「トランプ政権発足」
トランプはこれまで散々政敵を罵りまくり、差別言辞をまき散らしてきた。トップが差別者で公然と差別言辞を拡散する。だから、これまで国民は理性で抑えてきた自分たちの差別意識がおおっぴらに大手を振ってSNSだけでなく公然と語られ,行動に移されることだろう。トランプの女性、LGBTQなどのマイノリティ、そして根深くある有色人種に対する差別などが横行することだろう。特に体力的に劣るアジア人に対する暴力的な差別事件が多発することを憂慮する。
日本でも年配の人たちは韓国・朝鮮人に対して強烈な差別意識を持っている。しかし、若い人たちは教育や文化的な交流で差別意識のかけらも持っていない。それどころか、韓国に行ってハングルを学ぶ若者が多くいる。
アメリカでも同様に若い人たちは教育によって、半世紀前まで存在した差別意識がなくなりつつあるはずなのに,トランプのような人たちの復権で差別意識が再び継続することを恐れる。今回は、大手IT企業を始め、SNSの世界ではファクトチェックを中止し,企業の中でもDEI(多様性、公平性、包摂性)などの看板を下ろすと言うことを表明している。
当分、アメリカ社会は荒々しく推移することだろう。日本はアメリカの模倣をする国なので,その成り行きを注目しなければならない。