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日本は変わったのか?...BBC特派員の記事から見る「変わらないもの、変わるべきもの、変えたいもの」

最近、BBCの東京特派員を10年間勤めた Rupert Wingfield-Hayes氏のfarewell essay(さよなら論文)の記事が話題になっていました。

第三の経済大国であり、平和、長寿、低犯罪率、政治的安定、強力なパスポート、新幹線...などを持つ日本が、変化を拒み、頑固なまでの過去への執着によって経済が低迷するままに、人口減少・少子高齢化が来て日本はstuckしている(行き詰まっている)という論評です。

日本の愛すべき風景と併せて、最後に、以下のように締めくくります。

「日本は次第に、存在感のない存在へと色あせていくのだろうか。それとも日本は自分を作り直すのか。新たに繁栄するには、日本は変化を受け入れなくてはならない。私の頭はそう言っている。しかし、日本をこれほど特別な場所にしているものをこの国が失うのかと思うと、心は痛む。」

この記事をきっかけに、インターネット上では「日本は実は結構変わっている」「変わってない」様々な論評が起きました。

皆さんは日本は変わったと思いますか?
変わらないもの、変わるべきもの、変えたいものはな何でしょうか?

私は、「日本を特別な場所にしているもの」を守るためにこそ変わらなければならないのではないか、との結論に至りました。 例えば、

  • 水田の美しい原風景は日本の根幹の一つだと思う。
    だからこそ、それを守るためには海外市場をターゲットにできる強い農業が必要。

  • 日本の平和は何よりも尊いものだと思う。
    だからこそ、安全保障環境変化に応じた戦略や確固たる抑止の力が必要。

  • 日本の新幹線が誇らしい。
    だからこそ、先端技術に投資し続け大胆に実装していける環境整備が必要。

  • 何より、日本の人と人の繋がりや賑わいが大事であるからこそ、
    産み育てやすい環境をつくり生まれた子どもを社会で育てていくことが必要

変わらないものを守るために変わる。

それが「未来の日本らしさ」を作っていくと信じています。

最後に、もう一つ。
日本は、世界に理解される努力をもっとすべきだと考えています。

私の最も好きな書物の一つに新渡戸稲造の「武士道」があります。私が武士道的なる精神を持ち合わせているから...というわけではなくて、
当時世界に理解されなかった日本の価値観を、見事に世界(と言っても西洋的なるものですが)に合わせた思考・文化・言葉で発信していることに、何度読んでも感銘を受けるからです。

三菱商事時代、海外の機関投資家に「法制度が不透明」と言われて日本への投資を躊躇された経験があります。コロナ民間臨調で政府の対応の検証をした時も、世界に対する広報力は課題の一つでした。

でもほんの少しでも内容を英語で世界に向けて発信すると、
日本に対する評価は変わったりする。
お手伝いをした自民党のweb3の提言でもそんな変化を感じました。

守るために変わる。
世界に日本を正しく理解してもらう。

そんな日本を牽引したいと思います。


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昨年末12月19日に「向山淳を育てる会」参議院選挙報告会を開催いたしました。「誰も来てくれなかったらどうしよう」そんな想いがよぎりましたが、

本当に多くの方にお越しいただき胸が一杯になりました。
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