AIが開発者の48%を無くす
AI技術が怖いくらい早い速度で発展しています。たった5年前に囲碁の対戦でGoogleのアルファゴーが人間のフライドを壊したが、その後もっと差が広がりAIが人間の対戦を評価するのが現状です。車の自律走行も完全自動化段階である無人自動車がテスト走行中です。テスラは今年内に無人自動車を完成すると発表しています。近いうちに運転免許証が要らない世の中になり、アメリカでは500万人が失職すると予測しています。
香港のハンソンロボティクスという会社が人間ニュートリアルモデルを基盤として作った人間型ロボット「ソフィア」はサウジアラビアから市民権まで取りました。 インタビュー動画を見ると、自我、生、神、愛など多様なテーマについて普通の人間よりもっと成熟した対話をしています。 歌も歌ったり、冗談も言ったりします。
このようなAIがソフトウェア産業に属する職業をどれくらい無くするんでしょうか。
オックスフォード大学の研究結果「未来の職業」
AIが職業に与える影響に関する研究を行ったオックスフォード大学の「未来の職業(The future of Employment)」報告書によると、アメリカの代表的な702職種のうち47%の仕事が10年内に自動化され、人間の替わりにAIができるといいます。 その中で最も危険性の高い職業が98%の代替率である運転手です。 逆に最も変え難い職種の一つが1.5%の代替率であるCEOです。 他の代替率を見ると、内科医は0.4%、学校の先生は1%、弁護士は3.5%、会計士は94%、建設労働者は88%です。
それでは702の職種のうちソフトウェアに関わる職業だけを選んでみましょう。
生き残るのはシステムアナリスト
この結果を見ると「システムアナリスト」は0.65%の代替率で代替がほとんど不可能です。 最も代替しやすい「プログラマー」は48%で半分くらいがなくなります。 「ウェブ開発者」は20%の代替率となります。
では、「システムアナリスト」、「開発者」と「プログラマー」の違いは何でしょうか? 実際、国内ではこの違いを正確に区別して採用する会社はほとんどなく、会社の中でもこのように分けられているわけでもないです。 国内ソフトウェア産業自体がこのような区分を正確にしているわけではないです。 キャリア期間で分類するのが多いがこれは間違っています。 仕事が違うからです。
大手企業で良く見られるんですが、数多いテンプレートの巨大な方法論を持ってきてテンプレートを埋める方法を教育する状況は、AIが代替しやすい機械的な環境です。 テンプレートを埋める人を「アナリスト」と名づけるのは、本物のアナリストを辱めることです。 アナリストはテンプレートや方法論とは全く関係がないです。 そういったものは結果として現れる一つの表現方法なのです。 テンプレートは考え方の自由を制限するし、共有するために使用するルールに過ぎないです。 多くのテンプレートの使用を強制すればするほど,優れたアナリストの能力を邪魔することになります。
システムアナリストの役割
アナリストは、テンプレートや方法論では定義できない純粋な頭脳活動の総合芸術です。 タイピストと小説家が違うのと同じです。 テンプレートと同じように仕事をするなら、それはプログラマーに近い仕事をしたことになります。 CEOも同様に総合的な判断をする面でアナリストと同じです。 当然CEOが使えそうなテンプレートや方法論があるはずがないです。
では、逆側の極端に、方法論など全くないベンチャー企業に存在する1人英雄開発者の職種は何でしょうか? プログラムをしてソースコードという結果を作り出すので、一部のプログラマーには違いないです。アナリストとも言われるには分析した結果がなければならないです。「ある行為をしたのに何の結果もなければ、行為者とは言えないです。結果が頭の中にあると言われるかも知れませんが、そんなことは自己満足の夢想家です。結果を全て飛ばし、ソースコードを書き出すことになれば、それは永遠な1人の英雄開発者であり、会社の初期の段階に限って必要になり、会社の発展には深刻な壁になります。
アナリストはある企業、病院、公共機関などお客様からシステム構築の依頼がきたら要求事項を確認し現場のプログラマーなど関連業務者と協業し新しいシステムが行う機能と特徴を分析し費用などを総合的に分析します。組織及び組織の機能を理解し、機会と問題点を識別し、問題点を分析し解決することが出来る分析力を持つ必要があります。
アナリスト、開発者、プログラマーの力量を区別するのが大事
ここで最も難しいのはアナリスト、開発者、プログラマーの力量を区別することである。 もちろん、一人がさまざまな役割を果たすかどうかは会社の規模と置かれた環境によって違いますが、力量は明らかに違います。最近出た新聞記事の中に、大規模な外注開発を分割発注するが、1段階分析と設計、2段階実装に分けて発注するという話がありましたが、これはまだ分析、設計、実装を全く理解していないために起こる変な現象です。 このような分割発注は、論理的に有り得ないです。分割発注は1段階分析と2段階設計・実装とすることが望ましいです。第1段階の分析が、分析家が行う作業です。 第2段階では、開発者とプログラマーが混ざっています。 アナリストは、当然、同じキャリアのプログラマーより年収が10倍ほど高いかもしれません。
本質を理解し未来を準備しよう
いずれにせよ、国内ソフトウェアの誤った慣行が早くなくなるためには、まず本質に対する正確な理解が必要です。本質に対する正確な理解がなくて表面的な症状処方の単細胞的な法規で対応してこそ、過去20年以上そうだったように、ますます悪循環になるだけです。
オックスフォード大学の研究結果から、なぜAIがプログラマーの半分を代替するが、アナリストはほとんどなくならないのかという理由を真面目に考える必要があります。自分がプログラマーだということ自体も認識できていないのかもしれません。会社に自分がいなければならないという考えもほとんどはとても危険な錯覚です。いずれにせよ、長期的にソフトウェア関連産業に従事する個人としては、自らの職業の本質とその危険性を知り、賢明に対処することが重要であります。
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