ほめ方のカギ
もっと褒めないといわれませんか?
でも、ほめるのが苦手とか、手放しにほめることしかできないとか
上手にほめることって難しい。
そんな話を、2年目の先生としているときに思った話をします。
2年目の先生は、2年目ながら、めちゃくちゃクラスを統制させれています。はたから見ると、しめすぎでは?とか、もっと、ゆるくてもいいよと言われているのですが、性格が変えられないらしく、どんどん突き進んでいます。笑
そして、その先生の口癖が
「ぼくほめるの下手なんで無理です」
ということ。
先生はだれしも思ったことがあると思いますが、注意するのは簡単。
方法論が、はびこる現在の書籍棚。自分に合った本を見つけることができたり、探すことができればいいのですが。。。
とそんなとき昔の情熱大陸を思い出しました。どこかの算数塾の先生の話です。その先生は、授業がはじまって、子どもを採点するとき、「まる」か「ばつ」しか言わないという先生でした。
でも、子どもたちはその「まる」を言われたいがために、すごく集中するわけです。もはや、算数の問題を解きたいというよりも、「まる」と言われたい。まあ、パブロフの犬ではないけれど、一種の洗脳みたいなところがあるなと思っていましたが、教育は一歩間違えればそのような面があります。
ただ、ここで大事なのは、「まる」しか言っていないのに子どもたちはほめられていると感じているということです。つまり、ほめるのは「言葉」ではないということです。この例で大切なのは、
ほめる基準が決まっている
ということです。つまり、ほめることで大切なのは、基準をぶらさないことだということです。ここがまさにカギ!!
この話を実践に戻すと、この男の子のクラスは、厳しいからクラスがきっちりしていたわけではなく、ほめる基準が決まっていたからということが言えます。知らず知らずのうちにほめていたのでしょう。
だから、そんな風に悩んでいる人は、できていない→なにをしよう ではなく、できていない→自分をふりかえろう ができるようになるといいですね。実は、できていることって多い。ただ、教師は一人。特に、小学校教員は独裁になりがち。だから、いろいろなつながりを見つけて、自分の悩みを共有できる場があるといいですね。