「アメリカ大統領戦への心配」
最近、ハリス陣営の旗色が悪いニュースばかりが流れてくる。「黒人の支持率がバイデンの時より悪くなった」「共和党支持率が民主党を逆転した」「激戦区の支持率がトランプがわずかに上回るようになった」など。この上、オクトーバー・サプライズとして、イスラエルがイラン攻撃をやることだろう。大型ハリケーンの度重なる襲来など。次から次へと悲観材料が押し寄せてくる。
それにしても、トランプの悪辣な半生が映画になったり、トランプの甥がトランプの悪行を本にして出版したり、トランプ自身は集会で嘘をつきまくるだけではなく、ハリケーン被害を選挙に利用するために嘘の大宣伝をしている。おおよそ一昔前なら、これで選挙活動はできないくらいの破廉恥ぶりだ。こんな状態なのに、支持率が拮抗している。
ハリスには、テーラー・スイフトを始め、有名なスターが支持を表明しているし、共和党穏健派の中心人物たちも支持を打ち出した。トランプ政権を支えてきた軍人や高級官僚たち、退役軍人会などもハリス支持を打ち出している。「トランプはアメリカの民主主義に害を及ぼす人物」ということで。選挙資金もトラ陣営陣営を遙かに上回る金額集まっている。
なのに、この状態が信じられない。
トランプを支持する岩盤層は、ニュースを見ないし、映画や本も読まないのだろうか。トランプが自分ことしか考えない人間で決して貧者のための政策は実行しないと判っていても、岩盤層は反エスタブリッシュメントの姿勢を貫いているのだろうか。
もうアメリカ人という人種が信じられなくなりそうだ。