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ちょっと雑談
今日は少し変わった視点でのネタ提供をします。
まずはその意図と前提について。
私の「3×3ステップ講座」を見てくれた方はわかると思うんですが、マーケティングの本質は結局はすべて同じです。
だから私も写真家以外のクライアントさんもたくさんいますし、自分がまったく知らない分野のコンサルを依頼されても特に困ることはないです。
(業界内部独特のこととかはわからないですし、勉強が必要な部分もありますが)
前の投稿でも言いましたけど、こうなるととにかく有利なわけです。
他の業種の事例がバンバン使えますし、物事も横断して見れるからです。
横断するということは、共通点を見つけるということであり、本質を見つけるということです。
今回ご紹介するのは、写真家向けの内容ではないんですが、実は私が写真家さんにアドバイスしていることと本質は「まったく同じ」です。
だから、今回ご紹介する内容も必ず役に立つと思います。
以前、ある会社が販売したリスティング広告の解析ツールの企画に携わってたんですね。
数万本売れたって話を聞いたので、もしかしたら日本で一番売れたツールかもしれません。(私に特にお金は入らないんですが 笑)
で、そのツールの特典の「リスティング広告完全マニュアル」も私が提供しました。
そこから私のビジネスメルマガにもたくさんの人が登録してくれてて、そこに配信したメルマガです。
つまり前提としては
・マーケティングに興味がある人
・Webマーケティングに興味がある人
・広告に興味がある人
・経営者
・ネットビジネス(アフィリエイターとか)
こういう方が読者さんだと考えて読んでください。
※上記の方向けの内容なので、おそらく文中に意味不明な言葉もあると思います(※)がついているものは最後に補足説明をつけておきます。補足説明がないものはとりあえず今回はわからなくても文の解釈に不都合はないのでスルーしてかまいません。
で、このメルマガを公開することにした「もう一つの理由」です。
写真家とか新規事業ってカモとして狙われやすいんですよ。写真家向けにコンサルをやっている私が言うのも何ですが。
ビジネスは等価交換なんで「高い」「安い」っていう絶対値自体は私はないと思ってます。(そもそも買う買わないは自由なので)
私もきっちりとクライアントさんにお金をいただいてますし、決して安い金額ではないです。
ただ、実際の価値がまったくないものが、必要以上に高い価値に見せられて、たくさん売られまくっているっていうのも事実です。(コンサルだけじゃなくて、HP制作とかそういうのも含めて全部です)
で、その犠牲者もたくさんいます。
なので今回のメルマガ公開は「セールスっていうのはどういう風に行われているよ」っていう、ある意味で業界裏話の暴露でもあります。
どう感じるかは人それぞれですけど、こういう予備知識をつけておけば、今後の色々な判断の役に立つはずです。
今後の投稿の更新が途絶えたら、僕の身に何かあったか、薬で小さくされたと思ってください。
ではスタートです。
※かなりマニアックな内容も入ってるので、ぜんぶを理解する必要はまったくないので注意してください!あくまで感覚や予備知識としてでも持っておくことが大事です。
ここからが本文です
こんにちわ岩崎です。
前回の配信を確認したら2年以上前ということで、もはや何名の方に届いているのかまったく不明なんですが、久しぶりのメルマガ配信になります。
が、何かを売ったりアフィリするつもりはまったくないので安心してください。
ASPのログインパスワードとかもはや忘れました(笑
まあ、それはそれとしてですね、今回は久しぶりの配信ということで、できるだけお役に立つだろうお話をします。長いですけどお付き合いください。
ここ2年間は何をされてましたか?
ご存知のとおり、ここ2年間でさらにネットビジネスの業界は厳しくなりました。
ざっと挙げると
・GoogleアップデートによるSEOカオス状態
・Yahoo広告によるPPCアフィリの禁止
・広告審査の厳格化
・異常なメール不着
・プロダクトローンチ(※1)の終焉
こんなところでしょうか。
あと個人的にはGoogleAdWordsがGoogle広告になりYahoo!プロモーション広告がYahoo!広告になったこと。
(いい加減に最終決定してくれ。情報発信やマニュアル変更が大変なのだ)
(※2)
まあプロダクトローンチの終焉ってのは世間でよく言われてますけど、これって「DRMオワッタ」ってよく言われたのと同じで
実際にこれが本当に終わっているというかこれだけじゃ通用しなくなったってだけで本質的なことは変わってないので、表現の問題なだけな感じはしてるんですけども。
一方、良い方向への面白い動きもありました。
YouTubeってどうなの?って話
特に昨年後半からのYouTubeはスゴイですね。芸人、芸能人、スポーツ選手(OB含む)もバリバリやるようになりました。
いわゆるこの業界(?)
