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《変容の対象》2024年10月第16-17小節目

《変容の対象》2024年10月第16-17小節目を福島諭さんに送る。

天気は相変わらずスッキリしない。

カラマーゾフの兄弟を書籍収納の奥からようやく見つけ、大審問官の章を確認し、とりあえずコルトレーンの評伝を読みすすめる。コルトレーンの自宅のベッドルームでウェイン・ショーターとセッション(わお!)したり、オーネット・コールマンがニューヨークで体制側の(つまり批評家も含め、商売する側)大きなプッシュもあって評判を一気に高めた頃、まだコルトレーンは今のような絶対的な評価を得るようにはなっていなかった(あの超名盤のgiant stepsの頃!)旨の記述があり、批評家も判断を迷っていて訳のわからない批評も多くあったらしい。革新的な現象に対して批評家がリアルタイムで正確な判断ができるわけがないのは、立っている地平が全く別でその判断材料をその時には全く持っていないのだから当然なのだが、こと消費される判断にはそれが大きな意味を持つから妙な権威を纏うようになる。批評は音楽家なら音楽家のみが可能なのであり、有名、無名は全く関係はなく、それのみがチケットなのだ。わかりやすく言えば、シューマンが批評(実際に批評家でもあった)することは信頼に値するが、その他は、、、

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