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親は目覚まし時計みたいなもん
去年、正月に実家に帰って二、三日過ごした後、自分ちに戻る際にお餅を持たされたんだけど、あれからもう一年まるまる経ったなんて…。それにしても、うちのおかんはいっつもあれ食えこれ食えといつも大量に食べ物をくれるんだけど、これはおかんあるあるなんかな。
なんてことを思いつつ、今年も正月に実家へ。いつも決まってお風呂で湯船につからせてもらって、ビールで乾杯して、おせち突きつつ、お刺身やら焼酎やら日本酒やらしこたま食べて飲んでお腹はいつもぱんぱん。僕とおかんはかなりの酒好きなので夜更け近くまで二人でちびちび。
なんか毎年こんなことの繰り返しなんだけど、実はこれ以上の幸せはないのかもしれない、なんて考えないこともない。この繰り返しがあと何回続けられるんだろう。
なんか親って現実に向き合わせる存在と言えるんじゃないか。家族とはいえ、別人格。折り合いが悪いときなんてしょっちゅうだし、若い頃は心の底から嫌ってた時期もあった。そして、年齢。あそこまで年取ったらもう人間変わることはないだろうし、むしろどんどん頭が固くなって悪癖にブーストがかかることもありうる。ムッとはするが、あまり先がないんだよななんて思うと難儀だ。
親に対する感情は本当に複雑でどんな心持ちで居ればいいのかわからないけど、逃げずに向き合わないととだけは思う。