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アイスランド。空と雲が近い島
Day7 2024/05/21
今日は早朝からアイスランドの首都レイキャビックへフライトです。
昨晩、SASの自動チェックイン機で発券できなかった不安を抱きつつ空港へ。改めて、朝のクリアな頭で例の機械と向き合ったところ・・結論、問題なく航空券を発券出来ました!何が問題だったかというと、コペンハーゲン空港のSAS自動チェックイン機は言語表記に英語が選べるのですが、途中からデンマーク語だけになるんですよ・・・(なにこの仕様・・)。そこでGoogle翻訳のカメラで翻訳して、正しく回答すれば解消出来ました。
(Google翻訳のカメラは、駅のサインやレストランのメニューが現地の言語のみの際に重宝しました)
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コペンハーゲンからレイキャビックまでのフライトは3時間。
遂に・・・2か国目アイスランドに到着しました!
レイキャビックのケプラヴィーク国際空港はとても小さな空港でした。
空港を出るとすぐに市内までの送迎バスを発見。市内まで45分です。
(GetYourGuideというアプリで事前予約)
バスからの車窓風景は、それまでの人生で見たことのない風景。
土すらほとんどなく、岩に短い草や苔が生えた荒涼とした大地。
ほとんど建物もないからか、空と雲がすごく近く感じられます。
ずっと想像していたアイスランドそのもの!
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アイスランドは死ぬまでに必ず行きたい場所の1つでした
そのきっかけは2つありまして・・・
1つ目は、大学生の頃にカッコよくて購入した写真集に掲載されていた「ブルーラグーン」の写真です。ブルーの温泉、背景に工場と煙、そこで遊ぶ黒人の子供たちの写真。こんな場所が地球にあるなら行ってみたいなと強く惹かれていたのでした。
そして2つ目は漫画「北北西に曇と往け」です。現在も連載中なのでご存知の方も多いかもしれません。アイスランドを舞台とした漫画で、ストーリーの中でアイスランドの自然や文化が紹介されていて、この荒涼とした土地に行ってみたいと憧れていました。
ずっと想像していた場所に実際に立つ、というのは素敵な経験ですね!
また1つ夢が叶ったのでした。
さて、市内に到着したので、バス停(BSIバスターミナル)からホテルまで20分程度なのでスーツケースを転がしながらのんびり歩いて向かいます。流石に肌寒いのでジャケットを装備。気温は10度以下ですね。
ホテルへの道中に大きな湖(チョルトニン湖)がありました。綺麗です。そして、野生の鳥たちがたくさん!!デザイン違いの色々なカルガモ、大きな白鳥!スポーティなカモメ達。みんな近づいても全く逃げない。飛び立たない。みんな穏やかで幸せそうにすごしていて癒されます。ちなみに人は全然いません。ここまでで会った数は圧倒的に鳥>人ですね。
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レイキャビックでのホテルは「センターホテルズ プラザ」です。後で知ったのですが、センターホテルズというホテルがレイキャビックにはたくさんありその中の1つ、結構古いところですね。AM11:00前に着いたのですが、用意できている部屋があるよということで、チェックインさせてもらうことが出来ました。部屋数がとても多く、増築したのか新館と旧館が複雑に入り組んでいます。なんだか東北の古いスキー宿みたいな印象。部屋は1階で、割と頻繁に観光客や地元の人が前を通るのですが、まあおじさん一人なので気にしません。暖房器具はエアコンではなくオイルヒーターです。部屋とシャワールームに1台づつ。使い方が分からなかったので教えてもらいましたが、つまみをひねるだけで簡単。1~3の数字が強弱で寒ければ数字を大きくするとけっこうすぐにとても暖かくなり快適でした。
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さて、まずは腹ごしらえをしようと外に出てみると、何やら観光客の行列ができている屋台が!(人口12.3万人のレイキャビックではレア過ぎると思う)。ググってみると、なんと「世界一美味しいホットドッグ」のお店らしいではないですか!これは食べてみるしかない。トッピングとソースは選べるのですが、「全部盛り」がトレンドのようなので私も倣います。お味は・・・まあ、世界一ではないんと違うかな。レイキャビック1くらいとちゃうかな。ご馳走様でした。
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ホテルに戻る途中で心にとまったバーに立ち寄ります。カッコいい内装のこのお店は「Skuli Craft Bar」。アイスランドのマイクロブリュワリー中心に扱っているお店のようです。真昼間なので閑散としていましたが、session IPAを頼んだところ、これが美味しいじゃあないか!意外な美味しさに驚きつつ、このバーがホテルから徒歩3分の場所にあることにニヤリとするのでした。
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お腹も満たしたところで、ホテルで一仕事しますよ。
今回の旅での初挑戦、そう「洗濯」です。
Tシャツや下着類は7組セットで持参しているのですが、1か月ほどの旅になるので洗濯は必須なんですね。
日本で安価に購入できる旅行用洗濯バッグと、硬水でも使える洗剤、洗濯干し(クリップ付)を使って洗います。簡単に洗えましたが、干しても水が垂れてきてこれでは乾きそうにありません。。そこで、バスタオルを広げて洗濯物を並べ、バスタオルを3回折りたたんで小さくし、それを足で20-30回程度踏みふみします。すると、水気がバスタオルに吸収されて十分乾きそうな具合に出来ました(実際、一晩で完璧に乾きました)。
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洗濯ミッションも完遂できましたので、市内観光に向かいます。
それにしても一国の首都とは思えないほど人が少ないです。
心細く感じながらも中心部に向かっていくと、道に虹が描かれてているではないですか。かわいい。
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この虹は道の高い方へと伸びているので辿っていくと・・・そこに巨大な白い塔のような、宇宙船のような建造物が!そう、これが「ハットルグリムス教会」です!
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レイキャビックのランドマーク的存在ですが、想像よりも神々しい。リフトで上まで登ってみると、レイキャビックの街が一望出来ます。その上、ちょうど通り雨の後だったので、虹がかかっているではないですか!素敵です。
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市内にはアートやかわいい建物、少し先が見通せる場所では突然海や島が現れたりと、目的なく歩くだけでも楽しい街です。
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さて、レイキャビックにもマイクロブリュワリーがいくつもあるようなので、今回の旅の趣旨に立ち返りビールを飲みに向かってみます。
最初に訪れたのは「Bryggjan brugghus」。港の近くにありますが、ここは所謂バーであって、クラフトビールのブリューパブとはちょっと違う雰囲気。オリジナルビールもこれといった特徴はなく少し拍子抜け。
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気を取り直して、市内の「ǽgir」へ。ここはラガーを中心に醸造していて、醸造所は港の方にあるのですが、市内にバーを出しています。10タップ中5タップがラガーなので、2種類ほどいただきましたが、美味しいです!
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ほろ酔いでホテルに戻ろうとすると、夜の20:30を過ぎているのに真昼間の明るさです!この時期のアイスランドはほぼ白夜。1日中ほぼ日が沈まないのでした。それでホテルのカーテンが分厚い遮光カーテンだったんですね。
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アイスランド、レイキャビックでも美味しいビールと出会うことが出来て、とても幸せな気持ちで眠りにつけたのでした。