・マーケティング業界
・Webマーケティング業界
・アフィリ業界
・インフォ業界
・ネットビジネス業界
どの表現が適切かわからないですけど、こういう方たちもめっちゃくちゃYouTubeをやるようになりましたよね。
もうこの流れは抗えないんだなあと。
共感してくれる方は多いと思うんですけど個人的には、動画の編集ってクソ面倒ですし、飽き性なので困った流れではあります。はい。
でも、情報を受け取る側にはありがたいですよね。
ホリエモンが「偏差値が50以上ある人ならYoutubeがあれば何でも勉強できる」みたいなことを言ってましたけどほんと良い時代だなと。
個人的には、
・インスタ
・LINE@(今はLINE公式)
この2つが大きく感じました。
この2つは去年の後半から色々テストしてたんですけど面白いです。
で、実際にめっちゃくちゃ使えます。
インスタってどうなの?って話
例えばインスタ。
無料で集客がしたいなら、他のSNSよりかなり反応が良いです。
「インスタは若い女子が使うもの」
「インスタ映えしないといけない」
「インスタじゃビジネス商材は売れない」
てのは、今はぜんぜん当てはまらないです。
普通に私みたいな「おじさん世代」に商品も売れますしコンサルとかもちゃんと売れます。
無料でやる分にはインスタはかなりコスパ良いです。
しっかりやれば1日3~5リスト(※3)は取れます。
少ないって思うかもしれませんけど、1日5リストが無料で手に入るって、かなりバカにならないです。
その後の数字、つまりフロントエンド(※4)のCVR(成約率)やらバックエンド(※5)のCVRやらLTV(顧客生涯価値)(※6)やらがちゃんと出せれば、1日5リストって月商数十万円~100万円以上を生みますんで。
1日5リストってことは月に150リストです。
インスタ経由はリストが濃いですからフロントエンド(最初の安い商品)であればCVR3~10%くらい出せます。
で、バックエンド(次に売る利益を出す商品)も0.5~3%くらいは出たりします。
例えばコンサルタントの方であれば、50万円の商品で1%のCVRが出れば、150リストなら75万円の売上です。悪くないですよね。
ただ欠点もあって、この方法だとレバレッジは効きません。
まあ、これはインスタがどーこうっていうより、他のSNSでもそうなんです(バズらせられるなら話は別ですが)やっぱり無料媒体ってほとんどが時間と労力との交換です。
作業量と結果が比例するし(もちろんある程度の反応が取れるスキルがある前提)それ以上の限界値は絶対に超えられません。
例えばインスタであれば地道にフォロワーを集める場合、基本的には1日50フォロワー増くらいが限界です。
だから取れるリストも5件くらいが限界。
それ以上やりたければ、アカウントを量産するしかないわけです。
つまりレバレッジがかかりません。(外注化するって手もあるにはありますけど)
なのでオススメの方法は、この売上を広告に回すってことです。
今ならfacebook広告ですかね。(※7)
Facebook広告ってどうなの?って話
AdWordsの場合は、やっぱり審査がちょっと大変。商材にもよりますが。
Facebook広告も今はだいぶ厳しくなりましたけど、それでもAdWordsよりはだいぶ楽です。
あと反応がとにかく良い。
これもやり方と戦略によるので条件がそろったらって前提にはなりますけど、1リスト数百円~1,000円以下でも取れたりします。
はい、こうなると後はROIとかROAS(簡単に言えばリターン率)だけ意識すればOK。
例えばROASが500%になるってわかっていれば、1万円投資をすれば5万円返ってくるわけですから、自分のさじ加減で広告に投資していけば良いわけです。
※CVを拡大すればCPA(顧客獲得単価)は上がり、当然パフォーマンスは落ちてくるので利益の絶対値が最大化するところを狙います。
だから、とにかくこの仕組みをちゃんと作ったもん勝ちです。
はい、じゃあこの仕組みはどうやったら作れるんでしょう。
色々な要素があるので一言では言えないんですが、DRM的に2ステップマーケティング(※8)(見込み客リストを取ってから販売)をするならまず大事になるのがまずは
「LP(※9)のCVR」
ですよね。
つまり
「ページを訪問した人のうちどれくらいの確率でリストを落としてくれるの?(メルマガとかに登録してくれるの?)」
ってことです。
LINE@ってどうなの?って話(集客できんの?編)
で、これがLINE@登録だと、メルマガ登録より激高くなります。だからCVRがそもそも上がる。
つまりCPAがめっちゃ下がります。
で、LINE@はメルマガよりも開封率もクリック率も激高いです。
だから、その時点でメルマガよりも何倍も有利になります。
で、さらにメリットがあってですね、知っている方も多いと思いますけど、Facebook広告は基本「コンバージョン(※10)最適化」で配信することが多いです。
つまりコンバージョンしてくれている人のデータを集めて、そのデータを元にコンバージョンしやすい人に広告を配信してくれるってことです。
当然、データ母数が多ければ多いほど精度は高くなります。
1日5件のCVデータしか取れないのと、1日20件のCVデータが取れるのだと、その後の最適化の結果も違うわけです。
LINE@はCVRが高くてCVが溜まりやすいからさらに最適化が良い感じで進みます。
