料理本の著者にはキッチンで隣に立っていつも勇気づけてほしい
The 2019 Piglet 準々決勝第4試合『Soul』vs.『I Am a Filipino』
2018年に発売されたcookbookの頂点を決めるFood52の名物企画「The 2019 Piglet」。
準々決勝最後の試合になります。
本日対戦するのは、トッド・リチャーズの『SOUL: A Culinary Evolution in 150 Recipes』と、 ニコル・ポンセカ&ミゲル・トリニダードの『I Am a Filipino: And This Is How We Cook』です。
前者は、1回戦で今年のアンドレ・シモン賞を受賞したダイアナ・ヘンリーの『How to Eat a Peach』を、「著者が抱えているストーリー」の差で打ち破ったアメリカ南部料理のcookbook。
これに対し後者は、1回戦で『Mastering Pizza』を下してこの準々決勝に勝ち進んできたのですが、たまたま審判員のピザに対する目が厳しかったために楽勝だった感が強く、その実力はまだ未知数です。
さてさて、お待たせしました。
この試合のジャッジをつとめるのは、俳優のカイル・マクラクラン!
デイヴィッド・リンチ監督のテレビドラマ『ツイン・ピークス』シリーズで、ちょっと変わったFBIの特別捜査官デイル・クーパー役を演じたことで、日本でも人気・知名度がある俳優です。
日本では1991年(平成3年)のBS放送局WOWOWの開局と同時に、看板作品として放映されたんですけど、当時はまだ高校生だったぼくには有料放送なんて高嶺の花で、つい最近になって(それこそPigletの審査員になることが発表されて)ようやくシーズン1を観たところです。
噂にたがわず中毒性のあるドラマでした。
2017年には最新のシーズン3が制作公開され、また話題にもなりましたよね。
彼は『ツイン・ピークス』の他にも、映画『デューン/砂の惑星』や『ブルーベルベット』、テレビドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』『デスパレートな妻たち』でも記憶に残る魅力的な役を演じ、エミー賞やゴールデン・グローブ賞などを受賞しています。
俳優以外の活動としては、ここ10年来ワイン造りに精力を傾け、「…Pursued by Bear」という銘柄のワインを知人とともにワシントン州ワラワラで生産しているカイル。
酒好きは料理がうまいひとが多いですから、きっとcookbookのレヴューも書かせてみたらうまいんじゃないかという人選でしょう。
お手並みを拝見したいと思います。
それではPiglet2019、準々決勝最後の試合が始まります!
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