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この冬、家族で料理本を作ろう!
あいまいな喪失をのりきるための提案
先月ククブクで、オーストラリアでは新型コロナ以降のcookbookの売り上げが増加しているというニュースをお届けしました。
目に見えないウイルスとの戦い、その不確かな現実。
そのなかを生きていくために、「確実性」のあるもの、書かれた手順どおりに作れば誰でも同じ美味しい料理が再現できるcookbookが、頼りになる存在になっているんじゃないかという指摘でした。
このストーリーにはこんなコメントもいただきました。
ちゃんとデータに表れるものなんですね! オーストラリアでは、コロナウイルスによる外出自粛期間中のcookbookの売上げが、昨対比で140%にもなったんだそうです。そして特に売れたジャンルについても、自粛期間の初期と後期では傾向が異なったそうで……。 #料理本 #レシピ本 https://t.co/IZuKpBJbX2
— ククブク (@kukubuku_net) September 24, 2020
たしかに、今年のこの厳しい時期を過ごすなか、料理をすることが日常につなぎとめてくれるものになっていますね。料理本を見る、買うことも元気回復にかかせない。料理本の効用はギリギリの状況下でも見つけられたということですね。
— 和田まさ子 (@komugiz) September 26, 2020
「日常をつなぎとめる」という観点に、ぼくの好きな吉田健一の「戦争に反対する唯一の手段は、各自の生活を美しくして、それに執着することである」ということばを思い出しました。
新型コロナ下の制限された生活に対抗する唯一の手段も、これと同じなのかもしれません。
さて、今日は久しぶりにワシントン・ポスト紙の10月8日付け記事から。
https://www.washingtonpost.com/food/2020/10/08/family-cookbook
生活を美しくするため「ファミリーcookbook」を作ってみようという、あるcookbook作家からの提案です。
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