で、そうなるとさらにCPA(※11)を下げつつCVが増えていく。
そうなるとさらに最適化が良い感じで進む。
この循環です。
で、ここで出てくるのが、よく聞く
「とは言ってもさー、LINE@って商品あんまり売れないよね」
っていう問題。
LINE@ってどうなの?って話(売れるのか?編)
確かに例えばコンサルなどの高額商品はメルマガからの方が売れる確率は高いかもしれません。
だけどですね、これまでお話したようにLINE@にはそのデメリットを上回るくらいの大きなメリットが多すぎるわけです。
到達率、クリック率が何倍も違うわけですからね・・・。(※12)
あとですね、私は去年後半にアホみたいにLINE@登録しまくったんですね。
多分、100個くらい登録しました。そうなると色々なことが見えてきます。
まず昔からステップメール(※13)、プロダクトローンチをゴリゴリ使ってきて活動している方でありがちなのが
「単にステップメールやプロダクトローンチをLINE@で配信してるだけ」
ってパターンです。
これ、まじでめちゃくちゃ多いです・・・気持ちはわかります。やっぱり切り替えが難しいんですよ。
DRMゴリゴリ世代は、文章をしっかりと長く書いて、教育をするってのが染み付いちゃってますから。
じゃないと売れないと思っちゃうんですよね。すっごく気持ちわかります。
私自身もその世代だし、リサーチをしているとその世代で活躍してた人ほど、なんかLINE@としての違和感がすごい。
簡単に言うと、
・とりあえずクソ長い(笑
・双方向性がない
・エンターテイメント性がない
・臨場感がない
そんな感じです。
LINE@って結局はOne to Oneマーケティング(※14)として最適なツールですから、従来のやり方でやっても、びっくりするくらい反応が取れません。
これ、ほんと。
だから逆にゴリゴリのプロダクトローンチとかステップメールの知識がない人の方がおそらく反応は取れていると思います。
さっき言ったように、私は100個くらいのLINE@を見てますが、
それくらい、
・プロすぎる人のLINE@を読むのはつまらなくて苦痛
・プロじゃない人のLINE@の方が楽しんで読める
っていう差があります。
※この場合の「プロじゃない」っていうのは、完全なマーケティング素人じゃなくて、最低限は勉強しているってレベルです。
私はずっとマーケティング業界にいますし、活字アレルギーもないです。
なのに前者のLINE@は読んでて「キツイな」って感じるわけです。
多くの人はキツくて読めないと思います。
そうそう、私は去年からインスタとかTwitterとか、Youtubeをこれまでの何倍も見るようになったんですがあれはほんとやばいです。
長文を読む能力が激下がりしました。能力っていうより忍耐力っていうんですかね。
今の若者は文字が読めないなんて言いますがそりゃそうだなと思いましたよ。
別にメルマガが悪いとか、長文が悪いとかはまったく思いません。
戦略の選択次第なので。
ただLINE@にはLINE@のやり方が明らかにあります。
だからメルマガの通りやったら、かなりの確率でコケます。
で、LINE@はどんどんと今後も主流になっていきます。
その部分の判断と、しっかりとそれぞれに合わせた戦略が必要だと感じています。
ただ個人的にはLINE@かなりオススメです。
特にマーケティングやコピーライティングがあまり得意じゃない人ほど。
もちろん、これらのスキルは使うし有ったほうが良いんですけど、それ以上に
・One to Oneをしっかりとできる
・想いや情熱があってしっかりと配信を楽しめる
人の方が圧倒的に有利です。
両方とも、プロダクトローンチをゴリゴリの人が苦手なことです(笑
というか、本来のプロダクトローンチってこういうものだった気がするんですけどね。
「少ないリストからでも売れるよ」っていう。
なんか途中でプロダクトローンチが間違った方向に行ってる感じがします。(※15)
まあいいんですけども。
いずれにしろLINE@の場合、金!金!っていう感じのはすぐにバレます。
そして嫌われます。まじで。
そういうものって、配信内容もほんとつまらないですから。
これってYouTubeでTVショッピングを流しているようなもんです。
めっちゃきれいなセットと有名タレントを使って、しっかりとした制作会社が作ったとしても、こんなものYouTubeじゃ評価されんでしょう。
YouTubeで評価されるのは、素人だったり汚い映像だったとしても、情熱を感じたり面白いものです。
だから丁寧で情熱がある人は、ほんと有利な時代だと思います。
あと単純にやってて楽しいですよ。
「動画を見た人にコメントもらいましょう」
っていう上辺だけの内容の間違ったプロダクトローンチと違って、本当にちゃんと読者とコミュニケーション取るんですから。
ある程度の人数がいる組織だとそれもなかなか難しいかもしれませんけど、個人や少人数規模の組織なら、大きな雑な一発勝負よりも、地道にやれることを丁寧にやった方が結果は断然良いです。
ほんとマーケティングが苦手な人ほどやってもらいたいって思います。
あと書く文章も短くて済むので楽です(笑
ってことで久しぶりのメルマガは書きなぐり的になっちゃいましたけど、
参考にしていただけたらこれ幸いであります。
次回はいつかはわかりませんが・・・
それではまた!
