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AIが著作権を侵害!?著作権保護の未来を危ぶむAI技術の進化

皆さんは「ChatGPT」使ってますか?

自分は毎日使わずにいられないくらい、お世話になってます。
さて、そんな超高スペックAIの「ChatGPT」ですが、早速いろんなことが問題視(?)され始めてます。👀

今回はネット上で集めた情報ですが、記事にまとめてみましたのでご参考にどうぞ。

ChatGPTによる著作権侵害の可能性について

AIの文章生成能力は、より人間ライクな文章を作成できるレベルまで到達しています。ChatGPTはそれをネットが使える世界中のユーザに無料で使えるサービスとして提供したわけです。

するとどうでしょう。

なんと、本を書いたことすらない人たちがこぞってChatGPTに本を書かせるという一大ブームが巻き起こりました。🙈

Amazonに並ぶ大量のChatGPT関連の本

すでに世界中のユーザがChatGPTを使用して出版したと思われる本が話題になっています。

その多くはAmazonに出品されており、実際にAmazon内で検索をかけると、出るわ出るわ・・・

Amazon検索結果

ぱっと見、どれもChatGPTについての技術書に思えるかもしれませんが、これらはChatGPTに本の中身を書かせてる可能性が高いです。
表紙もおそらくAIを使って描かせた物でしょう。😅

ChatGPTを使って実際に内容を書いたのかどうなのか、もう文章自体が自然すぎて人間が判断できる領域ではありません。

AIの進化がついにここまで来たかという感じです。😳

肝心の内容についてですが、ChatGPTが作成する文章は一般的な内容になることが多いのでいわゆる没個性(個性が薄い)ですが、ある分野においては著作権侵害を気にする必要がありそうです。

小説の盗作?著作権侵害の可能性

没個性な内容については、あまり著作権の問題にはならなさそうなのですが、SFのジャンルにおいては小説の数がとんでもなく出版されてるようです。

盗作の投稿は2022年末から急増しており、盗作のほとんどはChatGPTなどの高性能チャットAIを用いた作品だとされています。

Gigazine

時期が時期なだけにこのデータが本物ならChatGPTによる影響と見て間違いなさそうですね。

AIの「オリジナル作品」?著作権侵害?

著作権侵害のリスクについて考える上で、AIがどの程度創造性を持ち、独自のアイデアを生み出せるかはとても重要なポイントになるかと思います。

もしかしたら、将来的にはAIが「オリジナル作品」を生み出し、著作権の主張をするような事態が起こるかもしれません。

もしAIが、あなたが気に入った曲をもとに自分で歌詞を書いたり、独自の演出で映画を作ったりした場合、あなたはそれを「オリジナル作品」と認めますか?

著作権に関しては議論を呼ぶ課題になりそうですね💁

AIが生成した文章は区別できるのか

ところで、こんな記事をネットで見つけました。

ChatGPTを使って楽をする人間は世界中にたくさん現れたので、それを問題視する人も現れます。

上記の記事の内容についてですが、内容としては「ChatGPTによって書かれた文章と人間によって書かれた文章を見分けるアプリ『GPTZero』を作成した」とのことです。

ChatGPTがいくら高性能なAIだとしても、現段階ではChatGPTが生成した文章に関して判断することは可能っぽいですね。

賛否両論あるでしょうが、そもそも人間が楽をするために作成されたものが、「パソコン」「プログラム」「AI」な訳です。素直に頼って良さそうなものだと思うのですが、そう簡単にはいかなそうですね。

なんかもうよくわからない問題になってきました。😑

言語生成AIが“盗作”する? 21万件の文章から米国の研究者らが分析

こんな記事も見つけました。

この研究では、21万件のテキストを用い、事前に訓練された言語モデルと専門分野に特化するよう微調整された言語モデルの2パターンの剽窃行動を検証する。具体的には、事前に訓練された言語モデルとしてOpenAIのGPT-2と、GPT-2モデルを学術論文と法律分野(特許請求の範囲)のデータセットを利用して微調整を行ったモデルを用いる。

IT media News

ChatGPTにはGPT-3のモデルが使用されてますね。

GPT-3は、GPT-2の改良版で、より多くのパラメータを持ち、より高度な自然言語処理タスクに対応しています。具体的には、GPT-2は1.5億〜1.7億のパラメータを持ち、GPT-3は13億〜1750億のパラメータを持ちます。

