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2024年をふりかえる

2024年が終わります。
仕事と家族のことと日常と、その中で少しずつ詩には取り組んできました。ふりかえってみます。

投稿

『現代詩手帖』『ユリイカ』への投稿

2023年に詩誌『びーぐる』が終わり、投稿はストップしていました。
コツコツ詩の勉強を続ける中で、やはり投稿をしてみようと思うようになりました。『現代詩手帖』『ユリイカ』です。

パラパラと数回投稿したことはありました。ただ、その時は「投稿しても絶対無理だろう」という、とても弱い気持ちの中での投稿でした。案の定ダメでした。
けれども詩の仲間たちが投稿していること、投稿によって初めて伸びる力があるのではないかと感じたこと、もともと『現代詩手帖』の世界観や「ユリイカの新人」の詩人たちの作品が好きだったこと。二つの詩誌が好きという気持ちを自分の中で確認できたこと、選者の方々に惹かれたこと。いろいろなことが理由です。
松下育男さんにも背中を押していただきました。

何もわかっていない中での投稿でしたが、『現代詩手帖』『ユリイカ』それぞれで入選と佳作をいただくことができました。ありがたく思います。
と同時に、本当に凄まじい方々との競合の中で、がっかりしたり行き詰まったりしたことも多々ありました。
投稿前のほうが、投稿欄の作品を純粋に楽しく読めていたと思うし、まっすぐに評価できていたように思う。損をしているなあと思ったこともあります。

そんな時も、松下育男さんに相談に乗っていただきました。
自分の弱い部分、向かい合えない部分、評価にふりまわされてしまいそうな部分、そういったものとどう向き合うか。自分の詩をどう見つめていくか。
貴重な日々になっていると感じます。

「3年は続けてみよう」と思って始めた投稿。どうなっていくかわかりませんが、コツコツ取り組みたいと思っています。

詩の勉強会

2020年の松下育男さんの詩の教室から始まった詩の勉強、その後。
松下育男さんの「詩の通信教室」は継続。「Zoomによる詩の教室」はコロナ明けとともに回数が減少、寂しく感じて大好きだった三角みづ紀さんのオンライン教室「三角みづ紀の詩の教室」(NHK文化センター)や、最近では対面に魅力を感じて、中国新聞文化センターの望月遊馬さんの教室にもお邪魔しています。
合評会は、たまにですが福岡の「冷泉詩話会」(主催は渡辺玄英さん)や「福岡詩話会」にお世話になっています。
参加する勉強会が増えてきて、時間もお金もさすがにそろそろ限界かも。来年度は生活スタイルが変わりそうで全てが継続できると思えず、どうなるか。

いずれにしても、主催の方の人柄か、どの勉強会も参加していて気持ちがいい。そして、優しくて誠実な人がたくさんいて、いい詩がたくさん生まれているのを感じます。
以前、松下育男さんが自分以外の人によってもいい詩はたくさん書かれている。教室ではそのことを感じてほしい」と言われていたと記憶します。勉強会に参加するたび、そのことを痛感。自分の作品にがっかりすることも多いのですが、詩と向き合っていきたいと思います。

そして、いろいろ

その他、旅好きとして「たびぽえ」に投稿したり、松江市の「小泉八雲を読む」に応募し(小泉八雲の随筆が大好きなのです)、松江市を訪れる機会をいただいたり、チャレンジのつもりでアンソロジーに出してみたり、ワークショップに参加したり、少しずつ活動をしています。
とは言え、一年全体を通してみると、ひたすら勉強会、そして『現代詩手帖』『ユリイカ』の投稿に集中していたと言えます。修行に近い日々でしたが、考えたことも得たものも大きかったと感じます。

最後になりますが、詩の仲間たちが2024年に次々第一詩集をまとめた嬉しさ。みんなの活躍に刺激を受けつつ、自分と詩との関わりを考えています。

*写真は松江にある小泉八雲旧居、八雲の愛した庭です。

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