富永朋信さんの『「幸せ」をつかむ戦略』を読んで、の巻。
富永朋信さんの新刊『「幸せ」をつかむ戦略』を読み終えて。
この本は、わたしの中の3つのキャラクターに「あなたとあなたのまわりにいるひとは幸福になるための行動をしているのか?促しているのか?」と問うているようです。
3つのキャラクターとは、
(1)会社の中のわたし
(2)家族の中のわたし
(3)様々なコミュニティ活動の中のわたし
です。
まず、(1)会社の中のわたしとは、ずばり経営層としてマネジメントとして。
自分は未熟だな・甘ちゃんだな、と痛感させられました。どこか官僚主義的な考えがまだ残っており「結果ではなく過程」に報えていなかったなと。
例えば、流行病以前に、フリーアドレスやリモートワークについて、わたし自身若干の疑義を抱いていたのですが、メンバーの過程に報いるためには、日頃からメンバーを信じ、そして信じられる関係づくりが重要なのだと思うようになりました。
次に、(2)家族の中のわたしは、親として子供たちへのアドバイスの仕方を見直すきっかけになりました。
子供であっても、やる気をおこさせるには、オートノミーが重要であることはもちろんのこと。
特に7歳になる息子へは、幸福には、
幸福のタイプ1=ラクな幸福
幸福のタイプ2=意味と結びついて一見その行為には幸福がないようなタイプの幸福
の二つがあることをわたしのアタマにおきながら、褒めたり、叱ったりするようになりました。
近所で有名な昭和ガンコオヤジも多少、優しく諭すような言い方になってきているのではないでしょうか(笑)
さいごに、(3)様々なコミュニティ活動の中のわたしに対しては、いま最も力をいれているコミュニティー活動などに応用できないかな、と。
前述の「幸福のタイプ2」を富永さんは、
「他者と関係を築くことによる幸せ。困難なことを達成する幸せ」
と解説していますが、まさにこれ。ほんとこれ。ホンコレ!
これをどれだけ作れるか、が鍵だなと。コミュニティー内で、早速かき回そう思います。
ということで、わたしにとってこの本は、行動経済学の権威であるダン・アリエリー氏と、わたしを盟友と言ってくださる富永朋信さんによって「こりゃ3本とられた!」という感じで「わたしが行動してしまう本」になった模様です。
ではではー。
※カバーイラストは、筆者(わたし)によるラクガキで本書に描かれているものでは決してありませんw