記事の内容を見てみると、いわゆる「剽窃」に関して書かれてますね。

剽窃(ひょうせつ):
他人の著作から,部分的に文章,語句,筋,思想などを盗み,自作の中に自分のものとして用いること。他人の作品をそっくりそのまま自分のものと偽る盗用とは異なる

コトバンク

結論から言うと、剽窃するケースはありとのこと。学習に使用したデータですので、無理もないかと思います。

ChatGPTをいろいろ使っている感じでは、データを使った文章や事実ベースの話に関して(ノンフィクション)というのはあまり得意ではないようですが、小説(フィクション)を作成するケースではこういった剽窃の可能性はより考慮した方が良さそうです。

AIコスプレイヤー!?AIが作成する2次元イラスト

一方でこんな記事もありますね。

AIコスプレイヤーとは2次元の絵を生成するAIによって作成された架空のコスプレイヤーを指してるようです。今回のChatGPTとは直接的関わりはないのですが、AIによる権利的な問題はやはり起きてますね。

知らん間にここまでのクオリティ出せるようになったのか。

ChatGPT本人にも聞いてみよう

せっかくなので、ChatGPT本人にも聞いてみました。
以下は全部ChatGPT本人の回答のコピペになります。

Q. ChatGPTの悪用方法について考えられる方法を挙げてください

A. ChatGPTは、自然言語処理のモデルであり、悪用することができる可能性があることを認識する必要があります。以下は、悪用される可能性があるいくつかの方法です。

  1. 不正な情報の拡散: ChatGPTを利用して、偽情報や誤解を招く情報を拡散することができます。特に、社会的信頼度の高い人物や機関を騙るような偽情報が流布されると、深刻な社会的影響を及ぼす可能性があります。

  2. スパムの自動生成: ChatGPTを利用して、スパムメッセージを自動生成することができます。これにより、迷惑メールや偽の広告を配信することができ、迷惑をかけることができます。

  3. 詐欺の実行: ChatGPTを利用して、詐欺的な手法を使ったり、悪質な商法を行うことができます。例えば、詐欺師がChatGPTを利用して、人々から個人情報を引き出すような手口が考えられます。

  4. 悪意ある攻撃: ChatGPTを利用して、人工知能を悪用することができます。例えば、不正アクセスやマルウェアの開発に利用することができます。

以上のように、ChatGPTは悪用される可能性があるため、適切な管理や使用方法に注意が必要です。

Q. ChatGPTに小説の作成を依頼した際に著作権の問題は考えないといけませんか

A. はい、ChatGPTを使って小説を作成する場合、著作権の問題について考慮する必要があります。ChatGPTは大量のテキストデータを学習しているため、作成された小説の中には既存の小説や著作物に類似した内容が含まれる可能性があります。そのため、著作権法に違反する恐れがある場合があります。

また、ChatGPTを利用して作成した小説について、誰が著作権を有するかについても検討する必要があります。例えば、作成した小説を出版する場合、ChatGPTを利用した人物だけでなく、小説に登場する人物や物語の元になったテキストなどの著作権者にも許可を得る必要がある場合があります。

したがって、ChatGPTを利用して小説を作成する場合は、著作権に関する法律や規則を遵守し、適切に検討する必要があります。

Q. 文章を読んだ際にそれがAIが作成したものか人間が作成したものか判断できる基準はありますか

A. 近年の自然言語処理技術の発展により、AIによって生成された文章と人間によって生成された文章との間に差異が減少しています。しかし、以下のような点に注目することで、AIによる文章生成と人間による文章生成の違いを見分けることができるかもしれません。

  1. 自然さ:
    AIによって生成された文章は、言い回しや表現などに不自然さがある場合があります。一方、人間によって生成された文章は、より自然な表現が使われることが多いです。

  2. 意味の把握:
    AIは、ある程度の意味理解をして文章を生成することができますが、人間に比べるとまだまだ不十分です。したがって、文章全体の意味や文脈を把握することが難しい場合があります。

  3. 精度:
    AIによって生成された文章には、文法や表現のミスがある場合があります。一方、人間によって生成された文章は、表現力や正確性が高いことが多いです。