ここまでで、以上です。
(※1)プロダクトローンチ
ジェフ・ウォーカーというおじさんが開発したマーケティング手法。まずは興味を持ってもらい、そこから少しずつ情報提供をしていき、その中で感想をもらったりしてお客さんからのフィードバックをもらって改善していったり企画を盛り上げていき商品を販売する方法。よくメルマガ登録をすると数日に渡って動画が4本くらい公開されるやつありますよね。「感想をくれたらプレゼントあげます!」みたいな。あれがプロダクトローンチです。日本だと与沢翼さんがこれをゴリゴリに使って有名になりましたね。
(※2)GoogleAdWords、Yahoo!プロモーション広告
GoogleとYahoo!のリスティング広告サービス。リスティング広告に関しては3×3ステップ講座参照。PPC広告とほぼ同義です。
(※3)リスト
この場合は、メールアドレスやLINE@登録リストなどのこと。
(※4)フロントエンド
最初に販売する商品。別名「集客商品」。写真家で言えば初回オファー。
(※5)バックエンド
フロントエンドの次に販売する商品。別名「利益商品」。写真家で言えば2回目以降のオファーなど。
(※6)LTV(顧客生涯価値)
お客さんが一生涯で使ってくれる平均金額。
(※7)Facebook広告
写真家の場合はリスティング広告の方が良いです。
(※8)2ステップマーケティング
リードジェネレーションとも言ったり。いきなり商品を販売するのではなく、まずは無料で登録してもらって価値を提供し、その価値をわかってくれた人にだけ買ってもらう方法。
(※9)LP
ランディングページ。最初に見てもらうページのことです。よく「1枚の縦長ページ」のことをLPと言う人がいますが、厳密には縦長の1ページじゃなくて普通のたくさんページがあるサイトでも、最初に見てもらうページであればそれはLPです。
(※10)コンバージョン(CV)
成約のこと。何をCVとするかはケースバイケース。メルマガ登録もCVだし、商品を買ってもらうのもCVだし、来店をしてもらうのもCVです。狙ってたイケメンを落とせたならそれもCV。
(※11)CPA
顧客獲得単価。1人のお客さん(というか1CV)を獲得するのにかかるコスト。
(※12)メルマガの到達率・クリック率
ケースバイケースなんですが今のメルマガのクリック率は1〜10%前後が多い。濃いメルマガであれば10%くらいクリックされることもあるが、内容の薄っぺらいメルマガだけだと5万部のメルマガを持っている人でも100クリック以下しかされないこともザラ。
(※13)ステップメール
通常のメルマガと違い「登録してから◯日目に◯通目が届く」みたいな予約ができるシステム。
(※14)One to Oneマーケティング
一体多ではなくて、一対一の感覚を重視したマーケティング。
(※15)なんか途中でプロダクトローンチが間違った方向に行ってる感じがします。
本来プロダクトローンチは、お客さんからフィードバックをもらって信頼を築き、少ないリストでも売上を作るというものだったのに、今のプロダクトローンチは広告費を何千万円もかけて大量にリストを集めて、形だけのフィードバックをもらってゴリゴリに販売をしてその後はリストを使い捨てみたいな、真逆なことをやっているところが多い。
だから広告費を何千万円もかけて、派手で目立ったけど実は利益がほとんど残っていないみたいなケースもある。個人的にはDRMと真逆なことやってるじゃんって思ってる。
いかがでしたか?
感じることは人それぞれだと思いますが、何か感じたことがあればコメントやメッセージで聞かせてください。
それではまた。