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料理本には感情的な構成要素が含まれなければならない
The 2019 Piglet 第1回戦第4試合『How to Eat a Peach』vs.『Soul』
16冊の選ばれし料理本が1対1で対決をし、勝ち抜きで優勝作品が決まる「The 2019 Piglet」。
今日は第4試合の模様をお届けします。
この試合はダイアナ・ヘンリーの『How to Eat a Peach: Menus, Stories and Places』と、トッド・リチャーズの『SOUL: A Culinary Evolution in 150 Recipes』の今年2度目の英米対決となりました。
前者は、これまでに11作のcookbookを書いているイギリス家庭料理の重鎮による初夏の装いのcookbook。
これに対し後者はアメリカ南部料理をその洗練さによって刷新し、「ソウルフード」を脱却しようとする強い意志のもとに書かれたcookbookとなっています。
この試合のジャッジをつとめるのは、Netflixのドキュメンタリー『クィア・アイ』への出演で日本でもおなじみ、アントニ・ポロウスキ。
ダメ男をゲイ5人組が改造するというドキュメンタリー番組『クィア・アイ』では、アントにはフード&ワインの担当を務めています。
モントリオールやニューヨークで料理人としての経験があり、マンハッタンにある軽食堂「ザ・ヴィレッジ・デン」の共同オーナーも務めるなど、番組の影響で料理関係の仕事に引っ張りだこのアントニは、この秋に自身のcookbookの発売も控えています。
cookbook作家であるということに加え、アメリカで成功をつかんだポーランド系カナダ人という彼の出自も、ジャッジングに何らかの影響を与えるかもしれませんね。
さあ1回戦第4試合、キックオフです!!
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