  4. 統一感:
    AIによって生成された文章は、一貫性がある場合が多いです。一方、人間によって生成された文章は、文体や表現が異なる場合があることがあります。

ただし、近年の技術進歩により、AIが生成した文章の品質は飛躍的に向上しています。したがって、AIと人間が生成した文章を見分けるのはますます困難になっていくかもしれません。


とまぁ、ChatGPT本人に聞いてみた感じ上記のような答えが得られました。

AIからの回答が長文になる時、使ってて思ったのはAIが文章の構成を考えて回答を作成してくれるケースが多いなということです。AIによって作成された文章かどうか見分ける判断材料にはなりそうですね。😌

ChatGPTが日本企業にもたらす革新的なビジネス活用法とは?

一方で、日本の企業はこのAIについてどう考えているのでしょうか。

こんな記事を見つけてきました。

国内の大手企業に以下の内容のアンケートをとったようです。

・ChatGPTを業務で活用しているか。
・ChatGPTを業務で使用する場合、ガイドラインが存在するか(ある場合はその概要)。
・業務で使用しているChatGPT以外の生成系AIはあるか。

記事内の質問内容:BUSINESS INSIDERより
記事内の画像:BUSINESS INSIDERより

結果を見る限りはですが、日本国内だとまだまだ浸透に時間はかかりそうですね。

とはいえ、今この記事を書いている「note」ですが、「note」はChatGPTの活用にかなり推進派な姿勢を示してる気がします。

実際に利用している方は感覚としてわかると思いますが、既に「note」ユーザの間では「ChatGPT」に関する記事も大量に作成されていますね。内容についてはChatGPTが作成したものかどうかは判断できませんが。

かく言う自分もChatGPTにお願いして作成してもらった記事はいくつかあります。まぁ正直言うとめちゃくちゃ楽です。😊

noteに関していえば、目的がブログ作成なのでChatGPTの得意分野とマッチしていますからユーザーに利用してもらった方がnote全体の記事数も増えるのでwin-winなのでしょう。

他の企業だと活用方法がいまいちわからないといった感じでしょうか。

現状、自分が使ってる感じだと商品の説明書だったり、翻訳・要約、文書作成には大幅に貢献してくれています。

しかし、記事内でも触れているように「会社の機密情報」や「プライバシー情報」を打ち込むのは気が引けますね・・・。著作権以前にその辺の問題もありそうな気はします。🥲

ChatGPTを日本企業はどう使うべき?

日本企業でのChatGPT活用方法については開拓の余地は色々とありそうですね。🧐

例を挙げてみます。

  1. チャットボットの開発:
    自然言語処理を活かして、企業の顧客サポート用のチャットボットとして利用できます。ChatGPTを活用することで、より自然で柔軟な対話が実現でき、顧客満足度の向上につながる可能性があります。

  2. 自動要約ツールの開発:
    長文の要約にも利用することができ、これを活かして要約作業の効率化に貢献できます。

  3. 言語翻訳の改善:
    より自然な文章作成能力を活かして、グローバル市場での言語翻訳の品質を向上するために活用できます。

  4. コンテンツの自動生成:
    自動的に記事やレポートを生成することができます。企業がブログやSNSでマーケティングを行う場合、ChatGPTを活用することで、効率的にコンテンツを生成可能です。

  5. プロダクト開発:
    新しい製品やサービスのアイデアを自動的に生成できます。企業が新規ビジネス開拓のためにアイデアを探す際、ChatGPTを活用することで、ヒントを得るキッカケになるかもしれません。

文章構成から察するに書かせただろって感じですよね。まぁ便利ですわ。😇

さいごに

AI技術の進化により、著作権保護において新たな課題が生じていることが分かりました。しかし、AI技術自体が悪いわけではありません。

逆に、AI技術を使って、今までになかった新しい創造性を発揮することもできます。著作権保護とAI技術の両立を目指し、法的規制や倫理的な観点からも議論を重ねていく必要があります。

将来的には、AI技術が進化し、新たな著作権保護の方法が開発されるかもしれません。このような未来を見据え、AI技術の進化と著作権保護の両立に向けた取り組みを続けることが大切です。

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