続)サン・セバスチャンで美食倶楽部
Day24 2024/06/07(金)
昨日に引き続き、今日もサン・セバスチャンでバル巡りに興じます。とは言え、お昼までお店は開かないので時間を持て余しています。折角なので、ラコンチャ海岸から眺めていた「モンテ・ウルグル」という山に登ってみることにしました。
涼しくて快適な道のりです。山側から眺める海や街の景色もとても綺麗で気持ちが良いです。
モンテ・ウルグルの山頂にはモタ城というお城跡があるのですが、ここはラピュタ感強め!海から遠くに眺めていた像の足元まで来れました。古い石畳と緑の中を歩いていると、マイナスイオンで癒されます。
ゆったりと旧市街へ帰り、10:30開店の「La vina」を再び訪れました。バスクチーズケーキの名店ですが、昨日他にも美味しそうなタパスがあって気になっていたのです。タコと青唐辛子のタパスと、キッシュをいただきました。タコは爽やかでチャコリにぴったり。キッシュはベーコンの塩味が効いていて、シンプルで力強い味。どちらも美味しかったです!
本日の昼の部2店舗目は、旧市街を離れたところにある「Bergara」というお店を目指します。コンテストで入賞歴多数の有名店で、フォアグラトリュフなどが人気だそうです。旧市街から橋を渡った先のエリアへ。こちら側に来るとよりローカルかつハイエンドなお店が増えてきます。お洒落なサーフショップや雑貨屋さんなどありますね。Bergaraも10:30開店予定なのですが、実際は30分~1時間後くらいに開店するようで、到着した時は丁度お店があいて、数人だけお客さんがいる状況。ベストタイミングでした。
まずは名物のフォアグラのタパスをいただきます。濃厚かつお洒落な味わい。
チャコリを飲みながら楽しんでいると、とてもお洒落なおじさんに声をかけられました。「日本人ですか?それ、メニューに載ってないけど、絶対食べたほうが良いですよ!」。スペイン語を話されていて、とてもサン・セバスチャンに馴染まれている方なので、日本語を話されてびっくり。おススメの一品はエビのカクテルのようなタパス。オレンジが綺麗で、白とのコントラストが映えます。食べてみると・・・美味しいに決まっているじゃあないか!濃厚なんですがとても上品で複雑なお味。
ヤリイカをソテーしたタパスもソースのフルーティな味と適度な酸味が気持ち良かったです。
本日も大満足は昼の部を過ごすことが出来て、ビスケー湾の海の幸と、サン・セバスチャンのバルのシェフ達に感謝が尽きないのでした。
夜の部まではこれといってやることがないので、明日のビルバオ行きのバスの発車場所を下見したり、海を眺めたりしてゆったりとくつろぎます。
さて、夜の部の時間です。サン・セバスチャン最後の夜。色々調べましたが、やはりここでもっと食べたくって、開店直後の「Ganbara」へ。開店前から10分程度並んだので、幸運にも今晩はカウンター席に着くことが出来ました。
まずは、昨日とは異なるキノコ料理をオーダー。3種類のキノコソテー。真ん中に半熟卵乗せ。これはとても贅沢な味わい!シンプルなんですがキノコの異なる味と食感が楽しめて本当に美味しかったです。個別に食べても良し、混ぜて食べるとまた違うお味が姿を現す楽しい一皿でした。
次に、イカ墨をオーダー。イカ墨で烏賊が煮込まれているのですが、想像していたよりもずっと美味しかったです。イカ墨の濃厚さがボディにありつつ、全体としてはあっさりとしていて食べ飽きません。
締めに大好きなオリーブと青唐辛子、アンチョビのピンチョスを注文し、チャコリのお替りと一緒に楽しませていただきました。
正直十分に満足してしまったので、この後は「Gadarias」に寄って気になっていた雲丹のタパスをいただき幕としました。
美食の街サン・セバスチャン。行ったことのある人がみんな絶賛していたので、いつか行きたいと思い続けていた場所。期待していた以上の美食と素晴らしい景色と出会うことが出来ました。