「維新は第二自民」

  仙台市議選で維新から立候補した候補が全て当選した。大阪で発生した維新が東北に基盤があるはずがない。何故躍進したのか？これは結局､大阪で大躍進を遂げた維新の正体に迫る現象なのだ。
そして、維新の馬場代表が「維新は第二自民である。」と言ったことと符合する事実があるのだ。
　先の統一地方選挙でも、大阪周辺は維新の大旋風が吹いた。この原因は、これまで自民党を応援していた実働部隊である地方の小さな商工業者の集まりである商工会議所の青年部などが、長年の長老が支配する自民党支持体制から脱して自分たちの主張が実現する政党である維新に鞍替えしたことによる。
  つまり、これまで自民党を支持していた連中が維新に乗り換えただけなので、保守本流の流れは全く変わらないのだ。
　それと同じ現象が日本の大阪からはるかに離れた地域でも、その地方の小経済を支えている小さな商工業者の集まりから支持が広がっているということだ。
  だから、これまで自民を支えていた層の移動と、そのうねりで無党派も巻き込むことになっているのだ。
　結局、維新が躍進したところで、これまでの自民党路線が変わることがない。維新の代表が「維新は第二自民である」というのは、その現象の解答なのだ。