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他愛に生きる
新型コロナウィルスがやってくる前に私は絶望を経験しました。前のコラムを読むと、それが何なのかが分かると思います。
私は3歳の時に伯母夫婦に育てられ、旧家の後継ぎということもあり、名字を守るために、養子ではなく「預かりっ子」として育てられました。
私は味や食感に敏感で、野菜の大きさだったり、繊維の感触が不快であったり、「食」に関しては、相当苦労しました。それでも、伯母と伯父は、「好き嫌いをすることは許せない」そのような教育方針でしたから、私はどんどん「食べるという行為」が苦手になり、食欲というものを欲さなくなりました。今であれば虐待ですね。そこに愛があるのか、もしくは「他人の前に出した時、恥ずかしい人間」に育てたくないという伯母夫婦の願望であれば、それは躾なのかは疑問に思うことがあります。
主人を亡くし、顕著に現れたのは、食生活の変化です。私にとって料理は最高傑作でした。今まで学んできた栄養素や、美味しそうに見える工夫、主人の家系の病歴にも配慮してきましたから、私にとって料理とは愛情だったのです。
以前は、インスタグラムに投稿もしていたくらい、華やかな料理を作ることができました。患者さんからお野菜を頂き、季節のものをその季節に食べるという東洋医学も取り入れた食事です。
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