へらへら笑ってろ。(双極性障害の私<12>)シンプリストを目指す。
我ながら、かなり楽しい毎日を送れている最近の私。
何が変わったのかなあ、と考えてみると、「シンプルに考える、シンプルに行動する」ということが、出来てきているからだとわかりました。
何か問題が起きたとき、「じゃあ、こうすればいいんじゃない?」とすぐにその場で解決法を考えて、即実行するように心がけるようになりました。
いちばん変化が起きているのは、仕事。ちょっとでもストレスを感じたり、これ、どうにかしたいな、と思ったとき、最短距離で効果が出そうなものを、単純に単純に考え出すようになりました。
また、私は、英会話スクールの講師なのですが、公教育ではなく、あくまで民間企業なので、スクールの業績を上げるための努力も、大切な仕事のひとつです。複雑に考えようと思えば、いくらでも複雑になります。売上を上げるためにしなくてはならないことは、山積しているのです。
以前は、この状況に「うぎゃあ!」となっていました。どれから着手していいのか、優先順位がつけられない。どれも完璧にやろうとして、どれも実現できずにいました。また、営業成績を優先することで、いかにも「金儲け」のために動いていることに、良心の呵責もありました。生徒さんは、結局は、金儲けのための道具に過ぎないのか、と。
で、シンプルに考えようと思ったわけです。
要は、生徒さんの英語力を伸ばすお手伝いが最優先で、そのために自分ができること、スクールとしてできることをやればいい。
そう思ったら、ぐっと気が楽になってきました。いちばん大切なことがわかったので、全ての業務の目的を、この大切なことを守ることとリンクさせられるようになりました。
おかげで仕事がとっても面白く楽しいです。生徒さんたちとレッスン以外で雑談することも、そのときにちょっとでも、生徒さんの上達に役立つtipsをお伝えすることも、もちろんレッスンそのものも、適切なコースをお勧めしたり、私が、上達に役立つと信じるレッスンや教材をお勧めすることも。
すべては、生徒さんたちの上達をお手伝いするという、最大のミッションに繫がっているからです。
大げさでなく、生きることはこんなに楽しいのか、と発見の毎日です。
ちなみに、この発想のヒントになったのは、『エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする』という本です。以前読んだときには、「こんな生き方できないよ。どうせ私には無理だよ」と卑下していたものですが、いまは、読み進めながら、とってもインスパイアされて、読むこと、そして書かれていることを、ちょっとずつ実践していくことが面白いです。
いい本と出合うためには、自分を鍛えて、自分を高めることも大事だな、そうしていれば、いいタイミングで、その時々にフィットした本に巡り合えるな、と実感しています。
これからも、余分なものを削ぎ落して、本当に大切な、エッセンシャルなことだけに時間とお金とエネルギーを集中しよう。目指すは、シンプリストです。
この生き方、きっと双極性障害とつきあっていくためにも有効だと思っています。こんがらがった思考を解きほぐすことで、きっと生きるのが、ぐっと楽になる。QOLを上げることができると信じています。