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スペイン、フィゲーラスにて。ダリはパンが好きなのか。

Day29 2024/06/12

1か月に及んだ有給消化ヨーロッパの旅。ついに・・明日日本へ帰ります。従って、今日が最後の観光日となります。旅行序盤は時差ボケにやられて旅を続けられるのか不安でしたが、気づけばアッという間ですね。

さて、今日はバルセロナから少し遠出しようと思います。フィゲーラスという街のダリ劇場美術館に行きます。AVEという特急列車ですと1時間弱で到着出来ます。omioでチケットを予約し、Barcelona Sants駅へ。幸運にもホテルの最寄りがこのSants駅でした。この駅とても大きいです。

電光掲示板で電車を探していると・・・ん!?乗り場が示されず、なんかメッセージが出ている・・・。Google翻訳のカメラで翻訳を試みるも、よく分からず。スペイン語じゃないのか・・?あ!もしかしてカタルーニャ語!?試してみるとその通り!なんと駅の電光掲示板がカタルーニャ語とは・・・。もともと予約していた電車は発車しなくなったようで、一つ後の列車に変更してくれ、ということでした。その場合座席の予約はどうなるんだろう?と気になりますが、まあ何とでもなるでしょう、ということで一つ後の列車の列に並びます。スペインの特急列車は荷物チェックがあるんです。飛行機の荷物チェックのようにベルトコンベアにリュックを乗せ、無事通過。AVEに乗り込みました。

座席ガラガラなので、どこでも良いでしょう。適当な席に座ります。座席も広く清潔で快適。すぐにフィゲーラスの駅に到着しました。

フィゲーラスの駅は田舎ですね。駅を出ると何もありません。貧しいスペインの田舎町という風景。ダリ劇場美術館までは少々距離があるのですが、のんびりと歩きながら向かうことにしました。周囲にも何人か観光客の方がいて、みんなお目当てはダリ劇場美術館のようですね。

街の中心部に近づいてくると、なんだか奇妙な建物が・・。卵が並んでいる。

そして壁にも何か張り付いている。近づいてみると、パンですね!パンがたくさん張り付いてます!

そう、ここがダリ劇場美術館。ダリの個性が爆発しています。中に入る前からインパクト十分なのですが、中はもう・・・凄かったです!!ぜんぜん詳しくない前提でですが、ダリは絵自体めちゃくちゃ上手な方なのですが、ただ上手い絵を描くのではなく、唯一無二の独自性、差別化を追求されてこのような表現に至られたのではないでしょうか。圧倒的なパワーでバシバシに刺激を受けられるので、ここは訪れる価値のある場所です!観光客や学生さん達(遠足?)がめちゃくちゃ多くて大混雑だったのですが、それも気にならないほどに楽しませていただきました!

帰りはAvantという特急列車でバルセロナへ帰還。最後のミッションとしてお土産を買いに向かいます。ビールを買う予定だったので、迷わず「BeerCab shop」へ。

初日にバーの方へ訪れましたが、ここはアメリカのクラフトビールも扱っているので、充実した品ぞろえとフラットな姿勢が期待できると考えていました。店主に下手な英語で相談します。「明日、日本へ帰ります。お土産として3本購入したいです。1本はランビックのビンテージ。もう1本はドイツのケラー。最後にスペインローカルのビールが欲しいです。おススメはありますか?」。「もちろん!」。私にも分かりやすいようにジェスチュア交えて一生懸命説明してくださりました。お目当てのビンテージランビックをゲット出来ました!ケラーは残念ながら売り切れだったのですが、代わりにベルリンで訪問した思い出深い「Fuerst Wiacek」がスペインの「SOMA」とコラボしたヘイジーを購入。そしてスペインローカルは面白そうなサワーのボトルを手に入れることが出来ました!店主に感謝。大切に日本へ持ち帰ります。

ミッションを果たし、BeerCabで一杯。リラックス。

最後にもう一度訪れたかったブリューパブ「GARAGE」へ。まだ開店前だったのですが、ベンチがたくさんあるので、腰かけて街ゆく人を眺めながらのんびりと待ちます。

お店が開いたので、わくわくしながら入ると、既に何人もお客さんが。人気ありますね。魅力的なタップのラインナップを眺めている時間が幸せです。

OCATA、SOUP IDAHO7バージョンとヘイジーをいただき、The Quiet Man(ナイトロスタウト)で締めくくります。飲んでいると、ブリュワーの人たちも声をかけてくださり、とても幸せな時間を楽しむことが出来ました。お土産にTシャツも2枚買っちゃった!

いよいよ旅の終わりを噛みしめながらホテルへ帰ります。お土産も購入したので、荷造りをしなくてはいけません。必要ない衣類などをすべて捨ててスペースを空けると、お土産も余裕でパッケージング出来ました。機内持ち込み可能な小型スーツケース1つに無印のリュック。この組み合わせは当たりでした。

ヨーロッパ最後の夜は、Sants駅近くの屋台へ。ローカルビールとカラマリ。これくらいが丁度良いんです。その後はローカルしかいない飲み屋街にクラフトビールバーを見つけてもう1杯。ヨーロッパ最後の夜も更けていったのでした。

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