UX関連記事 (2023/11/20)
試行錯誤してカレーを作り続け、ついに秘伝のレシピを完成させました。飽きるまでこの味で行きます。
さて、ここ一週間くらいで私の気になった記事を紹介します。
ヒューリスティック評価を実施する方法 (U-Site)
ヒューリスティック評価(エキスパートレビューと呼ばれることもあると思います)についての記事です。
評価の進め方やポイントが詳しく書かれていて、ワークブックもダウンロードできるので参考になります。
ハンバーガーメニューの例が出てきますが、問題の重要度についても勘案すべきで、問題点の整理のときに対応優先度を考慮するのが良さそうです。
結論のところで、ヒューリスティック評価を実施していくと UX に関する直感が働くようになると書かれていますが、確かに数をこなしていくことで、問題となりそうな勘所が自然とわかってくるように思いました。
「読書嫌い」のデザイナーが思わず手に取り、読んでしまった3冊の本たち (Goodpatch Blog)
読書週間ということで、何冊か本が紹介されています。
この記事以外にもいくつかの記事で本が紹介されているので、それぞれ読んでみたくなりました。
これらの記事では UXデザインにあまり関係していないような本が多く紹介されていますが、解説文を読むと、デザインの周囲を知るとか、人間というものをより深く知るとか、少し仕事から離れて心を豊かにするとか、間接的に関係していることがよくわかります。
最近は私も読書量が減ってきてしまっているのですが、時間を見つけて読んでいきたいなと思いました。
【保存版】フリーアイコン素材サイト12選 (ビビッとデザイン)
アイコン素材のサイトが多数紹介されている記事です。
12個のサイトが紹介されていて、初めて見るサイトも多くて興味深いです。
どのサイトもフラットデザインに適したアイコンになっていて、少しはスキューモーフィックデザインがあっても良いと思うのですが、時代の流れですかね。
この中ではやはり Google の Material Icons がデファクトスタンダードで、こちらを使用する機会が多いです。
他のサイトと違ってアイコンそのものの意味ではなくて、意味に紐づくアイコンというかたちで検索しやすいと思います。
「人間中心設計(HCD)認定資格」で、UXデザインスキルを見える化する (富士通のデザイン(公式))
人間中心設計専門家/スペシャリストの資格に関する記事です。
この時期いくつか関連する記事が出ていますが、この記事が資格内容や取得のメリットにフォーカスしていてわかりやすいように思います。
コンピタンスについても詳しく書かれていますが、意外とこの実績の記載が難しく、ただ知っていることを書いているだけだったり、やったことの羅列で客観的にわかりにくかったりと、コンピタンス発揮が読み取りずらくなりがちなので注意が必要そうです。
申込期限が 11/21 と、もうあまり日がないので、興味のある方はお早めに。
The age of UX Design is over? And has the time for Content Design Come? (UX Planet)
UXデザインの時代が終わって、コンテンツデザインの時代が到来したと言う記事です。
この記事では、UXデザインは所謂クロームのデザイン(ワイヤーフレームの設計)という位置付けになっていますが、コンテンツとクローム、両方合わせて UXデザインと言うのが正しいのかなと思います。
「コンテンツファースト」という考え方は納得できるもので、コンテンツとユーザーの接点をどう作り上げるか、というのが重要なポイントだなと思いました。
'Screen fatigue': Buttons are back in these new electric vehicles (ABC News)
https://abcnews.go.com/Business/screen-fatigue-buttons-back-new-electric-vehicles/story?id=104690036]
クルマの運転席からボタンがなくなってきたことについて、「画面疲れ」が発生しているという指摘です。
確かにテスラが大画面タブレットをひとつ置いて、主な操作をそこに集約したことに端を発して、多くの自動車メーカーが運転席をミニマルなデザインにしてきています。
そこに反する流れができているということで、最新車種では EV の内装がガソリン車と同じになっている例が紹介されています。
EV かどうかと内装がシンプルかどうかは必ずしも関連するものではないと思いますが、運転席のデジタル化という観点で考えたとき、必ずしもシンプルなほうが良いとは限らない可能性があります。
心地よい運転席はどういうものか?という問いから考えていく必要がありそうだと思いました。
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