同級生として松坂大輔引退に思うこと
同級生と書いていますが、松坂大輔投手は友達ではありませんwしかし同い歳と言うことで許してください。
僕らの世代は、彼が現れてから野球をしていなくても歳を聞かれて答えると「あ、松坂世代ね」と必ず言われてきました。けっこう若い頃はね、そんな呼ばれ方をされるのをあんまり良く思ってはいなかったんですね。「野球やってねえーし」「一緒にすんじゃねーよ」とか思ったりね。だから、松坂大輔選手のこともあんまり応援できなかったり。
そしてだんだんと年齢が上がって最近では「松坂世代」の他の野球選手が引退を迎え始めたことにより「君らの時代も終わりだね」なんてことも言われて。まるで僕らの世代がもう活躍できないみたいなイメージを持たれることも。
そうなると、逆に「松坂世代舐めんな!」なんて思って松坂大輔選手のことも応援するようになりました。「これからだろ?」と。しかし今日、彼は最後の登板をして引退してしまいました。最後の投球は昔の彼とは比べものにならないくらいの急速でした。だけど、その表情からは全ての重荷を下ろした安堵を感じました。「松坂世代」と勝手に呼ばれていた彼こそが1番その重圧を感じ必死に頑張っていたのだと。それに気づいた時にはなんだか泣けてしまいました。
これで一つとの時代が終わった。でも、終わりがあれば始まりもある。松坂世代はしぶといのです。松坂大輔選手にも次の人生が待っている。そして、同級生の僕らにも。ここからもっと頑張ろう「松坂世代」として。あらためてそんなことを思った火曜日なのでした。
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僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。