金曜日のcookbookランキング
#072 美とは完全な不完全のこと
新たな料理本との偶然の出会いを楽しむ、金曜日のcookbookランキング。
6月第2週のランキングをお伝えします。
今週は映画館で映画を2本観てきました。
1本はハル・ハートリー監督の『ヘンリー・フール』(1997)。
もう1本は侯孝賢監督の『非情城市』(1989)です。
『ヘンリー・フール』は、やっぱり変だけどクセになる作品。
予算の関係もあるのでしょうが、圧倒的に寄りのショットが多く、登場人物との距離感の近さでまるで自分がその世界で息苦しい思いをしているような感覚にさせます。
いっぽうの『非情城市』は引きのショットが豊富で、時代に翻弄される一族の行く末を、客観的な視点から眺めている感じ。
台湾ニューシネマの巨匠の代表作ということで、映像は圧倒的に美しかったですが、ずっと立ち見だったので疲れました!
上映最終回ということで日曜の早朝から大行列だったんですが、満席で見られなかった若い子たちが残念そうに帰っていくさまが切なかったです。
一生何かを考えさせつづけるような映画で、それは宝になるから、次のチャンスには絶対見てね。
それでは、今週のcookbookのランキングを見ていきましょう!
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