わずとも知れたところだけれども、その完成されたシェードをベースとしながらさまざまなデザイナーがシェード以外の部分をデザインすることで、じつに多様なキャラクター性とラインナップを得ているのがこのメーカーの面白いところ。なにせ、40年代にデザインされたランプと2000年代にデザインされたランプのシェードが同じだったりするわけで、シェードのタイムレスデザインぶりに驚かされる。今回のランプ model.321 は90年代にデザインされた近現代のモデルで、高さや角度を細やかにセッティングできるあたりが現代的でありつつも、クラシカルなシェードと組み合わされることで冷たさのにじむ金属製のベースに柔らかな品の良さと暖かみをもたらしてくれる。オフセットされたシェード位置ゆえ、特に空間の角スペースへ設置するのに最高で、また、ソファサイドに置いてもしっかりと手元を照らせるほど可動域が広く、美しいだけでなく実用品としての優秀さもしっかり備えている。80年ちかく前にデザインされたシェードと30年ほど前にデザインされたベースが織りなす、クラシカルモダンなLe Klintの世界観。冷たさと暖かさを共に内包した、魅力的な一台です。maker : Le Klintdesign : Michael Bangmaterial : metal / plastic shadefrom : Denmarkyear : 1990'ssize : W450 D330 H 可動式maintenance : 国内仕様プラグno : 2312DK021ex : E26型電球 〜60W

    ¥137,500

  • Arne Jacobsen / AJ Royal ペンダントランプ Φ370

    Super !!!ヤコブセンのデザインを見るたびに頭をよぎる言葉。デンマークの人びとと会話をしていると飛び込んでくる単語で、(僕の認識だと)英語でいうGreat !!! に近しい言葉なのだけれど、建築に家具に照明にハウスウエアにetc,,,と、多岐にわたるデザイン全てを極まったレベルで形にしてしまうヤコブセンは、名だたるデザイナーとプロダクトがひしめくミッドセンチュリー期においても Super !!! な存在。そんな彼がデザインしたこのAJ Royalは、書かずとも知られるSASロイヤルホテルの設計に合わせてデザインしたもの。半球状のシンプルなフォルムながら、シェードトップに繊細なスリットを設けることで上方に放たれる灯りをグッとフォルムアップさせており、その美しくスマートな光の陰影はヤコブセンのデザイン美学が放たれる光のさきまで及んでいることをしみじみ感じさせてくれる。製造される年数の長さもあり、いくつかのサイズやカラーバリエーションが存在するAJ Royal、こちらはダイニングへの収まりがとても良いΦ370。現行品は埋め込み式のLEDに構造変更されてしまったけれど、ヴィンテージは電球選びの楽しみも備えているのが嬉しいところ○超一流(Super !!!)のデザインと照明演出を、SASロイヤルや美術館へ行かずとも自宅に招くことができる。こういうプロダクトを生み遺して普及させてくれたことに、ありがたいなぁとしみじみ。maker : Louis Poulsendesign : Arne Jacobsenmaterial : aluminiumcolor : whitefrom : Denmarkyear : 1980'ssize : Φ370 H170maintenance : 電球3灯仕様 E17型電球 〜60W×3(LED電球使用可)no : 2209DK050ex : 下部アクリルシェード付属ex : うっすらとしたへこみおよび小傷がございます。

    ¥89,100