遺跡が地下から見つかる理由

サイエンスゼロって、NHKの科学番組を月に1回か2回ぐらい見る。この間、サイエンスゼロを見て、長い間の謎が解けた!サイエンスゼロ、毎回、ちゃんと見ないとだめだと改めて思った。

小さいころから、なんで昔の遺跡って土の中から見つかるだろうって不思議に思っていた。そんなに真剣にこの問題について考えていた訳ではないけれど、ふとした時に思い出しては、考えてみるけどよくわからない。

昔、参考書の出版社で働いていたことがあって、著者の土木の先生に聞いてみた。たしかその先生の答えは、地球は今の活動しているからとか、そんなような説明だったと思う。

その先生の答えが腑に落ちた訳ではなかったけど、それ以来、遺跡が地下に沈むのは地球が今も活動しているから、つまり ” 大陸もマグマの上に載っているので、時間の経過とともにちょっと沈んで、そこに火山の灰がとが降り積もって、沈んでいくのかな???”とそんな風に考えていた。

一応、答えが出たので、それ以来、この問題を考えることはあまりなくなったけれども、昨日、洗濯物を畳みながら録画しておいたサイエンスゼロを見ていたら、” 遺跡が沈むのは地球が今も稼働しているから説 ”が全然間違っていたことを知る。

その日の番組の特集はミミズ。地中の中には膨大な数のミミズが生息している。ミミズは大食漢で、一日に体重の3分の1のフンを出す。地表の土というのは、ミミズの体内を数えきれないくらいの回数、通り抜けてきたフンの集まりともいえる。ミミズの活動によって、遺跡が載っている土が柔らかくなって、年月の経過とともに昔の建造物は沈んでいくらしい。

これは、腑に落ちる説明だ。しかも、これはダーウィンが100年以上も前に書いた書籍にも出ている話らしいと知る。

なぜ遺跡が沈むのか、最初に不思議に思ったときに、ちゃんと調べてみれば、すぐに分かったはずだ。勝手に一人でぼーっと考えて、答えが出ず、その後、誤った説明を聞いて、それを信じこんでしまった。

何十年も人生を無駄にしてしまった。。

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