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働くとはなんなのだろうかね

 またもやリーマンっぽいお話を。

 僕が勤めているのはとあるベンチャー企業で、入社時なんかは数名しかいなくて凄くアットホームな雰囲気でした。そして今、社員も100名近くになってきて少しずつ変化してきました。

 人が少ない当時は「チームで頑張って何かあれば助け合って行こう」「それぞれの事情の中で働いているのだから多様性を大事にしよう」「長所を伸ばして、できないことはそれをできる人がやればいい」と公言していたのに、「常に成長しろ」「キャリアを考えろ。会社の中でのキャリアと人生を同期させろ」「できないなんて許さない」と変わってしまったことです。

 まあ、人が増えれば人件費もかかるしベンチャーなので投資家からの数値に対する圧力もあると思うので、上の人達も大変だとは思うんだけど、楽しそうな表情の人は減って、本音も言い合えなくなって、競争ばかりになって正直雰囲気が悪い感じで・・・。そして昔を知っている人の退職が相次いでいる状況です。

 僕が特に違和感を覚えているのが「キャリアを考えろ。会社の中でのキャリアと人生を同期させろ」ってところ。人が働く理由ってそれぞれで、お金のためだったり、プライベートを充実させるためだったり。もちろんキャリアも大事だけど普通に生活できて、周りの人間が良い人で、楽しければみんなそれなりにちゃんとやると思うんですよね。それに誰もが今以上の成長や、キャリアを求めているわけではないのではないかなあと。

 そもそも例えば「自分はアーテイストになりたい。でも働かないと生活できない。とはいえ仕事はちゃんとやるし、必要な時には時間もさきます」とか「一定のお金は稼ぎたいです。でもマネージメントとかはちょっと。もちろん一定以上の成績を出します」みたいに正直に働く動機を伝えらた方が会社としてはモチベーションの源泉が分かり易くてお互いに良いのではないかなあと思うのだけどなあ。

 そして今日も同僚から辞めると報告されました・・・。彼もキャリアと会社を同期せよと問い詰められたことに違和感を覚えたそうです。

 ああ。どうなる僕の会社。みんなで助け合ったあの楽しい日々よ戻ってこい。こんな時はkreva先生と三浦大知君コラボの新曲聴くしかないっす。最高っす。

そしてそんなガッツリサラリーマンの呟き満載の僕のラップもぜひどうぞ。


僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。