見出し画像

麻雀の感想戦導入の理由。

寒くなってきましたね。雀ctionのOPENは12月。
X(旧Twitter)では話題性もあって前評判はまずまず?みたいです。
それはやはり”感想戦”が付いていることに注目が集まっています。

フリー雀荘に行くようになって、以前から感じていたことは一局が終わってからの”空虚感”でした。

「ロン!8000。」北家のDさんがパタッと牌を倒す。
「はい。」南家のBさんが点棒を差し出す。
西家の私は「・・・・・」

すると東家のAさんはBさんの手牌をのぞき込む。
恐らくAさんとBさんは元から友だちだったのだろうか。
Aさんは「あぁ、しゃーないよな。」
Bさんが放銃してしまった理由はAさんだけがわかる。

和了ったDさんは満貫を和了って満足そう。
しかし私はこのとき四暗刻単騎を張っていました。

仲間うちの麻雀だったら思わず自分の手を広げて
「何だよ、オレこんなんだったんだよ」
「うへぇ!安く済んだよぉ・・・」
こんなやり取りがあったことでしょう。

私は役満聴牌を明かさずに黙って次局へ。

ひとりで行くフリー雀荘なんてこんなもの・・・
割り切って考えようと思います。

しかし自分でお店を持とうと思ったとき、どうしても譲れないのがコレだったのです。

将棋では感想戦というものがあります。
「あの場面でなぜ銀を46で打ったのか」とかを聞くワケです。
将棋は隠す部分がないので棋士の打ったときの真意を聞くことで次回の対局の参考になったりします。
「古畑任三郎」で将棋を題材にした事件がありました。
そのときの犯人が「感想戦で答弁するのに困っていた。」と吐露する場面がありました・・・あ、関係ないですねww

麻雀では誰かが放銃した場面で「なぜ一索を打ったのか」などはその人にしかわかりません。
オリ打ちなのか、差し込みなのか、強打なのか・・・・。
麻雀が将棋と違う点は牌をOPENすることでほとんどその理由が判明します。

四索が切れていたからスジで一索を切ったとか、自分で三索を暗刻使いしていたからワンチャンスで打ったのか、ベタオリするつもりだったけど二軒リーチに挟まれてそれしか通りそうになかったのか・・・・。

雀ctionでは20秒の感想戦を設けています。
全員の牌をOPENして打牌の研究にもなります。

ツモり四暗刻でリーチしたけど流局・・・。和了り牌は他家に止められたのかヤマに残っていたのか。
リーチしていたら裏ドラは何だったのか。

雀ctionでは嶺上牌もめくって確認もできます。

そうすることで残ってるヤマ、相手の差し込み、ぜんぶ明らかになるのです。
大三元聴牌していたけど他家が断么だけで和了ってしまった。
自分の手を明かさず、無言で次局へ・・・確かにカッコいいかもしれません。
でも・・・

雀ctionではお客さん同士で「えぇ?そんな手をしてたの?すげぇ」とか、「あっぶねぇ・・次打ってたよ。」とか、そういう会話を聞きたいものです。

ただし、打牌の批判だけはやめてください。これだけは本当に空気が悪くなります。

明るい会話の聞こえるお店・・・それが私の雀ctionです。