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ウェビナー戦国時代。どうする?オンラインマーケティング:セミナー編、の巻。
こんにちは。
コロナ禍において、大規模なものから小規模なものまで、たくさんのウェビナー(ウェブ+セミナーの造語)が開催されました。マーケティング関連もとても多くなっています。そして、それはこれからも続くことと思われます。
なかには「オンラインでもできるじゃないか」と手応えを感じている方もいらっしゃることでしょう。
目的と目標と手段の整理
とはいえ、非常時の代替手段としてのウェビナーが物珍しかったのは3ヶ月前のことで、今やウェビナー戦国時代。
「参加者の事前期待を上げ、参加後の態度変容を見込め、その結果、企業の目的や目標を達成するセミナー(手段)はどうしたら実施できるのでしょうか?」
そう質問されることも少なくありません。
そんなときはまずこう伺います。
・その施策(手段)の目的はなんですか。
・目標は決まっていますか。
加えて、
・これまで実施していたなにかの代替手段で考えられていますか?
と。
もし、そうだとすると、いままでオフラインで成立していた方程式をそのままオンラインにはめようとせずに、目標を変えた方がいいかもしれません。
手段が限定された場合、本来の目的に合わせて目標を変える
例えば、あなたがB2Bマーケターだとします。
これまでのイベントでは毎回100人の名刺を獲得できていました。
これをオンラインでやろうと思うと、どういったことが考えられるのでしょうか?
「えっと、100人来てもらうためには、まず、、、。」
と考えはじめていませんか?
もちろん、費用対効果をオフラインイベントとオンラインイベントで比較する際に「一人当たりの獲得コスト」などをシミュレーションすることはとても大事です。
ですが、本来の目的が、例えば、
(1)「未来のお客様と接点を持ちたい」
(2)「自社のソリューションの良さを伝えたい」
(3)「業界リーダーとしてノウハウを届けたい」
だったとして、その目的をオンラインで達成しようと思ったら、どんな目標を持つべきでしょうか?
(1)であれば「ターゲットへの到達・認知」かもしれません。
(2)であれば「オンラインでの商談時間の回数・1回あたりの長さ」かもしれません。
(3)であれば「いいね!数・シェア数」かもしれません。
こうして手段が制約条件となった場合は、目的を達成するための目標はフレキシブルに設定し、その上で施策の詳細を考えていったほうがよいでしょう。
オンラインだからできること・オンラインでしかできないこと
また、その施策は、いままでオフラインだったことをオンラインでやる、ではなく、「オンラインだからできること」「オンラインでしかできないこと」を考えるべきです。
いざ、ウェビナーをやろうとなった時に、オフライン時の香盤表をそのまま使おうとしますが、大抵うまくいきません。
例えばそのイベント全てをライブでやらずに、キーノートやセッションはあらかじめ録画をしておいて、それを配信しながら、配信と同時に登壇者とリアルタイムチャットができる、などされてはいかがでしょう?これらはツールも安価になっているので、今はとても簡単に実施できます。
こうすることで上記(2)「オンラインでの商談時間の回数・1回あたりの長さ」にも通じるものがありますが、参加者との会話を増やすことにもつながります。
また、一方的に聞くウェビナーの参加者の集中力は、もって5分とも言われています。
これまでのように40分、60分というプログラムではなく、短い時間でどんどんコンテンツを入れ替えて行ったほうがいいかもしれません。
あるいは、(1)「ターゲットへの到達・認知」とした場合、耳だけで参加できる音声中心のセミナーにしたら、参加者は料理をしながら、はたまたランニングしながら聴講していただけるかもしれません。参加者に事前に興味を持ってもらう、参加のハードルを下げる、ことが施策を考える上で重要なポイントです。
そう、大事なことは「想像力」なのです。
ではでは。