これってホントにヒューストン?
多民族都市を浮き彫りにするcookbook
アメリカのテキサス州は、アメリカナイズされたメキシコ料理「テクスメクス」が有名なところ。
1972年に発売されたcookbook『The Cuisines of Mexico』では、著者でアメリカにおける「メキシコ料理の母」であるダイアナ・ケネディが、メキシコ料理とテクスメクスを明確に線引きしています。
とはいえ、テクスメクスだって必ずしも定型のものではないことは、このエディー・エルナンデスのcookbookを読めば納得するはず。
郷土料理を大切にしたいという思いと、それを型にはめることのナンセンスさとの間でうまくバランスをとって、自分の立ち位置を決めていくことは、洋の東西を問わずシェフたちが考え続けていることです。
今日はテキサス州ヒューストンにあるレストラン「UBプリザーヴ」のシェフ、クリス・シェファードによる初のcookbookをご紹介したいと思います。
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