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Cebu News Series No. 4 "Council OKs ordinance for annual teacher’s aid"
Hello, everyone, this is Rei, a Japanese mother living in Marigondon, Mactan, Cebu in the Philippines.
こんにちは、皆さん。フィリピンはセブのマクタン島マリゴンドンに住んでいる日本人ママ、レイです。
一日一記事を読むという習慣をつけるために、印象に残った記事の紹介や感想を述べるCebu News Series。
今日はDenise Mae P. Codis氏による記事です。2024年10月3日にSunStarに掲載されていました。
World Teacher’s Dayと教職員への支援金支給に関する記事です。
そもそもWorld Teacher's Dayとは、教師の努力や貢献を讃える日です。日本では馴染みがありませんが、実は毎年10月5日に世界中で祝われ、教師が教育に果たしている重要な役割を認識するための特別な機会となっています。ここフィリピンにいても、学校でこの日を祝う行事が行われることが一般的で、子供達がクラスの中で先生役になって教えてみたり、先生や生徒がダンスを披露したり、軽食を囲んで交流するような催しが開かれます。
さて、この記事では、ラプラプ市の公立学校の教師及びスタッフ一人一人に対して、このWorld Teacher’s Dayを記念して、2000ペソの財務支援が支給されるようになったと報じられています。10月2日に市議会で条例が可決され、公立学校の教師やスタッフに対する財政支援が制度化されました。
以下記事より抜粋:
Aside from teachers, non-teaching personnel are entitled to receive the assistance, as they also extend “hard work, dedication, and commitment to ensure the delivery of education learners.”
どうやら、教鞭をとっている教師以外の非教師職員に支援金を受け取る資格があるようです。公立の教育機関で働く人々にとっては、素敵なサプライズになったでしょうね。
ここまで記事を読んで、パブリックスクールの教職員達にとって朗報であると思いつつも、プライベートスクールの教職員たちはこの支援金をもらえないことが気になりました。昨年セブの語学学校で学んでいた頃、若いEnglish Teacher達の中には、将来はパブリックスクールの教員になりたいと言っている人たちが少なくありませんでした。みんなパブリックがいい!と言います。なぜならお給料がプライベートスクールより高額かつ補償もあついからとのことでした。希望者が多いため、当然パブリックスクール教員の門戸は狭きものです。しかもいくら優秀でもコネクションが必要であると、どのEnglish Teacher達も口を揃えて言っていましたね。プライベートスクールの教員は、将来パブリックスクールで働くためのステップであるという印象を受けました。自分の息子達はセブでプライベートスクールに通っていますので、複雑な気持ちになったものです。今回の支援金でますますパブリックの方がいい!という人が増えそうですよね。
実際のところ、フィリピンの公立と私立の教員の割合はどうなのかというと、Wikipediaによれば、フィリピンでは、公立学校の教師と職員の数が私立学校に比べて大幅に多いです。2021年現在、基礎教育全体で公立学校の教師は約876,842人で、教育省(DepEd)は教員と非教員を含めて約100万人の職員を雇用しています。対照的に、私立学校では2022年時点で約50万人の職員が働いています。この大きな差の理由の1つは、公立学校が約2,390万人の生徒を抱えている一方、私立学校が受け入れている生徒数はずっと少ないということです。また、教員の初任給にも大きな差があるようです。詳細については、Wikipediaの「Teachers」セクションを参照してください。
Glossary
1. ordinance: 条例
2. vital contribution: 重要な貢献
3. qualify: 資格を得る
4. superintendent: 監督者
5. subsidy: 補助金
6. treasury: 国庫、財務
以上です。日本でもTeacher's Dayができたら面白いですね。特に、日本は今先生達がとても大変そうですから…。ではまた!