後輩君よ、まだまだ、だね
会社の後輩のA君のお話。
最近、会社で大きなイベントがあったんですね。そのイベントを任されたチームは毎日夜遅くまでゲストのブッキングや構成の準備に追われ、さらにコロナウイルスの影響で1日前にWEBでの開催が急遽決まり、徹夜でどうにかイベントを成功にまで導き、素晴らしい仕事をしたのです。
しかしイベントが終わって、最後みんなで拍手でチームを称賛しているときに、A君が僕のところに寄ってきて、恨めし顔でこう言ったのです。
「終わりがあるチームはいいですよね。僕なんか終わりがない仕事してるんで」
確かにA君の仕事はイベントごとをやる仕事ではなく「いったんここで終了」と言うことはないのですが、ここはさ、イベント運営したチームの頑張りわかっているんだから、称賛の言葉を述べるきでしょ・・・と。
A君はいい奴ではあるし、確かに仕事頑張ってるんですが、そんなに仕事ないはずなのに遅くまで残っていたり「忙しい忙しい」と言葉にしたり。他の部署の仕事に口を出したり。承認欲求が強いんですね。
それを彼の上司はわかっているので昇進ができないのですが・・・まあ若いから仕方ないとこもあるんですがね。
僕はとりあえず「そうだな、お前は大変だからな」と言いつつ心の中で「そう言うとこだぞ。まだまだだな」と呟いたのでした。
素直さ、謙虚さ、そして頑張った人たちを称賛できる心って大事ですよね。酒飲んだ時には何度も指摘してるんだけどなあ。まあ彼の成長をおじさんは暖かく見守ります。
さて今日は、なんとkrevaのライヴがYouTubeで生配信されるそうです。こりゃ見なきゃあかんやろ!(急に関西弁)
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僕は37歳のサラリーマンです。こらからnoteで小説を投稿していこうと考えています。 小説のテーマは音楽やスポーツや恋愛など様々ですが、自分が育った東京の城南地区(主に東横線や田園都市線沿い) を舞台に、2000年代に青春を過ごした同世代の人達に向けたものを書いていくつもりです。