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髪の曲がり角は35歳!?加齢とエイジング毛とヘアケア

エイジング毛とは、年齢を重ねることによって性質変化が起きた髪の事で、

通常の健康な髪よりもトラブルを引き起こしやすい髪で、早い人では20代後半から、通常は30代半ば〜40代から髪質が変化してきます。


この髪質の変化は主に内部構造が変化することによって起こり、

この状態を毛粗鬆(もうそしょう)と言います。


■エイジング毛(毛粗鬆)とは??

エイジング毛(毛粗鬆)とは、

・加齢した毛髪の根元部分の密度の低下
・加齢した毛髪の毛先と根元の密度差の増加
・加齢により、髪内部のタンパク質流出量が増加する(勝手に傷みやすくなる)

ことで、日本の美容メーカーであるミルボンが、これまでは髪内部の密度を正確に測る技術がなかったが、測定できる技術を開発したことで解明されました。

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図 1 日本人女性の毛髪内密度(根元, 新生部の髪; 毛先, 根元から 25-30 cm 部分の髪) 年齢と共に毛髪内密度が低下する。30 代の根元と毛先の毛髪内の密度差に比べ(矢印)、40 代以降の毛 髪内の密度差が増加している(点線矢印)。


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図 2 加齢に伴う、毛髪内タンパク質の流出傾向: 20 代女性の毛髪から流出するタンパク質量と比較 し、加齢に伴って毛髪内タンパク質の流出量が増加する。

参照:https://www.milbon.co.jp/app/webroot/ir/upload_file/m000-/20131016_aging-mousoshou.pdf


■エイジング毛の特徴

エイジング毛は図1が示すように、タンパク質が減少しているため髪のハリ・コシが低下しています。


また、図2が示すように、髪内部の水分量の低下によって内部構造が変化し、その結果【うねり】として症状が出てしまい、ツヤの低下やザラつきなどが起こり、広がりや収まりの悪さなどにつながってしまいます。


エイジングによって機能が低下した環境から生まれる髪は、通常の毛髪と比較してメラニン色素の量が圧倒的に少なくなり、太さ・細さも不均一になりやすくなる、と研究によって明らかになっています。


白髪が増えたり髪が薄く見えたりするのはこの影響です。


また、人間の髪は女性ホルモンとの結び付きが強く、年齢を重ねるとともに減少するホルモンの分泌量の影響がそのまま髪質の変化となって現れることもありますので、イソフラボンなどを摂取することも必要です。


■エイジング毛への効果的なケアは??

エイジング毛へのケアは早ければ早いほど症状が改善されていく可能性も高まります。


主なケアの方法は、少なくなってしまっているタンパク質や脂質を補給することも必要ですが、髪が生える土台になる頭皮ケアをおすすめします。


・頭皮に赤み(炎症)がある人ほど白髪になっている割合が高く、毛髪の本数も少なくなりやすい。
・炎症状態の細胞が出した成分は細胞の活性を低下させ、細胞の活性低下が白髪化や毛髪本数の減少を引き起こす一因である。
・頭皮が赤い人ほど太い毛と細い毛が混在し、頭皮が赤い人ほど毛髪の太さが不揃いになる傾向がある。

ということがわかっています。

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年代および赤みの強さで分類した頭皮のマイクロスコープ画像と、画像中の毛髪の解析結果。
頭皮の赤い群は白髪の割合が多く、毛髪本数は少ない傾向が観察された。 毛髪の太さのバラつきが大きく、太い毛と細い毛が混在する傾向も見られた。

参照:https://www.milbon.co.jp/app/webroot/ir/upload_file/m000-/20180601_akami.pdf



年齢に伴う髪の悩みはどんどん解明され、解決するための方法も出てきています。

長い期間をかけて変化していくものなので、ケアも長い期間をかけて少しづつ改善していきましょう。


エイジング毛でお悩みの方はぜひご相談ください!




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