若者の期待の眼差しを裏切る気満々のおじさん
なんだかんだ、独身男と飲んでくれる同級生はどんどん減り、最近は年下の若者達と飲む機会が多いのです。
そんな時の会話はどうしても「相談」的なことが多くて、「今こういう状況で」とか「これどうしたいいんですかね?」なんて感じになるのです。仕事、恋愛、夢、友達関係と悩みが多いのが若者。当たり前です。
そんな時、大人な僕に話をすれば解決策を提示してくれるのではないかという期待の眼差しを痛いほど感じる僕。しかし、しかしですよ。この歳になっても、悩みは減らず、なんなら君らと同じような苦悩は消えていないし・・・つまり解決策なんて大抵本当は持ってないわけです。
大人ぶってそれっぽいアドバイスをすればその場は乗り切れるでしょう。もしかしたら多少は若者の助けにはなるのかもしれない。でも、僕が若い頃同じように相談した大人で、それらしい大人のアドバイスはそんなに役に立たなかった。そして、本当にかっこいい大人は共感してくれはしたけど「頑張れ」としか言わなかった。
その時の大人の気持ちが今の僕にはわかるのです。だって悩んでること同じなんだもん。明確な答えなんて持ってないよ。それぞれケースも違うし。だから僕は彼らの期待を裏切ろうと思っています。盛大に「俺も同じ悩みがあってさ」と同意するかあるいは「頑張れ」と言ってあげるか。知ったか振りはしません。もちろん、さらに悩ますことはしないけどそれが誠実な人間としての対応だと思うので。
ごめんな若者。人の悩みは歳食っても尽きないぜ。だから俺は今でもラップしてるんだぜ。
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僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。